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ひとりで書くことに飽きたから、文章講座で「書く」を学んでみた

noteでエッセイを書き始めてから1年半が経った去年の秋。わたしは自分の文章に飽きていました。

なんとなくで始めて、書きたいことだけを書いて、少しずつ読んでくださる人が増えて、それが嬉しくてまた書いて。書くことに没頭する時間そのものが幸せで。ただただ「書くこと」を楽しんでいました。


でも記事の数が増えていく度「これ前にも書いたかも」とか「誰かに読んでもらう価値はないのかも」というネガティブな気持ちが増してきて。

「書くこと」ってひとりだし、その孤独や静けさが好きな部分でもあるけれど、自分の世界だけで完結しがちになってしまうなあとも思ったんです。自分で書く→自分が1人目の読者になる→何が良くて何を直すべきなのかわからないという感じ。

趣味で始めたことだし、ただ楽しく続けたかっただけなのに。当時のわたしは自分の書くものに飽きていたし、スランプになっていました。このままだと書くことを嫌いになってしまうかもしれない。


そんな時、Xでたまたま流れてきたのが「『アンソロジスト』から生まれた文章講座」についての投稿。

5回の講座の中で短編小説やエッセイを書き上げ、リフィルとして紙の作品になり、好きな作家さんの短編リフィルと共にひとつの本に綴じることができるとのこと。(参考:ポケットアンソロジーについて)

書いた文章を講師の方が読みコメントをもらえること、書いて終わりではなくリフィルとして残せる形になることに惹かれました。きっと今のわたしにとって新しい風になる、そう確信し6期生として申込むことに。

今年の2〜3月、2週間に1度神保町の会場へ通い、3月29日に最終日を迎え卒業しました。


読んで書いて読まれて書く

講師は雑誌『アンソロジスト』(田畑書店)編集長の大槻慎二さんと、小説家の太田靖久さん。講座ではアンソロジーの編み方と文章の書き方を学べます。

アンソロジー=異なる作品を集めた作品集のこと。たくさんある作品リストの中から選んだ短編をもとに、これから書くテーマを決めていきました。書く前に読んで考える。このステップがあることで、今の自分が書きたいことは何か、惹かれるテーマは何か、向き合いながら整理できた気がします。

テーマの決め方や書く上での構造・技術などを教えていただき、今までやったことがないこと、意識してこなかったことを知るのがとても楽しくて。書いた文章に対して、客観的な視点から見た良かった点や伸びしろを教えていただく時間はものすごく貴重な機会でした。


そして他の参加者の方が書いた小説・エッセイを読んだり、その作品に対するコメントを聞く時間もすごく学びが多くて。テーマをどう文章に落とし込むのか、背景や情景の描き方、登場人物の作り込みなど、光る個性をさらに磨いていく感じ。こんな風に書けたなら、という刺激にもなりました。

2週間に1度の講座に合わせて課題の事前提出があるのですが、締切が発生することで「今、書くしかない⋯!」という気持ちになれたのも良かったポイントです。他の参加者もきっと今ごろ頑張っているはず⋯と思うと勝手に励まされました。


ひとりで書けないなら誰かと書いてみる

ひとりで考えて書くことに迷っていた時期だからこそ、アンソロジーという型の中で自分の作品を書くという経験がすごく新鮮でした。

オンラインではなく対面という形だったのも良かったポイントです。普段はインターネットの中で生きており、身近に物書きもいません。だからこそ、目の前で自分の文章を読み話してくれる人がいること、書く人たちと同じ時間を過ごせたことがとても嬉しくて。

この時間で吸収したことを余すことなく活かしていきたい。もっともっと書かかねば。気づけばまた書くことに夢中になり、楽しんでいる自分がいました。「わたしにはまだ伸びしろがある!」と、今はとても前向きな気持ちでいます。


講座の最終日、卒業式でもらう卒業証書のように、完成したリフィルを渡していただきました。この2ヶ月間、書くことに向き合った時間が作品として形になったこと。とても感慨深かったです。

わたしだけのアンソロジー!かわいい!

最初に選んだ5作品のリフィル、ブックジャケット、自分の作品のリフィル20冊、これらも全て参加費に含まれます。自分のリフィルは配っても販売してもOKとのこと。せっかくなので来月の文学フリマ出店時に持っていこうと思います。


こうした対面での講座に参加するのは初めてでしたが、ひとりでの参加で心細さを感じる瞬間は全くありませんでした。書いた文章に対して目の前でリアクションをもらえること。書くことが好きな人と同じ空間で過ごすこと。どれもひとりでは体験できなかったことばかりです。

自分の文章に対して、大事にしたい長所も、意識していきたい課題(伸びしろ)も知ることができたので、あとはとにかく書くだけ!このタイミングで参加できて本当に良かったです。ひとりで書き続けて迷子になった時は、誰かのいる場所に足を運んで書いてみるのもいいかもしれません。

30代になって思うのは「何かを学ぶのって、大人になってからの方が10倍楽しい!!」ということ。思いきって飛び込んでみて本当に良かったし、学んだことや過ごした時間全てを糧にして、今日もまた文章を書いていきます。




冬〜春の学び集中月間、これにていったん完結!

参加のきっかけとなったポスト元の壁さんは5期生として参加されたそうで、後日公開されていたnoteも大変参考になりました!

追記:「『アンソロジスト』から生まれた文章講座」第7期の開催も決定したとのこと!気になる方はぜひ!

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