格安航空券で香港経由13時間。ラウンジの麺と爆睡と、バルセロナへの長い道のり。【スペイン旅行記②】
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出発前日の夜、わたしはまだ荷造りをしていなかった。
持っていくものを山にして放置したまま、仕事と、母のことと、日常をこなしているうちに、あっという間に前日になっていた。仕方ないので夜になってから一気にやることにしたのだが、これがなかなか終わらない。
洋服どれにしようか問題が、思いのほか長引いた。
アンダルシアは暑いと聞いていた。だから夏物中心でいくつもりだったんだけど、でも寒かったら?バルセロナはアンダルシアより北だし、夜は冷えるんじゃないか?ということでウルトラライトダウンを入れることにして、でも入れると重くなるし、そもそも荷物は軽くしたいし、でも寒いのは嫌だし。あとフラメンコを見に行くんだったらスカートも入れたいよな、と思って、お気に入りのスカートを突っ込んで。
こういう時もAIに相談した。「バルセロナとセビリア、5月下旬の気温と服装を教えて」と聞いて、持っていくものリストを一緒に考えてもらって。旅の計画もAIと一緒に立てたし、荷造りもAIと相談しながらやるという、なんともAIガイドに頼り切った旅の始まりだった。
睡眠グッズも念入りに準備した。13時間のフライトが待っているので、とにかく機内を快適にすることに命をかけた。アメリカに行った時にものすごく便利だった手でポンプを押して膨らませるエアーピロー、腰が痛くなりそうなので腰用のエアクッション、座席前のバーにかけて使う足置き、メディキュット、100均のスリッパ。さらに寒さ対策のウルトラライトダウンとストール。機内持ち込みバッグがパンパンになるまで詰め込んだ。傍から見たらかなりの荷物量だったと思う。でもこれ全部必要なんだ。本当に。
ベッドに入ったのは深夜になっていた。
そしてもちろん、眠れない。
わたしは昔から遠足の前日に眠れないタイプだ。子どもか。でも本当に眠れないんだからしょうがない。明日のことが頭をぐるぐるして、ちゃんと起きられるか不安で、ちゃんと起きられるかが不安だからさらに眠れなくて、という悪循環。
出発は16時の羽田便だった。16時なんだから、そんなに朝早くなくていいじゃないか。と思っていたのに、いざ計算してみると、国際便だから3時間前には着いていたいし、朝は荷造りの最終確認もしたいし、家を出るのが10時ごろにするなら、逆算すると8時前には起きなければならない。そんなにゆっくりできる感じでもなかった。
香港へ。そしてラウンジとの運命の出会い。
なんとか朝ワタワタと化粧品を詰め、メガネとコンタクトも荷物に入れ、パスポートを持ったか念入りにチェックしていざ出発!
フライトは羽田発、香港経由便。
格安航空券で良さそうなのを探した結果、香港でトランジット3時間半というルートにした。トランジットまでの時間がもっと短い便も選べたんだけど、国際線って1時間とか平気で遅れるし、ダッシュするとか嫌なので、とりあえず余裕をもって3時間半くらい空いているものにしてみた。
予約をしてから出発までの間に中東の情勢が悪化して、中東経由便があれこれ大変なことになっていたので、香港経由で行けることはむしろラッキーだったかもしれない。
羽田から香港までは約4時間。LCCではなくフルキャリアだったので、ちゃんと機内にモニターがついていた。映画が見放題。これは暇つぶしには困らないな、と思ってほくほく。国内でもLCCによく乗るので、だいたい小説を持ち込むんだけど、こりゃあ小説読む暇ないなぁ。ご飯も出るし、映画も見れるし。短いと思っていた4時間だけど乗ってみると結構長くて、でもまぁ退屈せずには済んだ。
香港に到着したのは深夜だった。
3時間半のトランジット、どうやって過ごそうか。そんなことを考えていたら、トリップドットコムのアプリがぬっとスマホに顔を出してきて、「ラウンジを有料でご利用いただけます」という案内をしてきた。
よく見たら、3,500円ほどでファーストクラスラウンジが使える、と書いてある。
よくSNSでマイラーの人たちが、いろいろ対策してファーストクラスに乗ったりラウンジを使ったりしているのを見かけて気になってはいた。
正直、そこまでしてラウンジを使いたいかと言われるとそうでもないが、フリードリンクで食べ物も自由に食べられるのはいいなぁと思ってて。
空港内のお店やレストランをぶらぶらしながらお金を使うより、3,500円払ってフリードリンクとフードが使い放題の方が絶対にいい。お腹もそんなに空いていないし、がっつり食べたいわけでもない。ちょこちょこつまめる方が断然いい。ということで、即決。その場でラウンジチケットを購入して中に入る。
ラウンジに入ってみたら、思ったより混んでいた。VIPかというとそういうわけでもない普通のラウンジ(笑)
入った時には良い席がなく、カウンターでいたのだが、しばらくすると普通の席が空いたので移動。席に落ち着いてから、まずビールをもらった。このあと飛行機に乗っても寝るだけだし、適度になら飲んでオッケー。んまい。
そして、食べ物コーナーを覗いたら、白いスープの米麺があった。
さすがアジア、香港。なんかいい感じの麺があるじゃないか。と思って頼んでみたら、これが、めちゃくちゃ美味しいじゃないか!
海鮮か鶏か、何のだしなのかはっきりはわからないんだけど、すごく上品でいい感じのスープで、フィッシュボールが入っていて、タレをトッピングして食べる。シンプルなんだけど、じんわり美味しい。あまりに美味しくて、おかわりしてしまった。

