見出し画像

旅を重ね、風景を重ねていく

直島で紡がれるアートや建物の記憶を中を


島の風景を感じながら、また海へと出る。砂浜沿い
に建てられたホテル。デッキから望む穏やかな海。
懐かしい砂の感触。寄せては引く静かな波。緑に包
まれた建物とアートをいつかの記憶に沿って歩く。



島の風景に沿って歩けば、砂浜へと出る



緑の向こうには海を望むホテルが建つ



砂浜の先のアートを遠くに眺め



時間を緩やかに帯びていく建物と



変わることなく広がる海の風景



柔らかく降り注ぐ光。水平線に島々が微かに浮かぶ



砂浜を歩く。粗い砂の感触に



いつかの旅をふと振り返る



デッキの上にそっと置かれたチェアは



海へと視線を向けてくれる



水平線とつながるようなデッキの上を歩く
 
 
レストランでの朝食も懐かしい



時を重ねた打ち放しのコンクリートや、木の壁に沿い



湾曲するガラス張りの通路を彩る



壁の海の色。散りばめられた鏡面の



ガラスのキューブが風景を乱反射させる


作品のコンセプトは「見ることと見ないこと」



ここでは建物とアートは自然と一体となり



島を愛する建築家が、紡ぎ続ける建物も



緑に包まれていく。緑の芝生に立つガラスの円筒は



島の風景を、この場所の記憶を映し出す



周囲のガラスは風景を透過させ、内部の鏡は反転させる



実像と虚像と、現在と過去と



アートは訪れる人の視点を動かし


風景を取り込み、島と一体となる



ガラスの円筒は、以前の旅でも風景を映していた



その時も円筒の中で風景を感じ



湾曲するガラス面の向こうの



波打つように光輝く壁面に沿って歩いた



建物を包み込む島の緑と



太陽の光にきらめく海の風景を、今に重ねる



小さな子供たちと手をつなぎ歩いた海辺



デッキの上を舞台のようにして



広がる自然とアートを楽しんだ旅



出迎えてくれたベンチに座る彫刻


人のオブジェも拾い集めて


旅を振り返るほどに、時の流れを感じる。変わり
ゆくものと、いつまでもそこにあるもの。それも
いつまでもあるとも限らない。でも旅したこの
記憶は私の中で残り続ける。降り注ぐ光。それを
拡散させる雲。風景がまとう光は、時にまぶしく
時に柔らかく。旅をした今の風景は、きっとまた
後から振り返ることで、輝きを増すに違いない。



いいなと思ったら応援しよう!