2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
B 1126:2015
目
次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方 ··············································································· 2
5 表示······························································································································· 5
5.1 製品の表示 ··················································································································· 5
5.2 包装の表示 ··················································································································· 5
附属書JA(規定)ねじ部が1種〜4種のつば付き六角タッピンねじ ··············································· 6
附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 11
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
B 1126:2015
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会
(JFRI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS B 1126:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(2)
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日本工業規格
JIS
B 1126:2015
つば付き六角タッピンねじ
Hexagon washer head tapping screws
序文
この規格は,2011年に第2版として発行されたISO 7053を基に,対応する部分(形状・寸法,製品仕様
及び製品の呼び方)についてはこれを編集し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であ
る。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。変更の
一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
また,我が国における生産・使用の実態を反映するため,ISO規格にはない次の附属書を示す。
附属書JA(規定)ねじ部が1種〜4種のつば付き六角タッピンねじ
1
適用範囲
この規格は,ねじの呼びST2.2〜ST8のつば付き六角タッピンねじの特性について規定する。
なお,ねじ部がJIS B 1007によらない1種〜4種のつば付き六角タッピンねじの特性は,附属書JAに
よる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 7053:2011,Hexagon washer head tapping screws(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0143 締結用部品−ねじ部品の寸法の記号及び意味
注記 対応国際規格:ISO 225:2010,Fasteners−Bolts, screws, studs and nuts−Symbols and descriptions
of dimensions(IDT)
JIS B 1007 タッピンねじのねじ部
注記 対応国際規格:ISO 1478:1999,Tapping screws thread(IDT)
JIS B 1010 締結用部品の呼び方
JIS B 1021 締結用部品の公差−第1部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット−部品等級A,B
及びC
注記 対応国際規格:ISO 4759-1:2000,Tolerances for fasteners−Part 1: Bolts, screws, studs and nuts−
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Product grades A, B and C(IDT)
JIS B 1044 締結用部品−電気めっき
注記 対応国際規格:ISO 4042:1999,Fasteners−Electroplated coatings(IDT)
JIS B 1046 締結用部品−非電解処理による亜鉛フレーク皮膜
注記 対応国際規格:ISO 10683:2000,Fasteners−Non-electrolytically applied zinc flake coatings(IDT)
JIS B 1047 耐食ステンレス鋼製締結用部品の不動態化
注記 対応国際規格:ISO 16048:2003,Passivation of corrosion-resistant stainless-steel fasteners(IDT)
JIS B 1054-4 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第4部:タッピンねじ
注記 対応国際規格:ISO 3506-4:2009,Mechanical properties of corrosion-resistant stainless steel
fasteners−Part 4: Tapping screws(IDT)
JIS B 1055 熱処理を施した鋼製タッピンねじ−機械的性質
注記 対応国際規格:ISO 2702:2011,Heat-treated steel tapping screws−Mechanical properties(IDT)
JIS B 1071 締結用部品−精度測定方法
