ITコンサルタントと開発会社が「技術者の言葉」でコミュニケーションできたら ─ 実装型の「伝えられる」スキル
Day18の続き:「伝えられる」
昨日は「分かる」について書きました。
「分かる」とは、技術的な実現可能性を判断できること。
今日は「伝えられる」について書きます。
Day15で書いた「実装型コンサルタント」の3つの意味:
作れる ─ 自分で手を動かせる
分かる ─ 技術的な実現可能性を判断できる(←Day18)
伝えられる ─ 開発会社に明確に指示できる(←今日)
Day8の世界線2を振り返る
Day8「二つの世界線」における世界線2で、私はこんな指示を出しました。
「GCPのCloud Functionsで各ECサイトのAPIを叩いてください」
「BigQueryにデータ集約、Looker Studioで可視化しましょう」
これは「技術者の言葉」です。
「技術者の言葉」で指示する価値
もし私が技術を知らなかったら、どう指示していたか。
「データベースにデータを集めてダッシュボード化してください」
これだと、開発会社は困ります。
データベースに何を使えばいいのか?
ダッシュボードはスクラッチ開発?何かサービスを使う?
予算感はどれくらい?
見積もりも曖昧になり、手戻りが発生しやすい。
製品名レベルで明確な指示ができると:
見積もり精度が上がる
話が早くなる
手戻りが減る
経営者と技術者、両方の言葉を話す
私はプログラミングからキャリアをスタートして、プロジェクトマネジメント職へ進みました。
技術者の言葉は母語のようなものです。
一方、経営者との対話も経験してきました。
その結果、両方の言葉を話せるようになりました。
経営者に対しては:
「在庫配分を最適化する流れを整理しましょう」
「新しいツールを覚えなくていいです。既存の環境で実現できます」
技術者に対しては:
「Cloud FunctionsでAPIを叩いて、BigQueryに集約してください」
「IAMで権限設定してください」
この「翻訳」ができることが、私が「実装型」を名乗る理由の一つです。
開発会社との信頼関係
「技術者の言葉」で指示できると、開発会社との信頼関係も築きやすくなります。
「あの人は大体わかってるから話が早い」
こう思ってもらえると、提案も率直にもらえます。
「この方法だと厳しいですが、こちらの方法なら可能です」という建設的な対話ができる。
もちろん全ての技術を理解しているわけではありません。
分からないことは正直に聞きます。
でも、提案の妥当性を判断できるベースがある。
それが「実装型」の強みです。
まとめ
「伝えられる」とは、開発会社に技術者の言葉で指示できること。
製品名レベルで明確な指示 → 見積もり精度向上、手戻り減少
経営者と技術者、両方の言葉を話す → 翻訳者としての価値
枯れた技術 + 新しいインフラ → 幅広い技術をカバー
Day8の世界線2が成功したのは、この「伝えられる」があったからです。
「開発会社との間に立ってくれる人がほしい」
そんな悩みがあれば、ぜひご相談ください。
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