2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

B 1216:2006

まえがき

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本ばね工業会(JSMA)/財団法人

日本規格協会(JSA)から団体規格(JSMA SC002:2001)を元に作成した工業標準原案を具して日本工業規格を

制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格で

ある。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

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ページ

1. 適用範囲 ························································································································ 1

2. 引用規格 ························································································································ 1

3. 定義 ······························································································································ 1

4. 種類及び記号

5. 品質 ······························································································································ 1

6. 形状及び寸法 ·················································································································· 2

7. 材料 ······························································································································ 2

8. 表面処理 ························································································································ 2

9. 試験方法 ························································································································ 2

10. 検査 ···························································································································· 3

11. 製品の呼び方················································································································· 3

12. 表示 ···························································································································· 3

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日本工業規格

JIS

B 1216:2006

押込みばね板ナット

Push-on spring nuts

1. 適用範囲 この規格は,鋼製及びステンレス鋼製のスタッド用の押込みばね板ナット(以下,ナット

という。)について規定する。

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 0103 ばね用語

JIS B 1091 締結用部品−受入検査

JIS B 7502 マイクロメータ

JIS G 3311 みがき特殊帯鋼

JIS G 4313 ばね用ステンレス鋼帯

JIS G 4802 ばね用冷間圧延鋼帯

JIS H 8610 電気亜鉛めっき

JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0103による。

4. 種類及び記号 ナットの種類及び記号は,形状及び材料の種類によって,表 1及び表 2による。

表 1 形状の種類

種類

記号

角形ナット

丸形ナット

表 2 材料の種類

種類

記号

鋼製ナット

ステンレス鋼製ナット

5. 品質

5.1

外観 ナットの外観は,9.1の規定によって試験したとき,滑らかで割れ及び使用上有害なひび,ば

り,ひずみなどの欠陥があってはならない。

5.2

硬さ ナットの硬さは,9.3の規定によって試験したとき,表 3による。

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B 1216:2006

表 3 ナットの硬さ

種類

5.3

硬さ

鋼製ナット

ステンレス鋼製ナット

抜け荷重 ナットの抜け荷重は,9.4の規定によって試験したとき,表 4による。

表 4 抜け荷重

単位 N

抜け荷重

ナットの

呼び(mm)

角形ナット

丸形ナット

196 以上

196 以上

294 以上

785 以上

392 以上

981 以上

490 以上

1 471 以上

588 以上

1 667 以上

785 以上

1 765 以上

3 138 以上

3 922 以上

6. 形状及び寸法 ナットの形状及び寸法は,9.2の規定によって試験したとき,付表1及び付表2による。

角形の鋼製は,呼び2,3,4,5,6及び8の6種類とし,角形のステンレス鋼製は,呼び2,3及び4の3

種類とし,丸形は,鋼製及びステンレス鋼製とも呼び2,3,4,5,6,8,10及び12の8種類とする。

7. 材料 ナットの材料は,表5による。表5以外の材料を用いる場合は,受渡当事者間の協定による。

表 5 ナットの材料

種類

材料

鋼製ナット

JIS G 3311のS60CM,S65CM,S70CM及びSK5M

JIS G 4802のS60C-CSP,S65C-CSP,S70C-CSP及びSK5-CSP

ステンレス鋼製ナット

JIS G 4313のSUS301-CSP及びSUS304-CSP

8. 表面処理 鋼製のナットには,通常,電気亜鉛めっきを施す。電気亜鉛めっきは,JIS H 8610によっ

て指定する。

なお,電気亜鉛めっきを施したものについては,めっき後クロメート処理前にできるだけ早く,200 ℃

の温度で4時間程度加熱するもろさ除去の処理を行う。

9. 試験方法

9.1

外観 外観は,目視によって調べる。

9.2

形状・寸法 形状・寸法は,JIS B 7502又は同等以上の精度をもつ測定器で測定する。

9.3

硬さ試験 硬さ試験は,JIS Z 2244による。

なお,ナットの表面を軽く研削した後,硬さを測定してもよい。

9.4

抜け荷重試験 鋼製試験棒にナットを押し込んだあと,図 1のように荷重試験機にセットし,軸方

向に力を加えて試験棒が滑り始めたとき又はナットが破損を起こし始めたときの力を測定する。加える力

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B 1216:2006

は,表4の抜け荷重による。ただし,鋼製試験棒の直径は,ナットの呼び(寸法許容差は,図1参照)と

同寸法とし,硬さが80〜100 HRB,表面粗さがRa 1.6 μm以下のものを用い,試験ごとに新しい試験棒を

用いる。

単位 mm

+0.05

試験棒

押込みばね板ナット

試験棒の外径=ナットの呼び

0

力の方向

ここに, H: ナットの高さの最大値

付表1,付表2参照

パネル

図 1 抜け荷重試験

10. 検査 ナットの検査は,9.の試験を行い,5.及び6.に適合しなければならない。ただし,ロット検査を

行う場合の抜取検査方式は,JIS B 1091又は受渡当事者間の協定による。

11. 製品の呼び方 ナットの呼び方は,規格番号又は規格名称,形状の種類又はその記号,呼び,材料の

種類又はその記号,表面処理の記号による。

例 JIS B 1216

押込みばね板ナット

角形

2

鋼製

R

2

St

Ep−Fe/Zn5/CM2

12. 表示 包装には,荷札その他適切な方法によって,次の事項を明りょうに表示する。

a) 規格番号又は規格名称

b) 形状の種類又はその記号

c) 呼び

d) 材料の種類又はその記号

e) 表面処理の記号

f)

数量

g) 製造番号

h) 製造業者名又はその略号

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B 1216:2006

付表 1 角形ナットの形状及び寸法

d

〔参考使用例〕

このようにしてもよい

スタッドの外径=ナットの呼び

パネル

〔参考使用例〕

t

単位 mm

ナットの呼

び(mm)(1)

(約)

(約)

(約)

(最小)

(最大)

基準寸法

許容差

注(1) 鋼製の呼びは,2,3,4,5,6及び8,ステンレス鋼製の呼びは,2,3及び4とする。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

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B 1216:2006

付表 2 丸形ナットの形状及び寸法

(内接円直径)

〔参考使用例〕

単位 mm

(約)

(約)

基準寸法

許容差

ナットの

呼び(mm)

基準寸法

許容差