2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

B 1359:2012

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序文 ··································································································································· 1

1 適用範囲························································································································· 1

2 引用規格························································································································· 1

3 用語及び定義 ··················································································································· 2

4 種類······························································································································· 2

5 形状・寸法 ······················································································································ 2

6 製品仕様························································································································· 5

7 製品の呼び方 ··················································································································· 6

8 表示······························································································································· 7

8.1 製品の表示 ··················································································································· 7

8.2 包装の表示 ··················································································································· 7

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 8

(1)

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B 1359:2012

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会

(JFRI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの

申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 1359:1990は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(2)

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日本工業規格

JIS

B 1359:2012

めねじ付き平行ピン

Parallel pins with internal thread

序文

この規格は,1997年に第2版として発行されたISO 8733及びISO 8735を基に,対応する部分(形状・

寸法,製品仕様及び製品の呼び方)については対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作

成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目(用語及び定義,表示)を日

本工業規格として追加している。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所及び附属書JAは,対応国際規格にはない事項

である。

1

適用範囲

この規格は,呼び径d1が6 mmから50 mmまでの硬化処理を施さない鋼製及びオーステナイト系ステン

レス鋼製のめねじ付き平行ピン,並びに硬化処理を施した鋼製及びマルテンサイト系ステンレス鋼製のめ

ねじ付き平行ピンの特性について規定する。

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 8733:1997,Parallel pins with internal thread, of unhardened steel and austenitic stainless steel

ISO 8735:1997,Parallel pins with internal thread, of hardened steel and martensitic stainless steel(全

体評価:MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 0101 ねじ用語

JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系

JIS B 0209-2 一般用メートルねじ−公差−第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(は

めあい区分)

注記 対応国際規格:ISO 965-2:1998,ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 2:

Limits of sizes for general purpose external and internal screw threads−Medium quality(IDT)

JIS B 0401-2 寸法公差及びはめあいの方式−第2部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表

JIS B 1010 締結用部品の呼び方

JIS B 1044 締結用部品−電気めっき

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2

B 1359:2012

注記 対応国際規格:ISO 4042:1999,Fasteners−Electroplated coatings(IDT)

JIS B 1054-1 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第1部:ボルト,ねじ及び植込みボルト

注記 対応国際規格:ISO 3506-1:1997,Mechanical properties of corrosion-resistant stainless steel

fasteners−Part 1: Bolts, screws and studs(IDT)

JIS B 1091 締結用部品−受入検査

注記 対応国際規格:ISO 3269,Fasteners−Acceptance inspection(MOD)

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101による。

4

種類

めねじ付き平行ピンの種類は,材料及び硬化処理によって区分し,表1による。

表1−めねじ付き平行ピンの種類

種類

1種

材料

硬化処理

タイプ

対応国際規格(参考)

硬化処理を施さないピン

焼入焼戻しを施すピン

タイプA

浸炭焼入焼戻しを施すピン

タイプB

オーステナイト系ステンレス鋼

2種

マルテンサイト系ステンレス鋼

5

焼入焼戻しを施すピン

形状・寸法

めねじ付き平行ピン1種の形状・寸法は表2による。めねじ付き平行ピン2種の形状・寸法は表3によ

る。

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3

B 1359:2012

表2−めねじ付き平行ピン1種の形状・寸法

単位 mm

公差域クラスm6 b)

ねじの呼びd

最小

呼び長さ

最小

最大

推奨する呼び長さの範囲

注記 表2は,ISO 8733:1997の寸法に一致している。

注a) 受渡当事者間の協定によって,空気抜きの溝又は僅かな平面部を軸心に沿って設けることができ

る。

b) d1の公差域クラスm6は,JIS B 0401-2による。受渡当事者間の協定によって,他の公差域クラス

を用いることができる。

c) Pは,ねじのピッチ。

d) 200 mmを超える呼び長さは,20 mmとびとする。

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4

B 1359:2012

表3−めねじ付き平行ピン2種の形状・寸法

公差域クラスm6 b)

ねじの呼びd

最小

呼び長さ

最小

最大

推奨する呼び長さの範囲

注記 表3は,ISO 8735:1997の寸法に一致している。

注a) 受渡当事者間の協定によって,空気抜きの溝又は僅かな平面部を軸心に沿って設けることができ

る。

b) d1の公差域クラスm6は,JIS B 0401-2による。受渡当事者間の協定によって,他の公差域クラス

を用いることができる。

c) Pは,ねじのピッチ。

d) 200 mmを超える呼び長さは,20 mmとびとする。

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5

B 1359:2012

6

製品仕様

めねじ付き平行ピン1種の製品仕様は表4による。めねじ付き平行ピン2種の製品仕様は表5による。

表4−めねじ付き平行ピン1種の製品仕様

ねじ

材料a)

