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ミュージアムロードのその先に

色や形を手掛かりにして

旅のデザインをつないでいく。ミュージアムロード
のその先で、屋根の上から見守るカエル。アートを
くぐり、美術館の空間へと足を踏み入れる。繰り
広げられる造形に、視点は揺り動かされるように。



まだ起き始める前のカエルの下で



石に絡まる蔦をたどり


素材が織りなす音と



アートがまとう気配を伝い



外部から内部へと建物が描く線をなぞる



立ち上げられた空間は



波打つ石にわずかに



空気の質を揺らしている


角度によって表情を変える素材は



重なり合って訪れる人を出迎える



ミュージアムロードは街から建物へ



彫刻から彫刻へ



素材と質感をつなぐ


点と点が線となり


線の連続が面を構成する



ガラスの向こうのおぼろげな存在と



置かれた彫刻の確かな手触り



白い石の滑らかな曲線を



凹凸を帯びる石の丸みに重ね


色や形を旅の線上に並べていく


彫刻家によってつながれる時と場所と質感を



旅先に見つけては



建物の記憶とともに刻んでいく



層を帯びては、組み合わされる造形をたどり



内から外へ、また内へと



境界をくぐり視点を転じる



上下する空間に



体の動きを沿わせるように



部分に構成される全体を



ひとつひとつ分割しては



場に展開される形を拾う



階段を上る。視点は上昇し



目の前の風景を動かしていく



散りばめられた光の先に


置かれた椅子は



その場の音をつむぐもので



拡張された感覚をつなげていく


空間に散りばめられる質感の中を抜ける。波打つ石
と静かに置かれた石。時と場所を越える鉄の記憶に
ひきこまれる。空間にリズムを与える光をたどる。
階段をのぼり椅子に腰掛ける。静かに響く美術館の
音に耳をすましては、置かれた視点をのぞき込む。


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