2022年10月 東北縦断3④【青森異常温泉巡り 後編】
前回
10/25 青森県青森市〜青森県弘前市

朝風呂。男女が入れ替わり、タイル浴室「オリエンタル風呂」へ

ヒバ浴室と打って変わって西洋的で、42~43℃の熱めの湯がトポトポと落とされていた。女将さん自慢の浴室

なお、写真は昨晩女湯だった時に「あたし見張ってるから!!今のうちに撮っていいよ!!」と女将に言われて狼狽しながら撮ったものです


花海の間にて朝餉。女将が「昨日は連れ回してごめんねえ〜娘に怒られちゃった!」と笑いながら、新米の入ったお櫃を持ってきた

配膳もなんだか洒落ている。揚げ玉の入った納豆が美味かった

観光案内所の開店時間まで浅虫温泉一帯を散策。女将に許可を得て、宿の駐車場に車を置かせてもらったが「なんだったら明日まで置いといてもいいよ!」と冗談混じりに言われた。この温かさに触れたくて、また浅虫に来たらここに泊まるのだろうと思われた

早朝は曇り空だったが、徐々にクリアな青空が姿を現した。昨年男鹿で見た空にも似た、澄んだ秋の空の色だった

「道の駅 浅虫温泉 ゆ〜さ浅虫」に開店突撃。1パック1500円のシャイニーアップルジュースを2ヶ購入し、3000円の青森県おでかけクーポンをきっちり消費。なお袋代で3円払った

浅虫温泉駅構内の観光案内所で浅虫温泉の温泉むすめ「浅虫夕凪」と接触。かわいいねえ!!フヒヒ!!!

傍に設置されていた感想ノートにも一筆したためた。

浅虫温泉を発ち、青森市中心部を東西に貫くR4及びR7を疾走。この日のファーストダイブは青森市「さんない温泉」

外観もさることながらロビーもなかなかの昭和後期感。大好物です

穏やかな受付の婆さんに利用券(400円)を手渡す。脱衣用の棚は綺麗だが、破れて修繕を重ねた長椅子が何とも味が有る

浴室は撮影禁止。泉質の所為か、浴室の壁が荒々しい岩肌のようにガッサガサの状態。対して濃い硫黄成分で白く美しくコーティングされた浴槽の淵は、腕の良い左官の技かと思うほど。
見た目は酸ヶ湯のようなエメラルドグリーンだが、湯口から手に取り口に含むと、思わず驚くほどのきつい塩味。インパクトは随一だった

2湯目は青森市「たらポッキ温泉」

R7を逸れた奥羽本線の線路沿いに位置する。上記写真にも写りこんでいるが、「たらポッキ」というのは経営母体である三幸食品株式会社が販売している食品の名称。酒の肴に最適ないわゆる「チー鱈」らしいです

こちらも浴室撮影禁止。浴槽の色の影響で少し緑がかって見えるが、なめらかで透明な42℃前後の湯が豊富にかけ流されていた。肌触りを暫し楽しんでいたがこれまた素晴らしい発汗作用。何度か浴槽の淵に腰かけながら楽しんだ


広い待合室。威圧感のある顔面の横にある小上がりで休憩もできる

特徴的な名前ということもあってかねてから気になっていた「たらポッキ温泉」。名入りタオルもぬかりなく購入

3湯目、美しい津軽平野に位置する板柳町「高増温泉公衆浴場 不動乃湯」



昭和のよろずやを思わせる受付にて400円を支払う。ビジュアルが好み過ぎて3方向から撮っちまった

おそらくここ何年かでリフォームされたらしく、非常に綺麗で清潔館ある脱衣所だった

逆L字とでも言うべきか、何とも特徴的な形状の浴槽。色の濃い泡付き抜群なモール泉を独り占め

適量のオーバーフローと「ここでトド寝しろ」と言わんばかりのスペース。終始独泉だったのでダイナミックに横になってトド寝を堪能させて頂きました

成分表

4湯目、弘前市「あたご温泉」

岩木山が近くなってきた。こちらも浴室画像無し。色も香りも濃いモール泉が、20℃前半と40℃前半の2つの浴槽に溢れている。冷泉がまだこの季節でも無理なく入れる塩梅の温度で、交互浴で身体が軽くなった。おすすめ

不心得者(ふこころえもの)


少し足を伸ばし、西目屋村「道の駅 津軽白神」へ立ち寄り。mont-bellコーナーには冬用トレッキング用品を中心とした商品が並んでいた

陽も傾き始め、この日のラストダイブとなった5湯目は、弘前市「百沢温泉」。こちらも温泉好きには名の知れた温泉でしょう

現在は日帰り専門だが、宿泊営業も行っていたそうで、ロビーからもその名残が見て取れる。脱衣所の床材のデザインに昭和を感じる

足裏にもダイレクトに伝わる凸凹の感触。浴室全体を覆う茶褐色の析出物に迫力すら感じる。鉄感漂う湯は口に含むと色々な味覚が刺激されて、全く言葉で表現できない未知の味だった。一言でいうとマズい


この日の宿、湯段温泉「ゆだんの宿」。17時の到着と同時に童謡「ふるさと」が頭上の防災無線から爆音で流れた

薄紅色の作務衣チックな装いがよく似合う、バリバリ津軽弁の女将さんが迎えてくれた

玄関の扉を開けてから部屋(2階)への案内・風呂・トイレ・食事の時間の説明までが1分以内で完了した

あっという間に通されたのは12畳の部屋。広くて少し落ち着かなかったが、とても綺麗ですぐ慣れた

外観はシンプルだが、ロビーを含めて館内はとてもシックで落ち着いた雰囲気に統一されている


日帰り入浴を積極的に受け入れており(400円)、玄関の正面にすぐ浴室がある。この数日前は岩木山の紅葉の全盛で、登山後のお客さんで賑わったとのこと


まずはひとっ風呂。近くの嶽温泉とは全く異なる、金気感漂う40〜41℃の適温の湯。僅かに茶褐色がかっていて、短い時間の入浴でもよくあたたまる。
こちらの湯も口に含むと金気感の他に、薄い出汁のような味や微炭酸感など、何とも複雑に味覚を刺激される

夕餉。「こんなに若え人だど思わねがったはんで…メニュー変えれば良かった、年寄りの飯でごめんねえ〜」と言われたが、これが良いのです

この釜めし。あまりにもうますぎる。最終的に出てきたデザートのりんごも吸い込むように完食


食休みののち、再び沈没。ちょうど清掃が終わり、1から溜まり始めたこの上無くフレッシュな湯と隣で対話するかのような素晴らしい湯浴みを実施


分析表。ほんと良いフォント

この日はよく冷えた夜だったが、身体の末端まで温まって眠りにつくことができた。4日目終了
続く