1杯目はトッピングはよくわからなくて、1回目は恐る恐るごまや胡椒などを入れていた。おいしいし軽いし、あとスペインで汁物の麺は食べられないだろうと、思わず2杯目をおかわり。今度は麺を出してくれるおばちゃんに、どのスパイスを入れたら美味しいか聞いてみたところ、あれこれと混ぜてグリグリと入れてくれた。それで食べたら、これがまた美味かった。
めちゃくちゃ美味い。本当に感動した。今度グルメツアーで香港に来ようと思うぐらいうまかった。
そしてこれからバルセロナまで13時間のフライトが待っている。機内では睡眠薬を飲んで爆睡するつもりだ。だったら今のうちに飲んでおいた方がいいだろう、という謎の理論でビールもワインも飲んだ。気持ち悪くならない程度に、あくまで気持ち悪くならない程度に。
香港のラウンジで深夜にひとりビールを飲みながら、あー、旅が始まったんだな、とじんわり思った。それまでは正直、出発ギリギリまでビビっていた。スリに遭ったらどうしよう、携帯なくしたらどうしよう、道に迷ったらどうしよう。ネガティブなことばかり頭に浮かんで、なんでこんな旅に出ようと思ったんだろうとさえ思っていた。
でも飛行機に乗ってしまえば、もう行くしかない。香港のラウンジでビールを飲んでいる今この瞬間、ウキウキしかない。始まってしまえば、もう楽しいしかないんだよな。毎回そうだ。
次はバルセロナまで、13時間。
13時間フライト、完全攻略作戦。
バルセロナ行きの飛行機に乗り込む前に、ひとつ気づいたことがあった。
搭乗前にモニターの地球儀アプリをなんとなく眺めていたら、香港って、日本からかなり西に行くだけじゃなくて、南にもかなり下がるんだな、ということに気づいた。で、バルセロナはヨーロッパの南西だから、香港からさらに北西に向かわなければならない。
つまり、一回南に下がってから、また北に上がる。
直行便でも13時間かかるのに、香港まで4時間、香港から13時間て結構時間かかるじゃん。南に寄り道してからだから、さらに時間がかかるんだと今さら気づくわたし。乗ってから気づくって、完全に計算していなかった自分がいる。まあ安かったからしょうがない。あと麺おいしかったし。フルキャリアで10万円前半は破格だったんだから。
ということで、バルセロナまで13時間。
作戦はこうだ。搭乗してすぐにドリンクサービスと食事が出るはず。そのあとすぐに睡眠薬を飲んで、爆睡する。目標は13時間のうち6〜7時間の睡眠。それさえできれば、あとは映画を見るなり、本を読むなり、なんとでもなる。
機内持ち込みバッグから、準備してきたグッズを全部取り出した。エアーピローを膨らませて首に装着。エアクッションを腰に当てる。足置きを前の座席にかける。メディキュットはすでに履いてきた。スリッパに履き替えて。枕と毛布が飛行機で提供されたのでそれも装着。ウルトラライトダウンも準備。
我ながら準備万端すぎる。
でもこれが正解で、おかげで機内はとても快適だった。爆睡して起きたらまだ4時間程度しか寝ていなかったので、再度軽い睡眠薬を追加して計7時間は寝たかな。起きてからはチェーンソーマンのレゼ篇とルックバック、とすでに見たことはあったけど、なんか日本のアニメが見たくて藤本タツキ作品を続けて見た。息子が愛してやまない作品なんだけど、わたしも好きだわー。
機内食は正直あまり期待していなかったんだけど、これが意外と美味しくて驚いた。香港のキャリアだからなのか、酢豚みたいなやつもちゃんと美味しかった。
でも何より感動したのが、朝ごはんで出てきた中華粥だった。
わたし、中華粥って一回も食べたことがなかった。おかゆ自体があまり好きじゃないし、ドロドロしているものが得意じゃない。機内食のおかゆなんて、どうせたいしたことないだろうと思っていた。
ところが。
睡眠薬を飲んで爆睡した後の、あの胃が何も受け付けたくない感じの朝に、この中華粥が体に染みること染みること。以前JALでニューヨークに行った時は、なぜか無印のカレーが朝ごはんに出てきて、そこから早速胃もたれが始まったんだけど、今回はもう全然違う。するする入って、体に優しくて、じんわり美味しい。
「香港、次はご飯を食べにきてもいいかもしれない」と本気で思った。機内食でこのレベルなら、本場の中華粥はどれだけ美味しいんだろう。
窓側の席を取ったんだけど、景色を楽しもうと思っていたのに、ほとんどが夜間飛行で真っ暗か、雲の上でほぼ何も見えなかった。これなら通路側にしておけばよかった、とちょっと後悔したけど、まあ仕方ない。
そうこうしているうちに、バルセロナが近づいてきた。

