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年末を感じながらシュトーレンをかじる夜

ダイソーで買った手のひらサイズのツリー、去年ネットで買ったサンタ人形とスヌーピーのスノーボールをテレビ台に並べている。  

それだけで一応、クリスマスっぽくなるから面白い。  来年は1メートルくらいの大きなツリーを買ってみようか、と妻と笑って話している。  

ケーキは近所のパン屋さんに行ったら、すでにショートケーキが売り切れていた。  代わりにチーズケーキとチョコケーキを1つずつ買って帰る。  

家までの道中、妻が「来年はもう少し早めに買いに行こうね」と言うけれど、きっと僕は来年のクリスマスには忘れているだろう。

一昨年はクリスマス当日に百貨店までケーキを買いにいき、入店するまで大渋滞に巻き込まれ、さらにケーキ売り場も物凄い人混みだったらしい。

「らしい」といのは、僕は人酔いが酷くなるから妻だけ買いに行ってもらって、僕は休憩していたから実際に目でみてはない。LINEの画像でものすごい人混みが送られてきてちょっと引いた。

だから去年からは家の近所で当日に買うことになったわけだ。ケーキもショートケーキがいいけれど、チーズかチョコかショートか、そこまで強いこだわりがあるわけでもない。ケーキであれば何でもちょっと幸せな気分になれるし、人混みで疲弊するくらいならチーズでもチョコでも充分。

そういえば僕ら夫婦はプレゼントをいつも2つ渡す。「相手がほしいもの」が1つで、さらに「サプライズプレゼント」がもう一つというのが定着している。

今年は妻にノースフェイスのダウンジャケットを百貨店で買って上げて、サプライズではリファのシャワーヘッドをプレゼントした。どちらとも何年も前からほしいと言っていたもので、ブランドバッグは連続してプレゼントしていたので、今回は実用的なものにしたわけだ。

リファのシャワーヘッドはなかなか装着できず、もしかしてウチでは使えないタイプ?などと、妻と不安になったりしたが5分ほど苦戦した末に上手く装着できて一安心。ホッとして2人で笑ってしまった。

僕は妻からノースフェイスのファー付きのキャップとドクターエアの「イヤラボ」を貰った。ノースフェイスのキャップは、以前、僕から妻にプレゼントしたもので、あまりにも暖かそうだから欲しくなってしまったものを今度は妻からプレゼントしてもらった。

「イヤラボ」は40度くらいに暖かくなる耳栓型ガジェット。自律神経は耳を温めたりすることも体調安定には有効で、どちらも耳を温めるためのグッズだ。今年、Xのフォロワーさんからお勧めされて効果を感じたので、耳ケアは小さなマイブームだ。

プレゼントはお互い満足したものの、失敗はチキンの下ごしらえだった。

と言っても、僕が何かするわけでもない。妻がレシピを見ながら「24時間スパイスに漬けないといけないらしい」と大きな声を上げる。  でも食べるのはもう4時間後。  

「まあいっか」と笑って、結局、ものすごく美味しかったからいいんだけど、去年も同じ失敗をしているから逆に微笑ましいというか、これが我が家のクリスマスの味なんだろう。  

晩御飯はオーブンで焼いたチキンに加えて、サーモンのサラダ、そしてドリアも。さらにシュトーレンも少しばかり食べた。お腹いっぱいだ。妻は料理が上手なので外食するより遥かに満足度は高い。もちろん出来立てが食べられるのも自宅で作ってもらえる豊かさだ。

お茶子(うちの豆柴)もクリスマスは特別メニューで、鹿肉ハンバーグといちご付きカボチャケーキ。  キッチンで準備している最中からずっと風呂場にまで声が聞こえてきて、興奮が抑えきれない様子だった。  

結局、料理が床に置かれてから30秒もかからないうちに完食。  犬だから味わっている時間なんてなく丸呑みだ。いつもと違って興奮して食べてるので、目がひん剥かれていて全然可愛くない。

それに、あんな短時間で終わるなら勿体ないから少量でもいいのかもしれないとか思ったりもする。まぁ、適切なカロリーだし、お茶子は幸せそうだからいいか。

今年も無事にクリスマスを迎えられた。

もちろん来週の正月も迎えられる。1度目の起業はあっという間にゲームオーバーとなりフリーター生活をしていたので、本当に今、当たり前の生活が継続できていることに達成感を感じられる。

来年も、再来年も、この当たり前を続けられるように、「頑張らないけどちゃんと稼ぎ続けられる経営」をする。ぶっ壊れた体に鞭を打たないように。継続するために。

もう年末だな、と。ぼんやり紅茶を啜りながらシュトーレンをかじる。


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