今週のゲームプランーAI相場は再起動できるか? (8/3 日本時間)

先週の米国株は、かなり荒れた一週間でした。
しかし、最後はAmazonの好決算とAI株の買い戻しで、主要指数は週間プラスで終えました。
S&P500は7,489.72。
NASDAQは25,373.85。
ダウは52,485.03。
Russell2000は2,931.34。
週次では、S&P500が+1.0%、NASDAQが+1.6%、ダウが+1.0%、Russell2000がほぼ横ばい。
数字だけ見ると、しっかりした週に見えます。
ただし、中身はかなり難しいです。

↓先週の米国株はこちら↓
先週の相場を一言でいうと、
「AI投資コストへの不安を、AmazonとMicrosoftがいったん救った一週間」
でした。
週半ばまでは、かなり危ない雰囲気でした。
FOMCでは政策金利が据え置かれましたが、Warsh議長の発言は市場にとって十分にハト派ではありませんでした。
さらに、米10年金利は一時4.747%まで上昇。
これは2025年1月以来の高水準です。
金利上昇
↓
高PER株に逆風
↓
AI・半導体に売り
↓
NASDAQに圧力
という構図が強まりました。
そこへ、大型テック決算が重なりました。
Microsoftは強い内容でした。
AzureとAI需要への期待が再び高まり、AI投資が単なるコストではなく、収益につながっていると受け止められました。
一方、MetaはAI投資とフリーキャッシュフローへの不安が意識され、かなり厳しい反応。
Appleは、売上自体は悪くないものの、今後の成長見通しが物足りないと受け止められ、株価は下落。
そして最後に相場を救ったのがAmazonでした。
Amazonは、AWSの成長加速によって、AI投資への不安をかなり和らげました。
市場が知りたかったのは、
AIにどれだけお金を使っているか
ではありません。
AI投資が、売上と利益に本当に返ってきているのか
です。
Amazonはそこに対して、かなり強い答えを出しました。
その結果、金曜はS&P500が+0.7%、NASDAQが+1.0%、ダウが+0.5%で終了。
荒れた7月の最後を、なんとかプラスで締めた形です。
ただし、安心しすぎるのは危険です。
原油はまだ高い。
米10年金利も高い。
FedWatchでは、9月FOMCでの利上げ確率が60%台まで織り込まれています。
今の相場にとって、強すぎる雇用統計は素直な好材料ではありません。
雇用が強すぎる
↓
賃金インフレ懸念
↓
Fed利上げ観測上昇
↓
10年金利上昇
↓
NASDAQ・AI株に逆風
となります。
一方で、弱すぎる雇用統計も危険です。
雇用が急減速
↓
景気減速懸念
↓
企業業績不安
↓
景気敏感株・小型株に売り
となるからです。
今週の理想は、
雇用は緩やかに鈍化しているが、景気後退を示すほどではない
という結果です。
そして決算では、PalantirとAMD、SpaceX、Eli LillyDisney、Uber、Airbnbなど、非常に重要な決算が目白押しです。

Fear & Greedは42でFear圏。
VIXは15.99近辺。
Put/Callは、Totalが0.91、Indexが1.01、Equityが0.63。
前週までと比べると、極端な恐怖感はやや後退しています。
ただし、Fear & GreedはまだFear圏です。
つまり、市場心理はこうです。
パニックではない。
しかし、楽観でもない。
決算が良ければ買うが、金利と原油にはかなり敏感。
↓先週のゲームプランはこちら↓
ここからは、
・今週の注目スケジュール
・曜日別の経済指標+決算スケジュール
・今週の相場ロジック
・セクター別に見る今週の注目
・テクニカル:S&P500の50日線回復とNASDAQの反発力
・原油・金利・為替・金・ビットコイン
・今週のゲームプランまとめ
です。
※本記事は公開情報に基づく筆者の見解であり、特定の投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
※図表は公開データおよび各種サービス(Finviz、TradingView等)をもとに作成しています。
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