FIREして気づいた「多読だけでも、精読だけでも終わらない」読書
私、本が好きなんです
私、本が好きなんです。
本が好きすぎて、自分で本を出版してしまうぐらい。
4年間で25冊の本を書き、中には
「半年かけて一冊で16万字を書いた」
という狂気の作品もあります。

ところで、私の最近の出来事をものすごく端的にまとめると
がんになり、十二指腸を全摘出。早期発見だったため、がんは完治見込み。
がんと診断されたことで、住宅ローンが免除。
生活コスト(主に住居費)が下がったうえ、過去出版した本から安定して印税が得られるようになったのでFIRE実現。
と、かなり大きな変化がありました。
そんな現在の私は、もともと本が好きだったこともあり一日の1/3ぐらいは読書に時間を費やしています。
(ちなみに私がFIREに至った経緯はこちら。再現性ゼロなので、あなたの人生に全く参考にならない記事。)
そんな私ですが、
「あなたは読書家ですか?」
と聞かれると、自信を持ってYESとは答えられません。
読書家の定義はあいまいですが、私が持つイメージの一つに
【たくさんの本を読む人】
というものがあります。
おそらく私と同じく、このイメージを持たれている方も多いでしょう。
一方で私は、【たくさんの本を読む人】ではありません。
正確に言うと、【たくさんの本を読むこともあれば、読まないこともある人】なんです。
例えば私は2025年2月から1ヶ月ほど入院していたのですが、当時はひたすら多ジャンルの本を読み漁っていました。
なにせ、ヒマだったので。
あと読書中は本の世界に没頭できるため、自分が入院患者であることを忘れられて良いんですよね。
AI、金融、政治、税金、宗教、美容、小説、量子力学、行動経済学、スピリチュアル、コミュニケーション、プレゼンテーション……
上記は入院中に読んだ本の一例です。
毎日1~2冊の本を読み、大量の活字をひたすら頭の中に流し込んでいました。
入院中、Googleドキュメントにまとめていた読書メモを見返すと5万字ほどありました。
毛嫌いせず、多ジャンル・多数の本を読むこと。
この読み方は、
良く言えば「視野が広がり、発想が豊かになる」
悪く言えば「知識が点在し、深みに欠ける」
といえます。
先ほどの私が読んだジャンル一覧(AI、金融、政治……)を見た人は、
「結局コイツ、何がしたいねん?」
と感じたかもしれません。
この発想はもっともで、入院中の私は読書の目的の中に
“本を読んでコレにつなげたい”
がなかったんですね。
ただの入院の辛さを忘れるための気休め、半分エンタメとして読書を楽しんでいました。
その結果として“視野が広がった”という副次的な効果が得られただけです。
多読と精読を使い分ける方法
ものごとには、必ず良い面と悪い面があります。
多くに触れれば、一つに深く触れる機会を失います。
一つに深く触れれば、多くに触れる機会を失います。
多読と精読のどちらが良いか?
という議論は不毛です。
それぞれに良い面・悪い面が存在する。
結局は、自分の目的に合わせて読書スタイルのバランスを取るしかありません。
だから私は、
【たくさんの本を読むこともあれば、読まないこともある人】
になりました。
特にFIREしてから、読書スタイルは大きく変化しました。
これまでは本業・副業にかなりの時間を費やしており、読書は多読のスタイルをとっていました。
時間を極限まで効率化するため、わずかなスキマ時間を読書に充て、速読に近い形で多くの本を読んでいました。
短時間で結果を出さなければならない。
当時の私は、そんな強迫観念にかられていたのかもしれません。
しかしFIREした今、これまでの生活が幻だったかのように時間の余裕ができました。
その結果として、読書スタイルの中心を“精読”に置けるようになったんです。
これまで通り、たくさんの本に触れることは辞めません。
でも、その中でも「これは」と思う本については、じっくりと時間をかけて読めるようになりました。
具体的には、以下のように多読・精読を使い分けています。
①多読
Kindle Unlimitedが中心。たまに図書館も使う。
とにかく読みまくる。Kindleで読む場合、気になったポイントはマーカー機能で線を引いておく。
読み終えた後に、マーカーした部分を読書メモ(Googleドキュメント)にまとめる。

②精読
紙の本が中心。
1冊に時間をかける。同じ本を何周も読む。気になったページは何度も読み返す。
本をとにかく汚す。本の余白に自分の考え、思ったこと、アイデアを書きまくる。

***
実際、私が何かアイデアを思いついて実行に移すプロセスは「精読」が起点になることが多い。
本の余白に書きなぐったことが、企画のタネとなるイメージです。
ここで理想を言えば、
① 多読で大量の情報を流し込む
② 多読で見つけた本のうち、本当に必要なものを精読する
という2ステップの読書が効果的です。
「精読」が持つ、最大のデメリット
しかし精読には、無視できないほど大きなデメリットが存在します。
それは、とんでもなく時間がかかること。
FIREして時間が有り余っているはずの私でも、1冊を精読するには半月ほどかかる場合もあります。
ましてや全力で副業していたサラリーマン時代、精読など全くと言って良いほど実践できていませんでした。
そこで「精読ができなかった過去の自分」に向け、こんなイベントを企画してみました。