JIS B 1091 締結用部品−受入検査
注記 対応国際規格:ISO 3269:2000,Fasteners−Acceptance inspection(IDT)
JIS B 1099 締結用部品−ボルト,小ねじ,植込みボルト及びナットに対する一般要求事項
注記 対応国際規格:ISO 8992:2005,Fasteners−General requirements for bolts, screws, studs and nuts
(IDT)
JIS B 1122 十字穴付きタッピンねじ
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101による。
4
形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方
六角タッピンねじの形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方は,表1による。
表1−つば付き六角タッピンねじの形状・寸法,製品仕様及び製品の呼び方
種類
つば付き六角タッピンねじ
形状・寸法
製品仕様
製品の呼び方(例)
図1及び表2
表3
表4
形状・寸法の記号は,JIS B 0143による。
製品の呼び方は,JIS B 1010による。
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a) C形
b) F形
c) R形
注a) くぼみ(任意)
b) aは,完全な谷底形状が存在する最初の箇所から頭部座面までの長さ。
図1−つば付き六角タッピンねじ(C形,F形及びR形)の形状
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表2−つば付き六角タッピンねじ(C形,F形及びR形)の寸法
単位 mm
ねじの呼び
最大
最小
最大
最大
最小
最大(基準寸法)
最小
最小
最大(基準寸法)
最小
最小
最小
最大
y(参考)
C形
F形
R形
1 000個当たりの概算質量(kg)(密度ρ=7.85 kg/dm3)
呼び C形及びR形
長さ
最小 最大
(参考)
F形
最小
最大
太線の枠内の呼び長さが,推奨する呼び長さの範囲である。
注a) Pは,ねじのピッチ。
b) 上段の太線より短い長さ(−印)のものは,製造してはならない。
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表3−つば付き六角タッピンねじ(C形,F形及びR形)の製品仕様
材料
鋼
ステンレス鋼
一般要求事項
ねじ
機械的性質 鋼種区分−硬さ区分
適用規格
公差
部品等級
適用規格
仕上げ−皮膜
表面処理なし
電気めっきの要求がある場合は,JIS B
1044による。
不動態化の方法は,JIS B 1047によ
る。
非電解処理による亜鉛フレーク皮膜の
要求がある場合は,JIS B 1046による。
付加的な要求又はその他の仕上げ若しくは皮膜については,受渡当事者間の
協定による。
受入検査
受入検査は,JIS B 1091による。
表4−つば付き六角タッピンねじ(C形,F形及びR形)の製品の呼び方の例
例
製品
ねじの呼びST3.5,ねじ先がR形,呼び長さl=16 mmのJIS B 1055による鋼製(St)のつば付き六角
タッピンねじの場合
呼び方
つば付き六角タッピンねじ JIS B 1126−ISO 7053−ST3.5×16−St−R
製品
ねじの呼びST3.5,ねじ先がR形,呼び長さl=16 mmのJIS B 1054-4によるステンレス鋼製(A4-20H)
のつば付き六角タッピンねじの場合
呼び方
つば付き六角タッピンねじ JIS B 1126−ISO 7053−ST3.5×16−A4-20H−R
注記 図1,表2,表3及び表4は,ISO 7053に一致している。
5
表示
5.1
製品の表示
つば付き六角タッピンねじの製品に対する表示は,一般に施さない。
5.2
包装の表示
この規格の全ての要求事項に適合した製品の包装には,外面に次の事項を表示する。
a) 規格名称又は規格番号
b) タッピンねじの種類
c) ねじ先の種類
d) ねじの呼び×呼び長さ
e) 材料(材料の表示は,一般名称によるものでもよい。)
f)
数量
g) 指定事項(必要がある場合,例えば,表面処理の指定。)
h) 製造業者名又はその略号(略号には,なるべく登録商標を用いる。)
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附属書JA
(規定)
ねじ部が1種〜4種のつば付き六角タッピンねじ
JA.1 適用範囲
この附属書は,JIS B 1122の附属書JB(タッピンねじのねじ部が1種〜4種の形状・寸法)で規定する
ねじ部が1種〜4種の鋼製及びステンレス鋼製のつば付き六角タッピンねじの特性について規定する。
注記1 この附属書で規定するつば付き六角タッピンねじは,ISO 7053に規定するものとは異なり,
将来廃止するので新規設計の機器,部位などには使用しないのがよい。
注記2 この附属書で規定する鋼製及びステンレス鋼製のつば付き六角タッピンねじは,以下,“鋼タ
ッピンねじ”及び“ステンレスタッピンねじ”といい,それらを総称する場合は,単に“タ
ッピンねじ”という。
JA.2 種類
タッピンねじの種類は,表JA.1による。
表JA.1−タッピンねじの種類
種類
つば付き六角タッピンねじ
ねじ部の種類
1種
2種
3種
4種
JA.3 形状・寸法
タッピンねじの形状・寸法は,表JA.2による。ただし,ねじ部の形状・寸法は,JIS B 1122の附属書
JBの1種,2種,3種及び4種による。
JA.4 材料及び熱処理
タッピンねじの材料及び熱処理は,次による。
a) 鋼タッピンねじの材料及び熱処理は,JIS B 1122のJC.2(材料及び熱処理)による。
b) ステンレスタッピンねじの材料及び熱処理は,JIS B 1122のJD.2(材料及び熱処理)による。
JA.5 機械的性質
タッピンねじの機械的性質は,次による。
a) 鋼タッピンねじの機械的性質は,JIS B 1122のJC.3(機械的性質)による。
b) ステンレスタッピンねじの機械的性質は,JIS B 1122のJD.3(機械的性質)による。
JA.6 表面状態
タッピンねじの表面は滑らかで,使用上有害な割れ,きず,かえり,ばり,さびなどの欠陥があっては
ならない。
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JA.7 表面処理
