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次はパビリオンの奏でるリズムに乗って

万博会場は楽しい所。1970年もさぞかしと


思い馳せながら、めくるめく万博会場のパビリオンの
デザインをたどる。丸や三角や四角、なだらかな曲線と
リズムを奏でるように連なる形をなぞりながら進む。
行列をなす人々の間をすり抜けて、足取りも軽やかに。



万博会場を織りなす建物のデザインをたどる


形をテーマに風景も楽しみながら



寄ってみれば、素材感もしっかりと


多様な外壁の色や質感にも触れながら



壁に同化する非常口にも驚いて



建物は細部への配慮と、大胆に展開される


形が作り出す多角形にも目を止めて



ウズベキスタンのパビリオンには、建築的な



ささやかな仕掛けが幾つも施されていて



その直線で構成されるデザインにも引かれている


パビリオンは大屋根リングの曲線に対比するように


直線が作り出す、交差と影と図形があふれ


過去に出会った幾何学図形まとう建物も思いだす


そしてウズベキスタンに建つ建築群にも思いを馳せる



私の旅は、今ある風景と、そして過去と未来への祈りに近く



1つの大きな輪の中に、私も生きていると感じている


インド館の祈りのオブジェも後にして



建物のデザインは国ごとに大きく転調しながら



連続する形がリズムを奏でるかのようにして



また色のつながりを和音のように感じながら



カラフルな色が踊るオーストラリア館では



鮮やかなダチョウやコアラのオブジェ



賑わうステージは、今は遠目に眺めるだけにして


パビリオンの内部もまたの機会に



大屋根リングは寄るほどに、それがリングとは思えぬ大きさで



そのリングの内外をいったりきたり。鮮やかな赤色の模様が



螺旋を描くパビリオンは、西陣織をモチーフとして


京都の旅で出会った西陣織は時を重ねて


未来へと開き、輝くようにパビリオンの形となる


万博は日本の文化を伝え、未来へと紡ぐ場所でもある



見上げるほどのヤシの木が並ぶパビリオンは



サウジアラビア館。そのスケールの違いに驚きながら


街のような様相をもつ建物は、迷路のように


まどろむ記憶の中の風景の一部となる



海外への憧れ持ちながら、魅力あふれる日本の



日いづる風景を後にして、いつか日の沈まぬ国へも



風景の中に立つ象のオブジェといえば



象とのつながりの深いタイのパビリオン。ミラーで包まれる


建物は空と自らを拡張するように



形は面や、細分化された線の集まりから成り立ち



トルコ館を構成する赤のルーバーもリズミカルに



赤い小さなパネルをつないだ装飾が

ゆらめくパビリオンでは、円の形が



重なるように連続して


旅で出会った形は、次々に更新されて


円を描くように、旅をつなげていく



海を隔てたとお隣の国へも



いつかまた。旅をいつかは拡張させていこう



その先には関西館。今はまた日本の、まずは関西に


散りばめられた魅力をたどる旅を続けている



大屋根リングの先の空に、これからの旅の風景を思い描いて


高密度な万博会場。これでもかと様々な形がひしめき、
重なり合う。それはひいて見れば、多様性という一つ
の大きな輪の中に。そこでは過去に見た形が記憶の中
で重なりつつ、私のもう一つの旅の風景を作っていく。


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