「ここがスペインか」。バルセロナ、到着。
バルセロナに到着したのは朝の8時半ごろだった。
入国審査があるので、実際に空港の外に出られたのは9時とか10時ごろ。意外と並んでいる割にはスムーズで、あっさり通過できた。
さて、ここからオスタルまでどうやって行くか。
空港バスが充実しているという情報は事前に調べてあった。バスの乗り場を探して、行き先を確認して、乗り込んだ。終点がカタルーニャ広場で、宿はそこから徒歩5分ほどの場所に取ってあった。土地勘ゼロのままAIに聞いてとったんだけど、AI優秀すぎやん。ありがとう・・・
バスに乗り込んだら、乗客のほとんどがヨーロッパからの観光客だった。アジア系はほぼいない。金髪の人、背の高い人、なんとなく話しているのがフランス語っぽかったり、ドイツ語っぽかったり。EU圏内なら移動も楽だろうし、そういう人たちが多いんだろうな。その中に一人、アジア人のわたしが混じっている。
バスが走り出して、しばらくして、あることに気づいた。
次のバス停を教えてくれるアナウンスがない。表示もない。どこで降りればいいのか、全くわからない。ていうか多分電光掲示板が壊れてる。
まあ終点まで乗るんだから大丈夫だろう、と思っていたら、途中のバス停で何も告知もないまま、乗客がぞろぞろと降り始めた。
え、ここで降りるの?なんでわかるの?
周りの欧米人観光客たちは誰も疑問に思っていない様子で、さらさらと降りていく。なんで途中下車できるのかは謎のまま。
でもわたしは終点だからまだ大丈夫。怖くなったのでとりあえずGoogleマップを片手に現在地を確認。なんとかカタルーニャ広場に到着。
案内が何もなさすぎて、終点じゃなかったらどうなってたんだろうと冷や汗をかきつつ。日本だったら絶対ないだろうプチハプニングにビビりつつも、「海外来たぜ感」のアドレナリンも出つつ、スペインの旅はスタートした。
うおースペインぽい!と独り言を言いながら口を開けて建物を眺める。まさにおのぼりさん。

さて、そこからオスタルまでの道のりをGoogleマップを頼りに宿を探し始めたんだけど、これがまた見つからない。
番地の前まで行くんだけど、それらしい入口が見当たらない。普通のビルの入口しかない。何度も行ったり来たりしながら、うろうろうろうろ。あれ、ここじゃないの?いや、でもここのはずなんだけど?と、同じ道を何往復かして。
やっと気づいたのは、すっごく狭い扉の、しかも上の方に、小さくオスタルの名前が書いてあることだった。
目立つ看板ゼロ。並びが商店とかカフェだし、見過ごしてたよ。こんなのわかるわけないじゃんー。

