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変わりゆく街並みを見つめながら

日常と旅の間にただよう言葉を拾い集めるように

日々を過ごしていく。旅は日々と、時間的、空間的に
つながって、風景の中に感じたものを言葉へと置換
していく。日々はその繰り返しの中にあり、言葉の
積み重ねは、私自身を形作っていくようにも感じて
いる。その日は新幹線での日帰りの出張へ。そこでの
風景は私の中の懐かしさと、あたたかさにつながって。


いつものように新幹線に揺られながら、田園の緑を感じ
風景は山を越え、街の中を繰り返し、到着した駅には
伝統工芸品のやわらかな人形の姿

その優しさには祈りに近いものも流れていて

駅のコンコースの天井には、陶板に描かれた小さな絵が
樹木の葉として空間全体に広がって
様々な思いが込められた葉の形に。それは

千住博氏が描く樹木に、人々が描いた葉によるアート

アートには多くの人が関わるものもあれば、芸術家の想いが
形へと結晶化したものも。今では出張先となった博多駅前には

ヘンリー・ムーアの着衣の横たわる母と子

2年半の間だったけれど、博多での暮らしは今も心の中に宿り
駅前の風景や建築を眺めるほどに、当時の記憶もよみがえる

JR博多シティは、博多の街にふさわしい規模感で

テント膜の有機的なデザインの大屋根の下では
イベントも開催されていて。フクオカはやはりよか街で
私は私なりの視点で、街にただようデザインと形がまとう
言葉を拾い集め、旅のような出張でも、視点を変えれば様々な
ものも見えてくる。靴の中に木の葉を集めるウサギの姿に
ショーウィンドウの中には、しらすをモチーフにしたアートで
背景と一体となる様子が味わい深い
街の細部を見つめ、建物を見上げ、いつかの記憶を
折り重ねながら、階段を上り、体を街に沿わせるように
見える風景の先のぽっかりとあいた空間に

かつての建物と新たな風景に思いをはせて

街や建物は、角度や高さを変えれば、見え方も変わる
博多駅前通りの下に走る地下鉄七隈線。その工事の過程で

駅前通りに生じた陥没。でもそれが福岡を強くもした

博多の駅前に広がる風景は、少しずつ姿を変えていく
建物は記憶をつなぐように、博多の駅前の風景を
更新していく。その今の風景を記憶に刻みながら

博多の街の景色を心に留めて


人生の中で博多で過ごした2年半は、私に多くのもの
をもたらした。noteを始めたのもその頃で、それ依頼、
途切れることはありつつも、日々の言葉を重ねている。
noteを綴り出す前も、旅をすることは好きだったが、
始めた後は旅の楽しみ方に変化が生じた。旅先の風景
を体感し、旅を振り返り記録し、その旅の記録といつか
の旅とのつながりを楽しむこと。そしてまた、日々を
記録していく。まだ見ぬ風景との出会いに期待して。


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