超慎重派な自分が、バンジーのようにフリーランスに飛び込んだ
「1年でフリーランスなんて無理でしょ?」
フリーランスを目指すと伝えたとき、会社の人はそう言った。
でも実際に動いてみたら、案件はもらえたし、タスクも問題なく進められた。
(もちろん最初はものすごく緊張したし、技術の遅れを稼働時間で埋めたりはありましたが。)
今振り返って思うこと。
それはフリーランスになる時に限らず、挑戦で大事なのはスキルの量よりも、飛び込む勢いだったということ。
前回は「テックキャンプからITベンチャーに挑戦した時の日々」について書いた。
今日は、自分には無理でしょ?と思っていたフリーランスに飛び込んだ時のことを書く。
フリーランスなんて無理だと思ってた
矛盾してるようだけど、僕はかなりの慎重派だ。
何かに挑戦する前は、人一倍不安になる。怖くてたまらなくなる。
だからフリーランスを目指そうと思ったときも、すごく不安だった。というか、自分には無理だろうと諦めてた。
1年ぽっちの経験でエンジニア案件なんてできるわけがない。
実際、会社の人に相談しても「厳しいと思うよ」「フリーは大変だって聞くし」と言われた。
それでも動いたのは、「もう後がない」と思ったから。
会社を辞めることは決まっていたし、お金の心配もある。
何より、身銭を切ってテックキャンプに通って、ようやく踏み出したキャリアだった。ここで終わらせたくなかった。
エージェントに相談して、道がひらけた
とにかく一度だけフリーランスについて相談してみよう。
そう思って、X経由で知ったエージェントに連絡してみた。
ダメで元々。「その経歴じゃ無理ですね」と言われたら諦めようと思ってた。
Zoom面談が始まり、恐る恐る話し出す。新卒で一度挫折したこと、ベンチャーを1年で辞めたこと、組織で働くのがしんどいこと。全部正直に話した。
するとエージェントの担当者はこう言った。
「大丈夫です!案件は絶対見つかります。一緒に頑張りましょう!」
衝撃だった。え、自分でもフリーランスになれるんだ…。
そこから履歴書の添削、案件の紹介、面談。と一つずつ進めていった。
ただ、心臓が飛び出るほど緊張した。「この案件、難しそうだけど大丈夫かな…」という不安がずっとつきまとう。
↓初面談の緊張を綴ったnoteはこちら。
最初の案件が決まった時、承諾メールを送るのにもものすごく時間がかかった。
嬉しい3分の1、残りは、自分にやり切れるのか…という不安だった。
でもやるしかない。
最後は叫びながら送信ボタンを押した。バンジージャンプみたいな気持ちだった。
初めてのフルリモート案件
ようやく始まった初案件。希望していたフルリモートだ。
環境的にはとても安心だったが、わからないことをすぐに聞けないプレッシャーは想像以上だった。
会社ならすぐ隣の人に聞けるけど、ここではそうはいかない。
技術経験が浅い分、とにかく時間をかけて進めた。休日も稼働した。
↓案件1日目の感想を書いた記事がこちら
何度も「もう無理だ」と絶望しながら、それでもなんとかこなし。
無事に1案件目の契約期間が終わった
声すら聞かないプロジェクト
2案件目は、まさかの「音声ミーティング一切なし」案件だった。
やりとりはすべてチャット。詰まっても、伝えるのは文章だけ。
どんなに長いやり取りでも複雑な要件でも、全てテキストというやりづらさ。
最初は苦痛でしかなかった。
でも、そこから「どうすれば誤解されずに伝えられるか」を考えるようになった。
テキストでのやり取り力と、思考力を鍛えられた気がする。
ChatGPTとの出会い
そしてもう一つこの案件での印象的なエピソードは、
人生で初めてChatGPTを使ったことだ。
何日もかけているのに一向に解決できない実装があった。
テキストでしか相談できないから、リーダーからのアドバイスも的を得ない。
「もう無理…」というとき、藁にもすがる思いで開いたchatGPT。
まだAIがそこまで浸透していない頃だったが、アイデアをくれて、実装もなんとか完了できた。
語彙力ないが、「よかったぁぁぁぁ!」っていう感じの感動。
あの時の安心感は、今でも忘れない。
フリーランスの理想と現実
2案件目が終わりに近づく頃、ふと考えた。
「あれ…この働き方、本当に理想だったんだっけ?」
たしかにフリーランスにはなれた。
慎重な自分がここまでこれたのは大きな一歩だった。
でも、週5×8時間、毎日不安と緊張の中での実装。
実装できるか不安で安心して眠れていない。
しかも案件は全てエージェント頼みで、働き方を自分で選べない状況。
「このままいくと、また同じルートを繰り返すだけかも…」と感じていた。
自分で案件を取る働き方へ
そんな時、あるオンラインコミュニティに出会った。
「自分で営業して、案件を受注し、Web制作で自由な働き方を目指す」
というコンセプト。
(※補足:web制作とは、ざっくりいうとホームページを作る仕事です。HTMLやCSSというコーディングスキルや、デザインスキルなどが必要。)
「営業ができれば、自分で案件を選べる」
「Web制作なら、技術的にも挑戦できそう」
今まで感じていた「時間拘束」や「案件の自由度」の課題を解決できるかもしれない。
でもエージェントに相談すると、やっぱり言われた。
「営業は難しいと思うよ。今のまま続ける方がいいと思う」
言いたい事はわかる。でも今のままじゃ変われないとも思っていた。
疲弊して終わるだけだ。
3件目の面談は辞退して、コミュニティに飛び込むことにした。
↓その時の決意を書いた記事はこちら
違和感を持ったら、動く勇気を持つ
振り返って大事だと思うのは、「違和感を覚えたら、動く勇気を持つこと」だ。
たとえば、仕事がどうしても続けられないと感じたとき。
それはもしかしたら、自分には組織で働くというスタイルが根本的に合っていないのかもしれない。
周りに反対されようが、思い切ってフリーランスに挑戦するという道もある。
そして、フリーランスになったからといって、その働き方はひとつじゃない。ある働き方が合わなかったとしても、それは「諦め時」ではなく、「方向転換のチャンス」かもしれない。
あとは、相談する相手を間違えないこと。
会社を辞めたいときに、会社の人に相談しても、たいていは引き止められる。フリーランスになりたいときには、フリーランスの人に聞かないと、リアルな助言は得られにくい。
一歩踏み出したいなら、その道をすでに進んでいる先の人に話を聞くのがいちばんだ。
そして最後に。
結局のところ、バンジージャンプのように「えいや!」と飛び込んでみるしかない。
その一歩を踏み出してみれば、意外となんとかなるもんです。
↓次の記事はこちらです。
