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DQ11考察 vol.6:二つの時渡りが描く役割と新たな疑問



【ネタバレあり】この記事は、DQ11の真エンディングとHD-2D版DQ3の核心に触れる考察です。未プレイ・プレイ中の方は閲覧にご注意ください。
本記事は、ゲーム内描写やシリーズ作品との共通点をもとにした私個人の考察です。公式設定を示すものではありません。

1.【DQ11考察】忘れられた塔とギアガの大穴 〜役割から読み解く対応関係〜

見た目だけを比較すると、忘れられた塔とギアガの大穴はまったく異なる場所です。

しかし、物語の中での役割や演出には、多くの共通点があります。

・新たな物語への入口
・世界の転換点
・勇者が元の世界へ戻れない

このように、「物語の役割」「演出」「物語上の機能」が対応していることから、私は、忘れられた塔はギアガの大穴を形だけ再現したのではなく、その役割を受け継いだセルフオマージュではないかと考えています。

なお、本記事でいう「対応」とは、見た目ではなく物語上の役割や演出、機能を比較したものです。詳しくは前回の記事「DQ11考察 vol.5」で説明しています。


2.【DQ11考察】イレブンとセニカ、二つの時渡りについて

2-1. イレブンの時渡りについて

イレブンは時のオーブを破壊し、勇者の剣が折れた状態で過去へ時を渡ります。そして過去で改めて勇者の剣・改を作り上げます。

一方、DQ3で勇者がギアガの大穴を通ってアレフガルドへ降り立ちます。そしてHD-2D版DQ3では、追加でメルキドで「折れた剣」を手に入れ、王者の剣を再生します。

この流れは、「折れた剣を再生すること」と「新たな物語へ進むこと」という二つの役割において共通しているように感じます。

このことから私は、イレブンの時渡りもまた、DQ3で勇者がギアガの大穴を越え、新たな物語へ進む役割を受け継いだ演出ではないかと考えています。

さらに、イレブンの時渡りの折れた勇者の剣と、HD-2D版DQ3で登場する「折れた剣」にも物語上の対応があるように感じています。

そして、勇者の剣・改から王者の剣へと繋がる可能性も、一つの解釈として考えています。

この点については、別の記事で改めて詳しく考察したいと思います。

2-2. セニカの時渡りについて

真エンディングで描かれるセニカの時渡りは、イレブンの時渡りとは演出が異なります。

セニカは勇者の剣を持たず、剣も折れません。私は、この違いにも意味があると考えています。

もしイレブンの時渡りが、DQ3の勇者がアレフガルドへ降り立ち、新たな物語へ進むことを表した演出だとするならば、セニカの時渡りは、失われた過去へ戻り、ローシュのもとへ帰ることを描いた演出なのではないでしょうか。

この二つの時渡りは、どちらも「勇者に関わる歴史の転換点」を描いていますが、その役割は対照的です。

イレブンは未来へ繋がる新たな歴史へ進み、セニカは本来あるべき過去へ帰還する。

私は、この対比がDQ3エンディングで語られた「勇者の姿を見た者はいない」という描写や、堀井雄二氏が語った「DQ3の勇者はアリアハンへ帰ったと受け止めてもよい」という解釈と重なるように感じました。

つまり、セニカの時渡りは、DQ3勇者の帰還というテーマを別の形で演出しているのではないか、というのが私の考えです。

3.【DQ11考察】新たな疑問

この考察を進める中で、一つの疑問が生まれました。

もしセニカの時渡りがDQ3の勇者の帰還を重ねた演出だとするならば、DQ3の勇者はアリアハンへ帰ったと解釈できます。

しかし、HD-2D版DQ3やHD-2D版DQ1・2では、DQ3の勇者はアレフガルドに残ったようにも描かれています。

では、「ロトの血筋」はどのように繋がっていくのでしょうか。

この疑問については、次回改めて考察したいと思います。


今回の考察は、あくまでわたし個人の解釈になります。
皆さんの疑問や見解、考察がありましたら
リプライでお待ちしております。
ここまで、私の拙い考察にお付き合いいただき心からの感謝を致します。

以上、ロトゼタシアを巡る考察でした。


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前回の考察はこちら↓
DQ11考察 vol.5:役割と機能から読み解くDQ11〜私がこの考察に至った理由〜

次の考察はこちら↓
DQ11考察】vol.7:ロトの血と意思とは何だったのか?〜セニカの時渡りから見えるロトの血筋そして意思〜


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