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旅が終わればまた日常と言葉の間へ

旅で出会う風景に、視点は更新されながら

わずかでも風景を見る角度が変わっていけば、日常の
景色に異なるものが見えてくる。普段通ることのない
道を歩けば別の角度で、新たな街の姿があらわれる。
見知らぬ風景と出会うことができる街歩きを続けて。


風景を拡張するような鏡面のパネルに目を留めて
普段よく目にするロゴも、場所により質感を大きく変えて

旅先ではそのスターバックスのデザインを楽しんだり

旅の間の日常の風景にも、気になるものがあれば
たどってみる。建物に映る影は、時間によって形を変え
連続するモチーフに遊び心を感じたり

街をいろんな角度で見て触れて楽しんで

梅田DTタワーの整然としたカーテンウォールの下には
いつかの街歩きで立ち寄ったフラナガンのゾウとウサギ

街を様々な経路や角度で楽しみながら

大阪駅前ビルが建ち並ぶ風景を歩く。一番奥の第三ビルには
前回のなんばから梅田への歩きの旅で訪れた

街を歩けば街の変化を肌で感じて

手前は第四ビル。大阪駅前ビルひかれ、つい写真も増えていく
その側に建つ折り紙のようなパネルが展開される

大阪梅田ツインタワーズサウスへも以前に訪れて

梅田の景色は移り変わる。ずっと建っていたビルも解体されて
街は少しずつ更新され、新たな風景へ
1983年に建てられたヒルトン大阪も、もう40年もの時を重ね
大阪駅前第一ビルにいたっては55年もの間、梅田の顔に
サッシの割り付けに50年前の設計者に思いをはせて
そして50年近く時を紡いだマルビルはその痕跡を残しながら

新たな時代の建物へと、その思いは引き継がれていく

街は移ろう、見るものによって、様々に
街から、空間へ。家具のデザインは、色味をおび
空間の質を変化させていく。柔らかなものと
硬質なものの温度の違いを、体で感じながら
ヒルトン大阪の吹き抜けに舞うアートを見上げる
ホールに置かれたピアノが、奏でる音を思い浮かべ
空間に散りばめられた言葉のかけらたちと
街の中で、刻まれる言葉が差し示す形に

触れて、自分と世界の関係を緩やかに転じていく


旅を続け、風景に出会い、言葉を綴る。その言葉は、
日々の視点へつながり、見える世界はほんの少しずつ、
形を変えていく。これからも、じぶんらしく、じぶん
らしくなく、という街で出会った言葉。それは主体性と
客観性のあわいで、世界との関係性を見据えた言葉の
形でもある。言葉は旅先にも、日々のあらゆる場所に
散りばめられている。自分を通して、他者の視点で、
言葉を感じ、自分の世界を広げることは、一つの旅の形
でもある。これからも見知らぬ場所への旅を続けよう。


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