生きろ!…あ、間違えた。死ぬまで、生きろ!
我が家の玄関前は、まるで小型工場のライン
散歩の気配を察知した2人が流れてくる。
まずはリン。
作業員・僕は手際よくハーネスを取り付けます。
カチッと金具が噛み合う音がした瞬間、リンは僕の股下をスッとくぐり抜け、次工程の玄関へピューン!
すると、すぐ後ろからユウジロウがスライドして登場。
同じ作業を繰り返します。
ハーネス取り付け、カチッ。股下ピューン!
今日も我が家の散歩ラインは止まらない。
「次の工程へ!」「作業完了!」の掛け声が聞こえてきそうな、晴れの日のルーティン。
こんばんは、ゆうじろです。
今日は、ネガティヴワード編👇
でも少し触れた「生死」や、「言葉のかけ方」ということについて、僕なりの考えを、もう少し深掘りしてみたいと思います。
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「死ぬまで生きろ」という言葉の温度
「死なないでほしい」「生きていてほしい」──これは誰もが、大切な人やペットに対して自然に抱く気持ちやと思います。
でも、よくよく考えると、この二つの言葉って、実は相手に負担をかけかねない言葉でもあるんです。
「死なないで」って、冷静に言えば無理です。生あるものは、必ずいつか死にますから。
「生きてて」も同じです。
これは「生きる努力をしてね」と言っているようなもの。
つまり、すでに頑張っている相手に対して「もっと頑張れ」と背中に荷物を足すような言葉です。
だから僕は、これらをネガティヴワードに近いものとして感じています。
じゃあ、どう言えばいいのか。
僕なりの答えは、「死ぬまで生きろ」なんです。
この言葉には「延命はしなくていい」「無理に頑張らなくていい」という優しさが含まれています。
ただ一つ、「避けられない死がやってくるその時までは、とりあえず生きていてほしい」という祈りのような願いです。
僕自身のことを言えば、永遠に生きたいとは思いません。
むしろ早めに死にたいと考えることもよくあります。
ただ、リンやユウの姿は最後まで見届けたい気持ちもある。
…でも相方がいるなら、もしかしたら見届けずに、見届けられながら、一番幸せなタイミングで先に逝くのも、それはそれでいいのかもしれないなとも思ったり笑。
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「死」を自分から選ぶことについて
自ら死ぬというのは、外から見れば「簡単な終わり方」のようにも見えます。
でも実際には、準備も手間ですし、多くの場合は死後に周囲へ大きな迷惑を残してしまいます。
たとえば首吊り、飛び降り、服毒、練炭――よく知られる手段のほとんどは、死んだ後に身内や関係のない人に片付けや処理を押しつけてしまいます。
じゃあ、誰にも迷惑をかけない方法は? と考えると、無人島や深い森の中で自決するようなケースが思い浮かびます。
でも、そこまでして死にたいわけじゃない、という人が、僕自身も含めて、ほとんどなんじゃないかと思います。
ならばどうするか。特別に「生きる努力」をしなくてもいい。ただ、「来るべき死」までは、とりあえず生きてみる。僕はそれで十分やと思っています。
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言葉のニュアンスと「頑張れ」の難しさ
言葉って難しいです。
「頑張れ」「生きろ」「死ぬな」──、一見するとポジティブな言葉。
でも、実際に投げかけられる場面では、受け取り方次第で一気にネガティヴに転じてしまうんです。
例えば「頑張れ」。やる気に満ちていて、ゾーンに入っている人にかける「頑張れ」は最高の応援になります。
スポーツの試合で声援が力になるのはまさにこれです。
けれど、気持ちが沈んでいる人、自信を失っている人に対して「頑張れ」と言うとどうなるか。
言われた側からすると、「今、1番言われたくないワード」にさえなり得る可能性があります。
だから、「頑張れ」はタイミング次第。
でも、「生きろ」「死ぬな」って、「死ぬまで生きろ」と言い換えることで、「生きていてくれるだけでいいんだよ」と、相手の心にそっと寄り添える、タイミング関係ない、全方位ポジティブワードに変換できると思うんです。
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どうせいつか終わるなら。
どうせ生物はいつか死にます。これは100%の事実です。ならば、わざわざ自分から短縮する必要はないんじゃないか、と僕は思います。
食べ放題の二時間を想像してください。
すでに¥3,000払っているのに、1時間で退店するのはもったいないですよね。
しかもその食べ放題は、食べ残してもいいし、別に食べなくてもいい。
選びたい放題の二時間です。
それでも、食べ放題している(=生きている)時間そのものがつらいのなら、無理に食べなくてもいい。
頑張るのをやめたらいい。
だって、どうせいつかは終わりが来るんだから。
できる範囲でできることをやって、それでダメなら「仕方ないやん」と笑ってみる、くらいがちょうどいい。
