腸内細菌は未来を創る!最新研究に迫る
脳トレも大事だけど、腸トレも大事というお話をご存じですか?
我々人間は、脳で物事を考え、判断し、そして感情を持ちます。
でもそれらの機能にも実は腸が大きく関連していることをご存じでしたか?
最近目にする腸活のCM、やはり腸は心身健康でいるために
とても大事な臓器なのです!
長寿のカギは実は腸。
先日、日本経済新聞で、こんな記事を発見しました。
またまた腸にまつわるお話です。
最近の研究で腸が独自の神経ネットワークを持ち
脳の機能に大きな影響を与えることがわかってきたのです。
腸から脳へも情報伝達
「断腸の思い」「腸(はらわた)が煮えくり返る」「腹を決める」。腸や腹に言及する慣用句が多いのは、人々が昔から心と腸のつながりを感じ取ってきたからだという。
重要なプレゼンをする当日、強いストレスを感じつつ乗った朝の通勤電車で突然、腹痛や下痢に襲われるといった体験は、つながりの深さが現れる一例だ。どんなメカニズムがあるのだろうか。
脳から腸に情報が伝わる、主な経路は神経だ。東京大学大学院総合文化研究科の坪井貴司教授は「脳の視床下部からストレス由来のホルモンが分泌され、腸管運動を促す副交感神経に作用すると、腹痛や下痢を引き起こす」と話す。「逆に、腸管運動を抑える迷走神経に作用し、胃を重く感じることもある」
これまで腸は、脳の指令を一方的に受けるだけの消化器官と見なされてきた。ここへ来て、腸が独自の神経ネットワークを持ち自律的に機能していること、腸から脳へ向かう迷走神経や腸内で分泌されるホルモンなどを介し、逆に脳へ情報を送っていることがわかってきた。胃腸から脳へ情報伝達する代表例は「空腹になると、胃がグレリンという食欲を増すホルモンを分泌し、脳に摂食を促す」(坪井さん)などがある。
腸内細菌の数や状態、心身を左右
脳に影響を与える存在として、腸内細菌も近年着目されている。ヒトの腸内に約100兆個もいるという。腸に入ってきた食物繊維やオリゴ糖を、腸内細菌が分解・発酵する過程で作られる腸内代謝物にも注目が集まる。腸内環境の乱れが、メンタルや認知機能の不調につながる可能性を示唆する研究が増えてきた。
医薬基盤・健康・栄養研究所の國澤純副所長によると「うつ病患者の腸内は、ビフィズス菌や乳酸菌が健常者と比べて少ないという研究報告がある」。これらの有用菌を意識的に摂取することで、もしかすると症状改善が望めるかもしれない。
認知症患者の腸内細菌叢(さいきんそう)を調べた研究では、バクテロイデスと呼ばれる菌が少ない事例が多いこと、アンモニアなどの有害な腸内代謝物が増えていることなどがわかった。坪井さんは「有害代謝物は、体内への異物侵入を防ぐ腸管バリアの働きを弱める。血流に乗って脳に到達し、アミロイドβやタウタンパク質などアルツハイマー型認知症の原因物質の蓄積を促す恐れがある」と説明する。
軽度認知障害の患者を対象にした研究で、乳酸を作り出すビフィズス菌を取ることで脳萎縮の進行を抑えられると確認された。特定の腸内細菌や腸内代謝物が多すぎると、記憶力や認知機能の低下を招くという研究報告もある。
相互関係を生かそう まずは腸に働きかけ
脳腸相関は今なお解明途上だ。脳の側に直接アプローチするのは難しく、國澤さんは手始めに腸活を提案する。「多くの種類の有用菌が、手分けして有益な代謝物を作り出している。腸内細菌叢の多様化を目指すのが早道」。腸内代謝物の中でも炎症を抑える短鎖脂肪酸や、ストレス緩和に役立つGABAは、脳にも好影響を及ぼすと考えられているという。
腸内細菌の種類を増やすには、様々な食品をバランスよく食べるのが効果的だ。「食物繊維やオリゴ糖など、腸内の菌が喜ぶエサを積極的にとるよう心がけるとよい。有用菌自体が豊富に含まれる発酵食品も日々摂取してほしい」(國澤さん)。食生活の見直しは腸内環境を整えるとともに、心と脳の健康につながるかもしれない。
脳と腸の深い関係 腸内細菌がメンタル左右、食生活改善で心身健康
それにしても、昔の人はすごいですね。
このような研究がなされていないのに、
「断腸の思い」「腹を決める」
まるで、腸が感情や判断をしているような
そんな表現が古くからあるなんて。
「切腹」もある意味、
昔の方は、脳との腸の関連がわかっていたのかもしれませんね。
つい先日も「がん免疫薬に腸内細菌が効果的」
というニュースが入ってきました。
国立がん研究センターの研究で、
がんの治療効果を高める新種腸内細菌を発見したということなのです。
がん免疫薬は治療効果が高いものの、
患者の2~3割の患者さんにしか効果がないと言われています。
今回新たに発見された腸内細菌「YB328」が
がん免疫薬の効果を高める可能性があるとみて、
実験を重ね仕組みを調べてきたそうです。
結果、YB328は免疫の司令塔とされる「樹状細胞」というものを刺激し、
その活動を活発化、結果がん細胞に対して効果が出たというものです。
この腸内細菌YB328は
日本人のうち約2割しか保有していないとのことで
今後研究が進めば、
これまでがん免疫薬が効かなかった人にも
治療効果を高める可能性が出てくるのです。
腸内細菌は、脳との関連性だけではなく、
がん免疫薬にも影響があるなんて。
ますます様々な可能性を秘めた腸内細菌。
今後も腸に期待が高まります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明日も腸活、腸トレ、楽しみましょう!
ヘッダーのイラストはturara_note___さんのイラストをお借りしました!
素敵なイラストをありがとうございます。
