ドラクエIIIは世紀の「佳作」
ドラクエ3が「世紀の佳作」というポストを見かけて、「言い得て妙だな」と思った。 プレイ時間はまだ2時間ほど。
もっと「おもしろくて時間が溶けてくぞ」という気合で臨んだはずなのに、そこまでの熱を感じないのは確かだ。
理由はいくつか考えられる。
まず、僕自身が去年スーパーファミコン版のドラクエ3をクリアしていて、感覚が新しめに残っていること。
もちろんスーパーファミコンでやったわけではなく、実は、ニンテンドースイッチには定期的にダウンロード版ゲームのセールがあって、それでプレイしたわけだ。
さらにサイドFIRE生活を始めてからの3年間で、やってないドラクエをほぼ全部やってしまったのも、今回のドラクエが物足りないと感じる理由のひとつ。
ドラクエ3・5・6・8・11の計5作をここ3年でやりきってて、高校大学のときに1・2・4・7もクリアしている。
やってないのは9・10だけだから、かなりのドラクエファンと自負してもいいと思う。
それくらいドラクエ好きだから、今年、鳥山明が亡くなったとときに「えっ、じゃあ今後のドラクエはどうなるんだ?」とショックを受けた。
世間にとって鳥山明といえばドラゴンボールの人なのかもしれないけど、僕のなかでは「ドラクエの人」感が強い。
それほどドラクエシリーズは僕にとって特別なのだ。
それでも今作のドラクエ3は、プレイしてみると正直ちょっと物足りない。
ファンからすると「ドラクエらしい面倒くささ」がごっそり削られていて、万人受けするライトなゲームになった印象を受ける。
セリフをワンタッチで記録できたり、序盤から強い技をバンバン覚えてくれたり。
さらにはレベルアップで全回復するシステムだとか、遊びやすさを徹底的にアップしてる感じだ。
そりゃストレスはないしサクサク進めるから「佳作」なんだろうけど、僕が好きな「面倒なんだけど、それを乗り越えたときの達成感」が薄いのは寂しい。
昔のドラクエって、「怠い」「面倒」「ちょっと距離を置きたい」と思わせるくらい厄介だけど、だからこそクリアしたときに「うおおお」と満足感があった。
そこを省いてしまうと、ドラクエ特有のじわじわした快感が消えてしまう気がして、僕の中で「なんだかなぁ」というモヤモヤが残る。
まぁ結局このまま最後までプレイするだろうと思う。
グラフィックは綺麗だし、戦闘も快適で、遊んでいてストレスは少ないから。
だけど、ドラクエファンとして「もうちょっと面倒であってほしかった」という贅沢な不満が拭えない。
「面倒」「怠い」という感覚は嫌われがちだけど、あれこそがドラクエだと僕は思っている。
そんなことをウダウダ言いながらも、きっとエンディングまで進めるんだろう。
世紀の“佳作”と言われるのも頷けるし、ファンとしては本音を言えば「物足りひんなぁ」とぼやきたくなる……でも、気がついたらまた冒険を続けてるんだろうな。
こればっかりは変化を受け止める気になれない。
ドラクエ12は尋常じゃない面倒くさであって欲しい。
追記:
やっぱり面白くない。
ドラクエ11が物語性もグラフィックも良かったせいか、落差を感じる。
結局は、おじさん向けノスタルジーマーケティング用商品なのかもしれない。
ドラクエっぽさを楽しめるお手軽ゲーム。
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