企画名は【浅見陽輔の読書ライブ】。
私が精読した一冊について、私独自の視点でZoomにてリアルタイムで解説していきます。
ただ本の中身を要約するだけでなく、「この内容をどう活かすか」という私のアイデアもどんどん共有していきます。
誤解を恐れずに言うと、“精読の代行”とも言える企画です。
精読が良いのはわかるけど、精読する時間なんてない……。
そんな方の代わりに、時間が有り余っている私が時間をかけて本を読み、内容を伝えるようなイベントです。
私が、私のためにやること
そしてこの企画ですが、最も恩恵を受けるのは参加者ではありません。
誰のために、この企画を実現するのか?
その答えは、私自身です。
この企画により、私が得たいものは2つあります。
① 誰かに解説することによる「新たな学び」
② 誰かに意見をもらうことによる「新たな気づき」
一つめ「新たな学び」だけでも、私にとって相当大きなメリットです。
フランスの思想家・哲学者であるジョセフ・ジュベールの言葉に
『教えることは、二度学ぶことである』
というものがあります。
他者に教えることによって、自分自身がより深く理解し、学び直す機会が得られる。
だから私にとっては、「誰かに解説すること」そのものが重要なんです。
そのため参加者が1名でもいれば、この企画は必ず実施します。
企画倒れとなるのは、参加者ゼロの場合のみです。
そして二つめの「新たな気づき」。
ここからは私の願望なのですが……
参加者には、ぜひ積極的にコメント・質問してほしいと思っています。
私が解説する間、Zoomのチャット欄は誰でも自由に書き込めるようにしておきます。
参加者のコメント・質問に対し、私が随時リアクションしながら進行していきます。
その度に、私が「新たな気づき」を得たいのです。
「参加者はこういうことを考えているのか」
「こういうポイントに共感してくれるのか」
「こんな視点で疑問が生まれることもあるのか」
と、私が見えていない視点を得ることが第二の目的です。
コメント・質問の内容は、どんなに些細なことでも構いません。
「こんなこと聞いて良いのかな」などは一切なく、とにかく自由な発想で書いていただけると嬉しく思います。
(もちろん、コメントなしの“観るだけ参加”も大歓迎です。私にとって最大の目的は「誰かに解説すること=二度学ぶこと」なので。)
一生モノの気づきを
このように「参加者にとって役立つイベント」と建前を言いつつも、本音を言うと私が私のために行うイベントです。
そのため、このイベントでガッツリ収益を得ることは考えていません。
一方で無料にしてしまうと、参加者にとっても私にとっても中途半端になると考えます。
参加者には、お金を払うことで「しっかり学ぼう」という動機づけをしたい。
私自身も、お金を受け取ることで「真剣に準備しよう」という動機づけをしたいのです。
気軽に参加してほしい
でも、参加するからにはしっかり学んでほしい
無料にはしないが、収益性は重要でない
ということで、参加費はシンプルに500円にしました。
『1杯のコーヒー代で、一生モノの気づきを』
というキャッチコピーで、毎回テーマとなる本を変えて継続的に実施していく予定です。

ちなみにこの企画のためだけに、書画カメラ(手元の本を映すカメラ)と高音質なミニマイクを買いました。
採算度外視で好きなことができるのがFIRE生活の良いところ。

イベント詳細
以下リンクから、最新のイベント詳細を確認できます。
第1回の詳細
第1回は、2025年7月20日(日)の20:00から。
今回のテーマは、ビジネス書の世界的名著である『7つの習慣/スティーブン・R・コヴィー』です。
500ページ以上ある超大作ですが、世界で4,000万部超も読まれている異次元ベストセラー本。
原著(英語版)の初版は1989年発刊、日本語の完訳版は2013年出版であるものの、不思議と全く古さを感じない内容です。
その理由は、この本が伝えることは「不変の原則」だから。
むしろAI時代が急速に進行する現代で、人間としての強みを活かすためにより重要度が増すような感覚すら覚えています。
経営者・著名人も、愛読者が非常に多い1冊。
例えば米国元大統領のビル・クリントン氏は、
私は『7つの習慣』の考え方を、ホワイトハウスのスタッフや関係者にも紹介し、リーダーシップや人間関係に役立ててきました。
と発言しています。
ほか、スターバックスコーヒー ジャパンCEOの水口貴文氏も
5年後の姿を考えるという視点で言うと、『7つの習慣』は一度は読んだほうがいいと思います。私は30代前半のころから何回も読むようにしています。
と述べています。
人生の必読書、と自信をもって言える一冊。
詳細は以下のリンクから。
ぜひご参加をお待ちしております!
【イベント詳細】
日 時:2025年7月20日(日)20:00-21:00
場 所:オンライン開催(Zoom)
参加費:500円
※途中参加・途中退室OK。時間は多少前後する可能性があります。
※リアルタイムイベントのため、アーカイブ(録画)の配信はありません。
(2025年7月22日追記)
イベント第1回のレポート記事を書きました。
内容は以下から。
