“人の声”のトリセツ|外側の言葉との付き合い方
以前、受講生さんからこんなご質問をいただきました。
「肩書きを短くしてほしいと言われたのですが、どうしたらいいですか?」
短くするのか、しないのか?
肩書きを変えるのか、変えないのか?
今日は、自分の外側から
声が届いたときの扱い方についてお話しします。
その言葉は、誰のため?
まず最初に確認してほしいこと、
意識してほしいのは、
その言葉が、なぜ発せられたのか。
相手が、
「変えてほしい」または「こうした方がいい」と
あなたにその言葉を伝えた理由です。
もし理由が曖昧なら、
遠慮せずに聞いてみましょう。
「なぜそう思われたのですか?」
「なにか、ご迷惑をおかけしてしまいましたか?」
「参考にしたいので、理由を聞いてもいいですか?」 と。
理由が明確になったら、
次に目を向けてほしいことがあります。
それは、
その言葉は、誰のために発せられたのか?
ということ。
あなたのためか、相手のためか?
あなたがより良く在れるように、
可能性が広がるように、
という意図からの言葉なのか。
それとも、
相手が扱いやすくなるため、
相手の利益や都合のための言葉なのか。
ここは、とても大切な分岐点です。
もし前者であれば、
客観的視点・情報・フィーリングなど、
さまざまな角度から前向きに検討してみる価値があります。
でももし、後者であれば。
それは、あなたの大切な選択の基準にはなりません。
選択の軸を他者に委ねることになるからです。
2種類の言葉
人から発せられる情報、
人から求められる言葉には、
大きく2つの見え方があります。
① 断定し、選択肢を与えない言葉
こうした方がいいよ
こうしてくれる?
こうしてほしいんだけど
と、Yes/Noを迫るような言葉。
これらの言葉は、ときに人を盲目的にさせます。
② 検討を促す提案の言葉
こうしたらどうかな?
こんな見方もできるんじゃない?
こんな可能性もあるかもしれないね
という、“提案”の言葉。
これらの言葉は、検討の余地を残し、
選択の主導権をあなたに渡しています。
言葉に飲まれないために
もし、前者のような強い言葉を向けられたときは、
すぐに判断しないこと。
一呼吸おいて、
できれば、一度違うことをして、
頭とこころをリセットしましょう。
そのうえで、
なぜこの言葉が発せられたのか
・なぜ、この言葉を聞く必要があったのか?
・なぜ、この言葉を考える機会が与えられたのか?
誰のための言葉なのか
・相手の望みを叶えるため?
・自分にとってどんな意味がある?
今の自分に本当に必要か
・相手の提案を受け入れるメリットやベネフィットは?
・イメージすると、いい感じ? それとも違和感?
を静かに感じてみてください。
外側の声は、情報であって答えではない
あなたの外側から与えられるものは、
すべて“情報”です。
答えではありません。
つまり、
決めるのは自分であって、
答えをつくるのも、自分だということ。
何が正しいか?
何が最善か?
ではなくて、
私の答えはこれ、と決めることです。
もちろん、決めるために情報は必要ですし、
情報を与えてくれる人、声を出してくれる人は
大切な、感謝すべき存在です。
だからこそ、
外の声に耳を澄ませながらも、
ハンドルは手放さないこと。
それが、自分で人生を創造するということでもあります。
つまり、自分の人生を生きること。
誰かが言ったから、
みんながこうだから、と、
“誰か”の基準を優先しているうちに、
いつの間にか「自分はどうしたいのか」が
わからなくなってしまうという人たちをたくさんみてきました。
もしも、人からのアドバイスが本当に
「それいい!」と感じたとしても、
情報に、情報をくれた人に感謝しつつ、
「私が」「私は」こうするんだ、これを選ぶんだ、と、
「自分」を主語にする意識を大切にしてください。
自分の選択がわからなくなっているなら
もし今、
何を選べばいいのか分からない
人の意見に揺れてばかりいる
自分の本音が見えなくなっている
という状態にあるとしたら。
少しだけ、“自分の軸”が見えづらくなっているのかもしれません。
そんなときは、
「私は」どうしたいかな?
という視点を大切にしてください。
最初はよくわからないと感じても、
聴く姿勢を大切にしていくことで、
自然と自分の気持ちや選択がクリアになっていきます。
あなたの中にある答えを見つけるための時間、
自分の軸に立ち返る時間を、大切にしてくださいね。
あなたの中でどの声が主導権を握っているのかも含めて、
あわせて読んでみてください。
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