スキルとマーケティング以前に必要なもの
スキルさえあれば独立できると思ってる人は、マーケを勉強しないといけない、と思っていたけどそうじゃなかった。
— なぁさん|しょぼい起業家 (@nst_nakata) January 12, 2025
そもそも一人一人のお客さんを大事にする気がなくて、スキルさえあれば食ってけるという傲慢な考え方が問題
はじめに
ぼくは以前、起業やフリーランスとして独立するためには「とにかくマーケティングを学ばないといけない」と思っていました。もちろんマーケティングの知識やノウハウは、ビジネスで成果を出すためには欠かせないものです。
でも、最近になって気づいたのは「マーケティング以前に、目の前のお客さんを大事にする姿勢がないと、どんなにスキルがあっても厳しい」ということです。これはぼく自身の失敗や周りの人を見ていて痛感したことでもあります。
本記事では、なぜそう思うようになったのか、マーケティングだけに頼ってもビジネスがうまくいかない背景や原因、そしてそれを解決するための具体的なアクションプランをまとめてみます。
なぜこのポストをしたのか
最初にこの内容をX(旧Twitter)に投稿したのは、自分自身の過去の考え方を「反省する」意味も大きかったです。
・「スキルさえ磨けば勝手にお客さんが集まるだろう」
・「集客は広告とかSNSを勉強すればなんとかなる」
普段は治療院やパーソナルジムのコンサルをしていますが、技術がある人でも思いのほか苦戦してます。もちろんSNSや広告で一時的に集客できる時期もありますが、結局は一過性のブームで終わったり、そもそもリピーターを増やすまでには至らなかったりしたんです。
「どうしてうまくいかないんだろう?」と考えた時に見えてきたのが、そもそも「今いるお客さんを大切にしていない」という事実でした。新規のお客さんを集めることばかり考えていて、既存のお客さんの悩みや満足度にちゃんと向き合っていなかったんです。
この体験を踏まえて「ただスキルに頼るだけではダメだ」ということを発信することで、マーケティングがダメだと悩んでいる人の気づきになればと思い、このポストをしました。
スキルだけに依存すると何が起こるのか
1. 一時的なブームで終わる
高いスキルがあって、瞬発力のあるマーケティング手法を使えば、一瞬だけ人気が出ることはあります。でも、「続くかどうか」はまったく別問題です。たとえばSNSでバズが起きたり、広告費を大量に投下して一気に知名度を上げたりすることはできますが、お客さんの満足度を高める仕組みがないと、結局は離れていってしまいます。流行りモノのように一瞬だけ盛り上がり、あとには何も残らないケースはよく見られる現象です。
2. リピーターがつかない
ビジネスで大切なのは、リピーターを増やすことだとぼくは痛感しています。新規顧客獲得のコストは既存顧客の2~5倍かかるとよく言われていますし、データとしても「売上の8割をリピーターが支えている」とする統計もあります。だからこそ、一人一人のお客さんに満足してもらうことが何より大事なんです。しかし、スキルだけに頼って傲慢になってしまうと、「お客さんは勝手についてくるはず」と思い込み、フォローやコミュニケーションをおろそかにしがちです。
3. 自分の実績だけで安心してしまう
高いスキルや技術を持っていると、それ自体が誇りになり、いつの間にか「提供するサービスは素晴らしいものだ」という前提で動いてしまうことがあります。たとえ素晴らしいサービスを提供していても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。そして、伝わったとしても「その後何度も利用したい」と思ってもらえる関係性を作れなければ、ビジネスとしては長続きしないのです。
真に大事なのは「お客さんを大事にする姿勢」
では、どうすればいいのか。その答えはシンプルで、「一人一人のお客さんを大事にする姿勢を持つ」ことです。ぼくは以前、マーケティングばかり勉強していましたが、それ以上に「お客さんがどう感じるか」「自分の提供価値がどう伝わっているか」を意識するようになって、徐々に状況が改善しました。
具体的に何をすればいいか
1. コミュニケーションを増やす
• SNSのメッセージやコメント返しを丁寧に行う。
• メールや問い合わせフォームの返信を早めに対応する。
2. フィードバックを集めて取り入れる
• 定期的にアンケートやヒアリングを行い、サービスや商品の改善に活かす。
• お客さんの声をマーケティングだけでなく、サービス内容のアップデートにも反映させる。
3. リピートしやすい仕組みづくり
• 特典やメンバーシップ制度など、お客さんが継続的に利用したくなる仕組みを作る。
• 価格だけに頼らず、価値を実感してもらえる工夫を考える。
それでもマーケティングは必要
誤解してほしくないのは、「マーケティングを勉強する必要がない」という話ではないことです。むしろ、お客さんを大切にする姿勢があった上でのマーケティング知識は、ものすごく効果的に活きてきます。
• すでに満足してもらっているお客さんの紹介を促す方法
• SNSや広告を活用して、より多くの潜在顧客にアプローチする方法
これらは、土台となる「顧客第一」の姿勢があるからこそ成果が出やすいんです。実際に、顧客ロイヤルティを重視している企業は、広告費が少なくても自然と口コミで広がり、安定的な売上を確保しているケースが多いのも事実です。
具体的なアクションプラン
1. 自分の提供価値を再認識する
「自分はどんなスキルを持っていて、どんなお客さんにとって役立つのか」を改めて整理します。ぼくの場合、独立したての頃は、自分が持っているスキルに酔いしれていて「誰にどう貢献できるのか」を具体的にイメージできていませんでした。まずはそれをしっかり言語化してみるだけでも大きな一歩です。
2. 顧客との接点を増やす
リアルの場でもオンラインでも、コミュニケーションを取る機会を増やすよう意識します。たとえばオンラインミーティングで直接話を聞く、コミュニティを作るなど、一歩踏み込んでお客さんの声を聞くことでニーズを把握できるようになります。
3. リピーターを優先的に扱う仕組みづくり
新規獲得よりもまず既存のお客さんの満足度を高めることに重点を置きます。たとえば定期的にアップデート情報をメールで送ったり、リピート利用しやすい特典を作ったりするなど、より深い関係性を作っていくのが重要です。
4. マーケティングの勉強を改めてやり直す
ただし、今度は視点を「顧客満足度の向上」と結びつけて学びます。リピート率を高めるマーケティング、口コミを増やすマーケティングはどうすればいいのか、SNS運用はどうすれば「お客さんの声が活きる」のか、など具体的に落とし込むことがポイントです。
まとめ
結局のところ、ビジネスで独立して成功するために大切なのは「スキルだけ」でも「マーケティングだけ」でもなく、根底にある「お客さんに向き合う姿勢」だとぼくは思っています。スキルが高くてもお客さんを大切にしないままでは長続きしませんし、どんなに素晴らしいマーケティング施策を打っても、リピートしてもらえなければ安定した売上は望めません。
だからこそ、まずは目の前のお客さんにちゃんと向き合い、一人一人を大事にする。その姿勢を常に忘れずに、そこにマーケティングやスキルアップを掛け合わせていく――これが、ビジネスを続けていくうえでの本当の土台になると思います。スキルを磨くだけでなく、人間としての誠実さや感謝の気持ちを持つことが、結果的に自分のビジネスの強い柱になるのではないでしょうか。
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