でもまあ、見つかった。チェックインの時間より早く着いてしまったので、荷物だけ預かってもらうことにした。名前を書いて、注意事項を聞いて、荷物をよろしくお願いして。
さあ、これでやっと身軽になった。
ここがスペインだ。バルセロナだ。やっと来た!来ちゃったよ!
バルコニーとか、家のつくりがめちゃ可愛いやん!
荷物を預けてオスタルの扉を出た瞬間、じわっと実感が来た。空気が違う。光が違う。なんか、ヨーロッパの匂いがする。カラッとした空気と、石畳と、街行く人たちのファッションと、聞こえてくる言葉が全部スペイン語で。
「ここがスペインか」と、ひとりでブツブツつぶやきながら歩く、怪しい日本人のわたし(笑)

まずは腹ごしらえ。テラスで生ハムサンドとコーヒーを。
オスタルのすぐ横にカフェがあった。今日は15時にカサ・バトリョ、夜にバル巡りツアーの予定。
実は、到着日は疲れているだろうからのんびりするつもりだったんだけど、AIと一緒に旅程を立てていた時に日程を1日間違えて前倒しで計画してしまい、カサ・バトリョを初日午後に予約してしまっていた。実は午前にサグラダ・ファミリアも間違えて予約してしまったのだが、メールで後日に変更してもらえたので良かった。
そんなこんなでこれから動かなくちゃいけないので腹ごしらえ。オスタル隣のカフェは、ミニサンドイッチとコーヒーのセットがあるので良さそう。
さっそくテラス席に座った。アジア系の人がやってるので、ちょっと安心感もある。
外で食事をするって、日本ではめったにない。日本でも外のテラス席はあるけど、夏は暑すぎて不快だし、風が強い日は食べ物が飛ぶし、なんかあまり積極的に使いたいと思えない。
でもバルセロナの気候はカラッとしていて、日差しはあるけど風が気持ちよくて、30度ぐらいあったらしいのに全然不快じゃない。わたしは湿気に本当に弱くて、湿気があると一気に体力が削られるんだけど、ここは全然違う。これだよ、これを求めていたんだよ。ああ気持ちいい!!!
ボカディージョ(小さな生ハムのサンドイッチ)とアメリカーノを頼んだ。生ハムが薄くてしょっぱくて、パンがカリカリで、コーヒーがちゃんと美味しくて。シンプルなのに、なんでこんなに美味しいんだろう。旅先の補正がかかっているのかもしれないけど、それでも美味しいものは美味しい。

テラスに座って、コーヒーを飲みながら、これからの作戦を練った。
午後にカサ・バトリョが入っているから、それまでに少し観光したい。サグラダ・ファミリアは3日目に内部見学の予約を入れてあるけど、外観だけでも先に見ておきたい。地下鉄でも行けるんだけど、せっかくだから歩いてみようか。どうせこの旅、毎日たくさん歩くことになるんだろうし。
ということで、まずはサグラダ・ファミリアまで歩いてみることにした。
この判断が正しかったかどうかは、後ほど変な親父に「そんな無駄な体力使ってもしょうがない」と鼻で笑われることになるんだけど、それはまた別の話だ。
サグラダ・ファミリア、外から見て「ヌオー」ってなる。
サグラダ・ファミリアは、本当に急に現れる。
そう聞いていた。街の中を歩いていると、突然どかんと出てくる、と。半信半疑だったんだけど、本当にそうだった。普通の街並みを歩いていたら、突然、空をつんざくようにそびえ立つ塔が視界に飛び込んでくる。
「ヌオー」と声が出た。
何その声、という感じだけど、本当にそういう声が出た。ヌオー。なんか大きいものを見た時に出る音。
とにかくでかい。周りのビルと比べ物にならないスケールで、しかも近づくほどにディテールがすごいことになっていく。彫刻がびっしりで、塔がにょきにょきで、全体的に「この建物、大丈夫か?」という迫力がある。
生誕のファサード(正面入口の彫刻が施された面)は、見ごたえがあった。聖書の場面が細かく彫られていて、これがガウディの仕事か、と思わずじっくり眺めてしまった。

反対側の受難のファサードは、こちらは後から建てられた比較的新しいもので、正直「新しいですね」という感想になってしまった。わたしは古いものが好きで、タイムスリップできるような古い街並みや建物が大好きなので、新しい方はあまりぐっとこなかった。

