焦らず生きるための10ヵ年戦略
目標って、10年くらい先を見据えたほうがちょうどいいんじゃないかと思う。たとえば「資産1億円を作る」とか「海外移住してカフェを開く」といった夢があったとして、1ヶ月後に達成するのはほぼ無理だ。1年後だって厳しい。
それなら、10年という長めのスパンを取れば、いつの間にかその目標に近づいている可能性も高まる。もちろん、当たり前のことではあるけれど、意外とみんな短期間で奇跡を期待しているような気がする。
年明けになると「今年の目標」と銘打って計画を立てる人は多い。でも、もし10年計画を本気で立てていたら、今年達成できなくても、「まだ10年のうちの1年目だしな」とか「あと9年あるから余裕だ」と思えるはずだ。
それなのに、なぜか人は1年以内の変化に期待してしまう。もしかしたら、急激な成長や結果を望みすぎているのかもしれない。
実際、僕は治療院やパーソナルジムのコンサルをしていると、短期目標ですぐ結果を出そうとする人が多いのに驚く。0から始めて3ヶ月で大きな成果を出そうとするのは、正直怖い。
無理があるし、身近な例だと「1ヶ月で店を閉店する」なんて悲しい事例も見たことがある。要は、自分がどんな位置にいて、どれくらいのペースで歩けるかを見誤っているのかもしれない。
だからこそ10年スパンくらいがちょうどいいと思う。10年というと長いようで、振り返るとあっという間だ。僕なんてもう36歳で、1度目の起業から10年以上経っているけど、その10年がすごく長かったような、短かったような、不思議な感覚がある。年上の人なら、なおさら10年なんて一瞬に感じるのかもしれない。
10年後を目標にすれば、焦燥感はかなり減るだろう。すぐに成果が出なくても、まだ時間があると余裕を持てる。その間に自分のペースややり方を確立し、ゆっくり近づいていけばいい。
もちろん、もし早く達成できそうなら、10年より早く終わらせてもいい。ダラダラ先延ばしするのと、10年計画で腰を据えるのは全然違う。マイペースはいいけれど、30年かけてしまったら「10年」と決めた意味がない。そこは勘違いしちゃいけない。
この方法なら、多くの人が少しでも生きやすくなるんじゃないか。常に即効性を求めて苛立つより、長いスパンで見て希望を持つ方が、ずっとポジティブだと思う。
「10年後、何しようかな」とゆっくり考えられるくらいの余裕があれば、今日の小さな失敗や停滞も大したことじゃなくなるはずだ。
10年後、僕は何をしているんだろう?その答えはまだわからないけれど、とりあえず10年という味方を手に入れたら、今よりはずっと心が軽い気がする。
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