タッピンねじには,一般に表面処理を施さない。特にめっきその他の表面処理を必要とする場合は,注
文者が指定する。
なお,電気めっきを施す場合は,JIS B 1044による。
JA.8 検査
JA.8.1 形状・寸法検査
タッピンねじの形状・寸法検査は,次による。
a) ねじ部の形状・寸法は,直接測定によって行い,JIS B 1122のJB.3(形状・寸法)に適合しなければ
ならない。
b) ねじ部を除く部分の形状・寸法検査は,JIS B 1071の各部寸法の測定方法又はこれに代わる方法によ
って行い,その値は,表JA.2に適合しなければならない。
JA.8.2 機械的性質検査
タッピンねじの機械的性質検査は,次による。
a) 鋼タッピンねじは,JIS B 1122のJC.4(試験方法)によって行い,JIS B 1122のJC.3(機械的性質)
に適合しなければならない。
b) ステンレスタッピンねじは,JIS B 1122のJD.4(試験方法)によって行い,JIS B 1122のJD.3(機械
的性質)に適合しなければならない。
JA.8.3 表面状態検査
表面状態の検査は,目視によって行い,JA.6に適合しなければならない。
JA.8.4 受入検査
受入検査は,特に指定がない限り,JIS B 1091による。
JA.9 製品の呼び方
タッピンねじの呼び方は,規格番号1),タッピンねじの種類,ねじ部の種類,呼び径×呼び長さ,材料
及び指定事項2)による。
例 JIS B 1126 つば付き六角タッピン
つば付き六角タッピンねじ
||
||
(規格番号) (タッピンねじの種類)
− 2種 − 4×12
− A2K 3)
− 4種 − 3×10 − SUS 305-WSA
||
||
||
(ねじ部 (呼び径×
||
(材料) (指定事項)
の種類) 呼び長さ)
注1) 規格番号は,特に必要がなければ省略してもよい。
2) 指定事項は,表面処理の種類などを必要に応じて示す。
3) A2Kは,JIS B 1044の附属書E(ねじ部品の電気めっきのための呼び方のコード,システムA)
の記号による。
JA.10 表示
JA.10.1
製品の表示
タッピンねじの製品に対する表示は,一般に施さない。
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JA.10.2
包装の表示
この附属書の全ての要求事項に適合した製品の包装には,外面に次の事項を表示する。
a) 規格名称又は規格番号
b) タッピンねじの種類
c) ねじ部の種類
d) 呼び径×呼び長さ
e) 材料(材料の表示は,一般名称によるものでもよい。)
f)
数量
g) 指定事項(必要がある場合,例えば,表面処理の指定。)
h) 製造業者名又はその略号(略号には,なるべく登録商標を用いる。)
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表JA.2−つば付き六角タッピンねじ(1種,2種,3種及び4種)の形状・寸法
単位 mm
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表JA.2−つば付き六角タッピンねじ(1種,2種,3種及び4種)の形状・寸法(続き)
単位 mm
ねじの呼び径
最大
基準寸法
許容差
最小
基準寸法
許容差
最小
基準寸法
許容差
最大
最大
最大
最大
最小
呼び
長さ
1種・4種
2種・3種
最小
最大
最小
最大
基準寸法
許容差
呼び径に対して推奨する呼び長さは太線の枠内とする。
ただし,×印のものは1種及び4種には適用しない。
頭部頂面のくぼみの形状・寸法は,任意とする。ただし,タッピンねじの機械的性質を損なうものであ
ってはならない。
とがり先は4種を用い,1種はなるべく用いない。
注a) k'の測定にリングゲージを用いる場合,その内径はe
mmとする。ただし,リング内径の角は
直角であって,丸み及び面取りがあってはならない。
b) 呼び長さlは,指定によってこの表以外のものを使用することができる。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 1126:2015 つば付き六角タッピンねじ
(I)JISの規定
箇条番号
及び題名
(II)国際
規格番号
内容
1 適用範囲 つば付き六角タッピン
ねじについて規定。
2 引用規格
3 用語及び
主な用語について引用
定義
元を規定。
4 形状・寸
製品の形状・寸法,製品
法,製品仕
仕様及び製品の呼び方
様及び製品
の呼び方
5 表示
附属書JA
(規定)
(III)国際規格の規定
箇条
番号
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容
内容
箇条ごと
の評価
JISと同じ(ただし, 追加
附属書JAを除く。)
技術的差異の内容
ISO規格によらないタッピンねじは
附属書JAとして追加している旨を
記載している。
追加
用語であり技術的な差異はない。
形状・寸法を規定
製品仕様を規定
製品の呼び方を規定
一致
追加
追加
JISは,ISO規格の三つの箇条を一つ
にまとめたものであり,技術的差異
はない。
ただし,JISは,注記に製品の呼び
方のJISを記載。
JISは,JISマーク制度を運用してい
るため表示事項を追加した。
ISO規格によらない我が国独自のタ
ッピンねじを附属書JAとして規定。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 7053:2011,MOD
(V)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
我が国で多用しているタッピ
ンねじを追加する必要がある。
適合性評価のために必要。
我が国におけるタッピンねじ
の生産・使用の実態は,附属書
に製品のものが圧倒的に多い
ため,この附属書は“将来廃止
する”ことを前提に残置した。
製品及び包装の表示を
規定。
JIS B 1122の附属書JB
で規定するねじ部1種
〜4種の鋼製及びステ
ンレス鋼製のつば付き
六角タッピンねじにつ
いて規定。
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B 1126:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致 ················ 技術的差異がない。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。