周りには多くの観光客が写真を撮っていた。その中にアジア系も結構いたので、わたしも声をかけて写真を撮ってもらった。
時差的にはちょうど日本がまだ夜の早い時間。息子に「サグラダ・ファミリア着いたよ」とLINEビデオ通話してみたら、つながった。バルセロナの路上でバカみたいに「バルセロナついたよー!すごいすごい!でかい!」と興奮しながら息子に実況中継していた。バカみたい、と書いたけど、これが旅の醍醐味だと思っている。
ちなみにこの旅では海外ローミングにHolaflyというeSIMを使ってみた。以前はauの海外ローミングを使っていたんだけど、AIに相談したら「日数が長いのと使い放題があるから、eSIMの方がいいですよ」と言われて乗り換えてみた。たまに速度が落ちたり3Gになったりすることはあったけど、一応ちゃんとつながっていたので、十分だった。LINEもつながるし、便利になったもんだねぇ。しみじみ。
ランチは「エル・ナシオナル」で、とりあえずピンチョスと指差し注文。
お腹が空いてきたので、ランチ場所を探した。
海外に行くと毎回思うんだけど、メニューを見ても何を頼んでいいのか本当にわからない。日本だと写真付きのメニューがあることが多いけど、海外はほぼ全部文字だけ。英語の説明があったとしても「〇〇ソースの△△」みたいに書いてあって、どういう形状で出てくるのかが全然わからない。
日本で言うところの、例えば「親子丼」って書いてあったとして「鶏肉を一口大に刻んで、醤油の出汁の味で煮て、それを卵で閉じてご飯にかけた丼物」みたいな説明をされても、パッとピンとこないでしょ?それと一緒で、文字で書いてあっても全然想像ができないのよ。料理名と料理が結びつかないから、毎回なんとなくイメージで選んで、全然違うものが出てきて「これかよ!想像と違うぜ!」ってなる。
そういうわけで、「メニューを見て選べる店」か「指差しで選べる店」が初日のランチには向いているかなと思ったのと、トイレもしっかり使えるところがいいなとAIに聞いて探してもらう。
15時からカサ・バトリョなので、それに間に合うようにルート上でいい感じのお店を見つけてもらうようにした。
スペインは日本のようにコンビニでトイレを借りられるという感じではなく、どこかしらのお店に入らないとトイレが利用できないようだし、それも含めて考慮してもらうようにAIに指示。
すると「エル・ナシオナル」というフードコート的なところがあると教えてもらったので、行ってみることにした。

中に入ったら、なかなかいい雰囲気だった。広々とした空間に、バーカウンターがあって、ピンチョスが並んでいて。いかにもバル、という感じ。「ピンチョス」って言って指差せばなんとかなりそうだ。
メニューもあったけど、非常に分かりにくい。どれが展示してある食べ物にあたるのかがさっぱり分からん。悩んでいると店員さんが「何にする?」と聞いてきた。
とりあえず「ピンチョス」と言っておけば、パンの上に何かが乗っているやつだと分かるので、言ってみた。すると、店員さんがピンチョスの種類を口頭で、しかも早口で4種類くらいバーっと言う。早口で言われても分からんし、とりあえず聞き取れたサーモンとハムをお願いしたつもり。
ただ、そのうちの一つはどう見てもハムじゃないwクリームチーズ的な何か?だったけど、まあいいや。あとは唯一自信を持って頼めるトルティージャ(スペインオムレツ)を追加してお昼ごはん!

周りを見渡すと、フランス語が聞こえてきたり、ドイツっぽい言葉が聞こえてきたり、やっぱりヨーロッパからの旅行者が多い。EU圏ならバルセロナなんて気軽に来られるよな、という感じ。わたしみたいに遠路はるばる意気込んで、みたいなテンションで来ている人より、ゆるっと来ました感のある人が多い気がする。
こちらはトイレも大きくてちゃんとしていた。トイレが1つだけだとゆっくりできないし、助かるなぁー。
ここのお店以外にも素敵そうな店がいろいろ入ってるし、雰囲気も良いし、困ったらこちらは良いと思う!
さあ、ランチも終わった。いよいよ今日のメインイベントへ。
カサ・バトリョに行く時間だ。
それはもう、一歩入った瞬間に絶叫することになるのだが、それはまた次回。
今日もお読みくださりありがとうございました!
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