自分を責めること=責任感、だと思っていませんか?
責任感があるって、どういうことでしょうか。
私たちが想像するのは、何か失敗した時に
「本当に申し訳なかった……恥ずかしい……」
と、強く自分を責めてしまう人。
あるいは、何が起きても率先して
「私のせいだ……」
と認め、深く落ち込んだ様子を見せる人。
私たちは、こうした姿に対して「責任感が強い」という言葉を使うことがありませんか?
でも、それって本当なのでしょうか。
もしかしたら、少し思い込みもあるのかもしれません。

自分を責めている時間。どこにも進めない
少し考えてみると。
「本当に申し訳なかった……恥ずかしい……」
「私のせいだ……」
そう言って落ち込んでいる時、私たちは自分を責めることに一生懸命になっていて、むしろ問題の解決そのものからは遠ざかっている、ということはないでしょうか。
自分を責めている時間に、事態が前に進むことはないですよね。
自分を責める気持ちから、
「次は失敗しないようにしよう」
とただ決意しても、むしろその思いがプレッシャーになって余計に失敗したり、「やること」自体を避けてしまったりしませんか?
私も、人と話すのが苦手で、つい思ったことをそのまま口にしてしまうことがあります。
だから、正直なところ社交は得意ではありません……。
そして、自分の失言や、今思えば妙な行動を後から思い出しては、クヨクヨとイヤな気持ちになってしまうんです。
そうやって落ち込んでいる時、「次はどうしよう」「こういう対策をしよう」なんて、建設的な考えは少しも浮かんできません。
ただ、「もう人と関わるのはやめよう」とか極端な思考に。
結果、ますます社交が苦手になり、失敗し、またクヨクヨと悩む……。
この繰り返しでは、何も良いことはありませんでした。私が自分を責めても、私を含めて誰も幸せになっていなかったのです。

本当の「責任感」とは
だから、本当の「責任感」がある、というのは、自分を責めることとは違うのかもしれません。でも、失敗しても何ら考えないということとも違う。
「今回は失敗した」という事実を、あるがままに認める。
そして、
「次はどうすればうまくいけるかな」と真摯に考えて、次に備えておくこと。
これこそが、本当の意味での責任の取り方ではないでしょうか。
これは、「セルフ・コンパッション(=自分への思いやり)」という考え方です。
失敗した時に自分に厳しい言葉をかけるのではなく、できるだけ早くそこから立ち直れるように、自分をサポートしてあげる。なぜなら…落ち込んで自分を責めているだけの時間って…まさに自分を含めて「誰も幸せにしない」から。
前にも記事に書きましたが、もし、
「落ち込んでいる時、一番の親友だったら、なんて声をかけるだろう?」
きっと、「仕方ないよ。失敗は誰にでもあるんだから。一緒に次にどうすればいいか考えよう」って、そう言うのではないでしょうか。
この時大切なのは「考えなければならない」とか「二度と失敗してはならない」などの強制語ではありません。それでは、自分にあまり優しくないですからね。
本当に「責任を取る」ということは、失敗を認めて、立ち直り、その失敗を活かして、次に備えること。
それが、本当の「責任感が強い」ということだと、思いませんか?
だから、「無責任じゃダメだ」と思うあまり、失敗した時に自分を責めすぎないでくださいね。
「無責任は避けたい」と願うならむしろ、どうか自分に優しくしてください。
そうすれば、より早く立ち直ることができます。
そして結果的に、自分も周りも、幸せにできる可能性がずっと上がるはずですから。
まとめ
今回は、「自分を責めること」と「本当の責任感」の違いについて、一緒に考えてみました。
自分を責めている間は、思考が止まり、問題解決から遠ざかってしまうかもしれない
本当の責任感とは、失敗を認めて立ち直り、次に活かすこと
だからこそ、早く立ち直れるように自分に優しくすることが大切
もし、また「私のせいだ……」と自分を責めそうになったら、少しだけ今日の話を思い出してみてください。
あなたの心が、少しでも安らぐ場所を見つけられますように。
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