【家族信託リアル体験記 その2】第1回家族会議、親がまさかの温泉施設推し!
■2021年4月18日(日曜日)
夕食後、初めての家族会議を開催した。
まずは義母イノコの現状を共有しなければならない。
義実家訪問までに何度も電話で話をしていたので、おおよそのことは理解しているが、こういうのは自分の口から言ってもらうことが大切だ。
◎家の敷地が無駄に広く、夏の草むしりや冬の雪かきがしんどくなってきた
◎膝が悪いのにイノコの寝室が2階のため、階段の上り下りが大変
◎戸建てで部屋数が多いので、掃除が行き届かない ← これは昔から🤣
◎いつまで車の運転ができるか不安(村内には銀行やまともなスーパーがなく、病院も遠いため、自家用車は必須)
◎子供たちは離れて暮らしているし、近くに親戚もいないので、いざという時心配
今はまだ元気だが、来年も元気とは限らない。となると、子供と同居するか、施設に入るかという選択肢だが、私たち夫婦は義実家に戻る気は全くなかった。
仮に戻ってきたとしても、私たち自身も年を取るのだから、イノコが抱えている問題を繰り返すのは見えている。
イノコ自身もそれはよくわかっていた。だから「2年後くらいを目途にこの村を離れ、施設に入居する」と言い出したのだ。
よく『親を施設に入れるのは大変』という話を聞くが、その点に関して私たちはとてもラッキーだった。
では、具体的にどこの施設に移るのか。
村内か、県内の大きな街か?
年寄りを引っ越しさせるとボケると言うし、できれば住み慣れたX県内がいいだろう。
と思って聞いてみたら、こんな返事が返ってきた。
👱「この村の施設は嫌だわ。だって田舎なんだもの」
相変わらず偉そうである😓
👱「群馬辺りを考えているの。あそこには温泉付きの施設があるらしいのよ」
え、なんで群馬?😱
👱「だって群馬には私の弟夫婦がいるでしょ?(弟嫁の)Kさんはケアマネージャーだから、彼女を頼ろうと思うの」
いやいや、そんな大雑把な!🤣
👦「まてまて。K叔母さんはお袋の面倒を看てくれるって言ったのか?」
👱「まだ何も話してないの。でもたぶん大丈夫だと思うの」
👦「何も話してないのに、何を根拠に大丈夫って思うんだ?」
👱「彼女はケアマネさんだから、いろんな施設に顔が利くのよ」
👦「顔が利くのと、お袋の面倒をみるのは別の話だろう」
👱「でもあの人は面倒見がいいから……」
👦「勝手に決めるなよ。ダメだって言われたらどうするんだ?」
👱「でもきっと大丈夫だと思うの」
温泉付き施設で、優雅に暮らす自分を勝手に妄想しているイノコ。
しかしその費用がいくらなのか、そもそも自分が入居できるのかなどはまったく考えていなかった。
しかも、肝心のK叔母さんには、まだきちんと話をしていないというから呆れるではないか。この根拠のない自信は、どこから湧いてくるのだろう。
でももしかしたら、私達の知らないところで、それほどの信頼関係を叔母と結んでいるのかもしれない。
👦「明日K叔母さんに電話して、ちゃんと了解を取ってくれないか?もし本当に看てくれるというなら、俺たちだって挨拶に行かなきゃ」
👱「わかったわ」
群馬行きが決まらない限り、話も進まないということで、この日の会議はこれにて終了。その代わり明日からは、イノコの書類整理をしようという話になった。
温泉付き施設はともかく、彼女の財産を把握しないと今後の予算計画も立てられない。
これは抵抗するだろうと思っていたが、意外にも素直に同意してくれた。
👱「大切な書類関係は、すべてこの引出しに入っているの」
👩「ありがとうございます。じゃあ今日はもう遅いから、明日拝見しますね」
何も話が進んでいないのに、なんだかすごく疲れた一日。
でもこんなのは、まったく序の口だった。
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※このnoteでは、義母イノコと家族信託を締結するまでの道のりを綴っています。ここに書かれていることはすべて当時の話であり、現在と状況は異なる可能性があります。また家族信託を検討中の方は、私の体験談を参考程度にとどめ、必ず専門家にご相談ください。
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