楽しさを拾い集めて万博会場を東から西へ
万博に散りばめられた様々な形は
楽しさに満ちていて、周囲に広がる風景を、目に留まる
ものをたどりつつ、ひとまずは大屋根リングを越えて
その先へと進む。水面に映り込む白いドームの向こう
には片手を空へ高々と上げるロボットのシルエット。

その懐かしい赤と青と白のモビルスーツといえば

機動戦士ガンダムの初代のもので
その姿に、少年の日のことを思いめぐらす

パビリオンにはガンダムをテーマにしたものもあり
ここはガンダムの世界観に包まれる場所。片膝をつく

姿とは対照に、立ち上がる姿のガンダムは
福岡のららぽーとに設置されたニューガンダム

万博会場の楽しげな風景は続き、側にはオレンジの球体から

放たれる満面の笑み。それは健康も平和も笑いから始まるもの
として、球体に笑いのチカラへの思いが込められる
確かに笑いは、ふと心を軽くするものでもあり
練り上げられた間と言葉の連続は深くもある

側に立つ西ゲートのミャクミャクも楽しそうにして

東ゲートでは膝をついてのお出迎え

その隣のパビリオンの先端に、腰掛けるアトム
はパソナ館のナビゲーター役として活躍する

楽しげなパビリオンを横目に、西ゲートも越えて先へ

万博会場のいたる所にはミャクミャクの一部が

分裂するようなデザインが散りばめられて

こみゃくとよばれる楽しげなデザインは

アートにもなって、あちらこちらで来訪者を楽しませてくれる

東ゲートから西ゲートへコミャクのデザインをたどり

その形は様々な生き物へと姿形を変えて

それらはアートの中にも潜り込みつつ

脈々とわくわくをつむぐかけらとなりながら

それは大屋根リングの上でも踊るように
その多様な色と形は楽しげで
今回の万博会場を彩る主役の一つでもある

たくさん歩けば小腹も減り、なじみののれんにも目が留まる
万博会場の西の端に建つくら寿司 大阪・関西万博店
1970年の万博で広まった回転寿司も進化し今に至る

会場の向こうに広がる大阪湾、夢洲に広がる海の風景と

空の風景も楽しみの一つ。そして会場の西の端に建つ

空に溶け込むようなパビリオンは未来の都市

二重のメッシュのスクリーンが作るモアレ模様はゆらぎを
与えるように、常に未来へとつながる今を表して

パビリオンの周囲を巡り、会場を彩るアートにも。人魚という

海つながる作品に、うつろう世界のイメージが込められる
このLEMという作品を手掛けたのはREMAさんで
かつてグランフロントでもその作品に出会った

足元には、うねる水の様子が表現された黒御影石の作品も

その先のパビリオンには壁面緑化が広がり

風と光を通す鉄筋籠の中の石の壁。アートや素材や
デザインをたどり、広大な万博会場を東から西の端へ

また引き返す途中にも、またアートを拾い集めて

大きな壁画は、歌川国芳国の奇想の系譜をモチーフとした
希望の系譜。日本のアートの凄みも感じる。

こちらでは、色とりどりの物体が拡大されて

2次元から飛び出し、3次元へと、また現実と非現実が
折り重なるように表現される金氏徹平氏の作品。

その時空歪ませるような作品には
時間を閉じ込め、また紡ぐ北加賀屋の街でも出会った

そして、壁面に並ぶいくつものキャラクターの顔は

どこか太陽の塔の黄金の顔を思い起こさせる
ネオ万葉という作品に1970年の万博のオマージュを
などと場に会場に散りばめられたアートをたどり

また大屋根リングの内側のパピリオンへ

その外観デザインにふれながら

また車椅子が積み上げられたアートのもとへと戻ってきた
大阪・関西万博に広がる風景を楽しんでいる。建物、
アート、様々なデザインや文化。一つ一つ立ちどまって
はきりがなさそうなので、風景をなぞるように進む。
視点を広げるほど、楽しさはつきることなく続いてく。