僕は、人生なんて「まあ、えっか」「そんなもんやん」「大丈夫やろ、何とかなる」の3拍子で、大体なんとかなるもんやと思っています。
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HUNTER×HUNTERと「死ぬまで死ぬなよ」
ここで、僕が好きなシーンをひとつ。
HUNTER×HUNTERのキメラアント編で、ウェルフィンが別れ際に放った一言があります。
「死ぬまで死ぬなよ」
短いセリフです。でも、この言葉には、生きることを強要する響きはありません。
「死んでほしくない」「無事でいてほしい」という祈りが、シンプルに相手へ伝わるんです。
別れの挨拶として、これ以上ないくらいのメッセージやと思います。
冨樫先生がなぜこのセリフを採用したのか。僕なりに考えると、動物は人間と違って、誰も自死なんてしない。
ただただ「死ぬまで生きる」というシンプルな仕組みで動いています。
だからこそ、キメラアント(他生物と人間のキメラ化)編で使われたのかな、と思ったり。
物語終盤のウェルフィンの言葉には「生物の本質に立ち返れ」というニュアンスも込められているのかもしれません。
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THE HIGH-LOWSと「約束できない永遠」
音楽からも似たようなメッセージを感じたことがあります。
THE HIGH-LOWSの「1000年メダル」という曲です。
歌詞の中で、「永遠に君を愛せなくてもいいか」と問いかけています。
十字架の前で誓えなくてもいい。
それでも、「守れそうな約束」を探している。
これも、「死ぬまで生きろ」と同じで、背伸びした永遠ではなく、できる範囲での真剣さを伝える言葉やと思います。
永遠を約束できなくても、今できる限りの愛を差し出す。
その不完全さが、逆にリアルで力強い。
僕は、こういう「無理をしない愛」「肩の力を抜いた約束」がすごく好きです。
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ラストにかけて
誰しも、どうせいつかは死にます。
でも、「死ぬまで生きた」というのも、立派な「やり遂げた」のひとつです。
「他人に迷惑かけてまで生きてたくない」という言葉を聞くこともあります。
でも、さっき話したように、大体の自死は逆に大きな迷惑をかけます。
なら、「他人に迷惑かけてまで死にたいか?」と自分に問い返すのもアリじゃないでしょうか。
確かに「生きる」というだけでエネルギーは使います。
理想に届かず、ガラスの天井に触れることもあるでしょう。
でも、それは絶望ではなく、「自分の射程距離」を把握できたということ。
その地点から、改めてどう楽しむかを選べばいいんです。
人生は早退しても、誰も宿題を持ってきてはくれません。
だったら、とりあえず死ぬまで生きてみませんか?
それだけで、きっと誰かのためになる。
………でも、ここまでダラダラ書いていて、今更気付きました。
「死ぬまで生きろ」「死ぬまで死ぬな。」
日常で使うシーン、ほとんどないですね(笑)
ただ、応援や声援のつもりで発するポジティブワードも、タイミングや受け取り方次第では、相手を追い詰めるネガティヴワードになり得ます。
だから、発する前に、肩の力が抜ける一言を添えたり、タイミングを見計らうことが大事です。
そうするだけで、言葉の力は何倍、何十倍にもなるんです。
心のこもった「お疲れ様。」は確かに響きます。
でも、大人数が行き来する中で交わされる「お疲れ様でーす」「お疲れでーす」「お疲れっすぅ」「……様で〜す。」みたいなのは、慰労ではもちろんなく、もはやただの雑音レベル。様で〜すって、なんやねんw
言葉って、意外と繊細で、ちょっとした添え言葉やタイミングで、受け取る側の体感は大きく変わるんですよね。
声をかける前に、ほんの少しの心遣いがあれば、「頑張れ」「生きろ」「死ぬな」も、肩の力を抜いて受け止めてもらえる優しい言葉になります。
だから無理に大きな言葉を投げかける必要はない。
肩の力がスッと抜けるような一言を添えられれば、それだけで十分なんです。
生きることも、言葉を交わすことも、全部が完璧である必要はない。
ただ、できる範囲でやってみる。それだけで、誰かの心に届く。
秋の夜風にふかれながら、節約ライダーは思います。
「まあ、そうやな。死ぬまでは生きてみるかあ」
肩の力を抜いて、ゆるやかに生きる──そんな選択で十分なんじゃないでしょうか。
ラストまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
ちなみに、こういう話を深掘りしたい人には、過去記事もおすすめです。
自分に責任を持つことや、感情との向き合い方を考えた【自責思考note】👇
日々の喜怒哀楽の変化や、自分の感情の捉え方を描いた【喜怒哀楽note】👇
どちらも「死ぬまで生きろ」のテーマとつながる内容で、読んでいただくとより腑に落ちると思います。
お手隙に、よろしければ、ぜひ読んでみてください。
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