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40歳・妻子持ち・無職。「早く働かないと」の焦りが、私を1年3ヶ月寝たきりにした

うつ病や適応障害で休んでいる人の中で、
一番苦しいのは、家族を養う立場の人かもしれません。

「休め」と言われても、頭の中はこうです。

「貯金があと何ヶ月もつか」
「40歳で無職。次が決まる保証はない」
「家族に申し訳ない」

私は39歳で適応障害になり、退職しました。
妻子を養う立場での無収入。
この焦りにどう向き合ったか、
そして焦りに負けた結果どうなったかを書きます。

焦りに負けた私の結末

先に結論です。
私は「早く働かないと」の一心で、退職からわずか3ヶ月で再就職し、
5日で出社できなくなりました。
その代償は、1年3ヶ月のほぼ寝たきり生活。

※「寝たきり」と書いていますが、まったく動けなかったわけではありません。トイレや食事のために起き上がることはできましたし、後半の10ヶ月は、月に一度ハローワークの認定日に行っていました。求人サイトを開いて眺める。ただ、それだけで一日が終わる。そういう1年3ヶ月でした。

急いだ結果、一番失いたくなかった「働ける時間」を、一番長く失いました。

家計を守るための焦りが、家計に最大のダメージを与えた。
この皮肉を、私は身をもって知りました。

焦りを消すことは、できませんでした

よく「焦らないで」と言われます。
でも養う立場の焦りは、気の持ちようでは消えません。
私にも消せませんでした。

そこで試したのが、焦りの正体を数字にすることでした。

焦りは「お金がなくなる、いつか、たぶんすぐ」という漠然とした恐怖です。一度目の療養中に、私はしんどい中で、パソコンに書き出しました。

  • 傷病手当金でいくら入るか(給与の約3分の2、最長1年6ヶ月)

  • 自立支援医療で通院費はいくらに抑えられるか

  • 貯金と合わせて、現実的に「あと何ヶ月」もつのか

出てきた数字は、頭の中の恐怖よりずっと長い猶予を示していました。
「今すぐ」働く必要は、実はなかったのです。

それでも私は、数字を無視して動きました

正直に書きます。猶予を数字で確認したはずの私は、それでも焦りに負けて再就職し、冒頭に書いたとおり潰れました。

数字が間違っていたわけではありません。
弱った脳の焦りは、正しい数字さえ無視させるほど強い。
それが、身をもって知った焦りの本当の怖さです。

だから、数字を書き出す意味は、こう捉えてください。焦りを消す魔法ではなく、焦りに飲まれかけた夜に、戻ってくるための地図です。
私は一度目、この地図を持っていたのに見ませんでした。
あなたには、地図を作った上で、
「無視しないための仕組み」までセットで用意してほしいのです。
それをこの後に書きます。

「稼ぐこと」だけが家族への貢献ではないと気づいた

もう一つ、私の考えを変えたのは妻の一言でした。詳細は省きますが、要するに「中途半端に復帰してまた倒れるほうが困る」ということでした。

そのとき初めて気づきました。家族が本当に必要としているのは、今月の収入ではなく、長く元気でいる私だったのです。

焦って3ヶ月で復帰する道と、しっかり治して長く働く道。
家族のためになるのは後者でした。
私は一度前者を選んで失敗した人間なので、断言できます。

それでも焦る夜のために——「無視しないための仕組み」

数字を出しても、焦りは波のように戻ってきます。
だから私は二度目の療養では、
焦りが強い夜は「これは症状が言わせている」と唱えて、
求人サイトを閉じる、と先に決めておきました。
弱った脳は、悲観的な結論しか出せないからです。

大きな決断は、朝に、できれば主治医と一緒に。
夜の焦りに、人生の舵を渡さないでください。

焦りとの闘いも含めた、復帰までの全記録はこちらに書いています。

障害|お金と仕事の実務ガイド

※この記事は当事者の体験談です。
療養や復帰の判断は、必ず主治医に相談してください。

#うつ病 #適応障害 #休職 #メンタルヘルス #傷病手当金 #40代

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📝最後にひとこと
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