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DQ11考察 vol.5:役割と機能から読み解くDQ11〜私がこの考察に至った理由〜


【ネタバレあり】この記事は、DQ11の真エンディングとロトシリーズ、そして天空シリーズに触れる考察です。未プレイ・プレイ中の方は閲覧にご注意ください。

本記事は、公式設定を断定するものではなく、ゲーム内描写やシリーズ作品との共通点をもとにした、私個人の解釈による考察です。


1.【DQ11考察】私がDQ11を読み解く前提

これまでの考察では、DQ11の真エンディングからロト伝説や天空シリーズへ繋がる可能性について考察してきました。

そこで今回は、まず私がどのような考え方でDQ11を読み解いているのか、その前提について整理したいと思います。

私は、ゲーム内描写やシリーズ作品との共通点だけでなく、過去作品へのオマージュやモチーフも重要な手掛かりとして考察しています。

しかし、単に見た目が似ているから対応しているとは考えていません。

下記の項目を主に重視しています。

・物語の中での役割
・演出としての意味
・物語上の機能

特にDQ11では、過去のDQ1からDQ10までのシリーズで描かれてきた世界や物語が存在した上で、その要素を受け継ぎながら新たな世界が創造されたものとして考察しています。

また、ドラゴンクエストシリーズ全般を「プレイヤーが勇者となって旅をする物語」と解釈してます。

そのため私は、物語の歴史だけでなく、プレイヤーからの視点や、シリーズを通して体験してきた歴史も、作品を読み解く重要な視点の一つだと考えています。

このような前提のもと、私はシリーズ作品との対応関係を考察しています。


2.【DQ11考察】曖昧なオマージュという表現

DQ11には、過去作品へのオマージュやモチーフが数多く散りばめられています。

しかし、それらは過去作品をそのまま再現しているのではなく、DQ11の物語に合わせて再構成されているように感じます。

私は、このような表現を「曖昧なオマージュ」と考えています。

その代表例として考えているのが、

ギアガの大穴と忘れられた塔です。
一見するとこの二つは「大穴」と「塔」であり、まったく異なる場所に見えます。

しかし、物語上の役割を比較すると、多くの共通点があります。

特にHD-2D版DQ3では、ギアガの大穴へ至るまでの流れが重要だと考えています。

まず、DQ3におけるギアガの大穴の物語上の役割を整理します。

バラモス撃破後、アリアハンでのエンディングイベントの後に竜の女王様が亡くなります。
ギアガの大穴へはラーミアで向かい、光の玉の力によって通れるようになった、ギアガの大穴から落ちて闇の世界アレフガルドのラダトームへ向かいます。

これは新たな世界の始まりと新たな物語への入り口である。
大魔王を倒した後、勇者は元の世界へ帰れない、そしてアリアハンのある世界は勇者のいない世界となる。


次に、DQ11の忘れられた塔について考えてみます。

ウルノーガ撃破後、エンディングが流れるしかし聖龍は現れません。
忘れられた塔へはケトスで向かい、時のオーブを破壊して時を巻き戻し、過去の世界、聖地ラムダに辿り着きます。

これは、新たな歴史の始まりであり、新たな物語への入り口となります。
イレブンは元の時間へ帰れない、元の時間は勇者のいない世界となり時が巻き戻り、勇者の記憶となる。


このように、ギアガの大穴と忘れられた塔に関する、物語全体の流れや役割が対応していることから、忘れられた塔はギアガの大穴をそのまま再現したのではなく、その役割を受け継いだセルフオマージュではないかと、私は考えています。

さらに、本考察ではロトゼタシア上空にアレフガルドのモチーフが配置されていると考察しています。

もしその解釈が正しいなら、本来「下へ進む穴」であったギアガの大穴が、「上へ向かう塔」という形に再構成されたことにも意味があるのではないでしょうか。


3.【DQ11考察】DQ11には「ドラゴンクエスト探し」という遊び方があるのではないか

DQ11には、宝箱、小さなメダル、レシピブックなど、プレイヤーが自ら探す楽しみが数多く用意されています。

私は、それと同じように、シリーズ作品へのオマージュやモチーフも、プレイヤー自身が見つけて読み解くための手掛かりとして散りばめられているのではないかと考えています。

DQ11では、分かりやすく配置されているオマージュ、モチーフもあれば、物語の中で自然に溶け込むよう再構成されているものもあります。

だからこそ、一見すると別の場所や別の出来事に見えても、その役割や物語上の機能に注目することで、新たな繋がりが見えてくるのではないでしょうか。

私は、このようにシリーズ作品との共通点を探し、その意味を読み解いていくことも、DQ11という作品の楽しみ方の一つだと感じています。

言うならば、それは「ドラゴンクエスト探し」とも呼べる遊び方なのかもしれません。


今回の考察は、あくまでわたし個人の解釈になります。
皆さんの疑問や見解、考察がありましたらリプライでお待ちしております。
ここまで、私の拙い考察にお付き合いいただき心からの感謝を致します。

以上、ロトゼタシアを巡る考察でした。


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前回の考察はこちら↓
DQ11考察vol.4:聖龍の闇落ちから繋がる竜王誕生までの物語

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DQ11考察 vol.6:二つの時渡りが描く役割と新たな疑問


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