障がい者雇用は「不利な働き方」なのか|一般雇用との違いを、実際に働く私が説明します
「障がい者雇用」と聞いて、どんなイメージを持ちますか。
給料が安そう。簡単な仕事しかさせてもらえなさそう。
キャリアが終わる気がする。
正直に言うと、かつての私のイメージはこれでした。
でも今、私は障がい者雇用で週5日・8時間働いています。
この記事では、当時の私が知りたかった「一般雇用との違い」を、
実際に働いている立場から説明します。
障がい者雇用とは
企業には、従業員の一定割合以上、障がいのある人を雇用することが法律で義務付けられています。その枠での採用が「障がい者雇用」です。応募には障がい者手帳が必要です。
一般雇用との一番の違いは、体調や必要な配慮を開示した上で働けることです。
私が感じている、実際の違い
通院に配慮してもらえる 「毎月○日は通院で早退します」が、入社前から了解事項になっています。一般雇用時代、通院のたびに言い訳を考えていた頃とは、心の負担がまるで違います。
業務量・環境を相談できる 調子を崩しかけたとき、「最近眠れていない」と上司に言えます。隠さなくていい。
私にとって、これが再発予防の最大の安全装置になっています。
「隠す緊張」から解放される 実は一般雇用でも、病気を開示せずに働くこと(クローズ就労)は可能です。
私自身、復帰1社目のパートは、病気を伝えないまま7ヶ月働きました。
ただ、伝えていない以上、職場は事情を知りません。
当然、周りと同じ速度を求められます。
私は「もっと早く動いて」と注意されたこともありました。
配慮がないのは職場が悪いのではなく、伝えていないのだから当たり前です。
この7ヶ月の経験が、「次は開示して、配慮のある環境で働きたい」という気持ちを少しずつ固めていきました。
つまり私は、最初から開示派だったわけではありません。
クローズで働き、その代償を実際に払った上で、開示に切り替えた人間です。
もちろん、現実もあります
きれいごとだけは書きません。
障がい者雇用は一般に、給与水準が低めだったり、
任される業務の幅が限られる場合があったりします。
求人数も地域差があります。
それでも私は「開示して長く働く」を選びました。
年収の数字より、「働き続けられること」のほうが、
いまの私には価値があったからです。
無理して再発すれば、収入はゼロになる。
一度それを経験した人間の、実感です。
「一生この働き方」ではありません
障がい者雇用を選んだからといって、
一生そのままである必要はありません。
手帳は更新制ですし、回復して一般雇用に移る人もいます。
私は障がい者雇用を「復帰のための橋」だと思っています。
渡りきった後にどう歩くかは、そのとき決めればいい。
手帳の取得から求人の探し方、実際の待遇・働き心地まで、包み隠さず書いた全記録はこちらです。
制度確認日:2026年7月(この記事に出てくる制度の要件・金額は、この時点で確認したものです。制度は改正されることがあります)
※雇用条件や配慮の内容は企業によって大きく異なります。この記事は一人の当事者の体験談として読んでください。
#うつ病 #障害者雇用 #障害者手帳 #社会復帰 #メンタルヘルス #働き方
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