表面仕上げ

JIS B 0205-2の並目ねじ,JIS B 0209-2の公差域クラス6H

鋼(St)

オーステナイト系ステンレス

鋼(A1)

硬さ125HV30〜245 HV30

JIS B 1054-1のA1

硬さ210HV30〜280 HV30

生地の状態:受渡当事者間の協定がない場合には,保護潤滑皮膜付 生地の状態:自然な仕上げ状

きの自然な仕上げ状態でピンを供給する。

態でピンを供給する。

皮膜処理する場合には,黒色酸化皮膜,りん酸塩皮膜,亜鉛めっき

クロメート処理皮膜b),又は受渡当事者間の協定による皮膜とする。

表面粗さ

表面状態

ピンは,凹凸又は有害な欠陥があってはならない。

ばりは,ピンのどの部分にもあってはならない。

受入検査

受入検査手順は,JIS B 1091による。

注記 表4は,ISO 8733:1997の製品仕様と一致している。

注a) 受渡当事者間の協定によって,他の材料を使用することができる。

b) 亜鉛めっきクロメート処理皮膜は,JIS B 1044による。

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B 1359:2012

表5−めねじ付き平行ピン2種の製品仕様

ねじ

材料a)

JIS B 0205-2の並目ねじ,JIS B 0209-2の公差域クラス6H

鋼(St)

タイプA

焼入焼戻しを施すピン

マルテンサイト系

ステンレス鋼(C1)

タイプB

浸炭焼入焼戻しを施すピン

化学成分(チェック分析)%

JIS B 1054-1のC1

の硬さに焼入焼戻し

受渡当事者間の協定によって,どちらかを選択する。

0.15以下

0.10以下

0.03以下

0.025以下

0.07以下

0.025以下

0.05以下

硬さ:550 HV30〜

表面仕上

表面硬さ:600 HV1〜700 HV1

深さ0.25 mm〜0.4 mmにおける硬さ:550 HV1以上

生地の状態:受渡当事者間の協定がない場合には,保護潤滑皮膜付きの自然な仕

上げ状態でピンを供給する。

ピンに表面皮膜処理を施す場合には,水素ぜい化を避けるために適切なめっき又

は皮膜処理を行わなければならない。ピンに電気めっき又はりん酸塩皮膜を施す

場合には,有害な水素ぜい化を避けるために,めっき又は皮膜処理後,直ちに水

素ぜい化除去のための適切な処理をしなければならないb)。

寸法公差は,めっき又は皮膜処理を施す前のものに適用する。

生地の状態:自然な仕

上げ状態でピンを供

給する。

表面粗さ

表面状態

ピンは,凹凸又は有害な欠陥があってはならない。ばりは,ピンのどの部分にもあってはならない。

受入検査

受入検査手順は,JIS B 1091による。

注記 表5は,ISO 8735:1997の製品仕様と一致している。

注a) 受渡当事者間の協定によって,他の材料を使用することができる。

b) 電気めっきを施す場合は,JIS B 1044による。

7

製品の呼び方

製品の呼び方は,JIS B 1010による。

例1 呼び径d1=6 mm,呼び長さl=30 mmで,硬化処理を施さない鋼製のめねじ付き平行ピンの場

合:

めねじ付き平行ピン1種JIS B 1359−ISO 8733−6×30−St

例2 呼び径d1=6 mm,呼び長さl=30 mmで,硬化処理を施さない鋼種区分A1オーステナイト系

ステンレス鋼製のめねじ付き平行ピンの場合:

めねじ付き平行ピン1種JIS B 1359−ISO 8733−6×30−A1

例3 呼び径d1=6 mm,呼び長さl=30 mmで,焼入焼戻しを施した鋼製のめねじ付き平行ピンの場

合:

めねじ付き平行ピン2種JIS B 1359−ISO 8735−6×30−A−St

例4 呼び径d1=6 mm,呼び長さl=30 mmで,焼入焼戻しを施した鋼種区分C1マルテンサイト系

ステンレス鋼製のめねじ付き平行ピンの場合:

めねじ付き平行ピン2種JIS B 1359−ISO 8735−6×30−C1

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7

B 1359:2012

8

表示

8.1

製品の表示

製品の表示については,特に規定しない。

8.2

包装の表示

包装の外面には,次の事項を表示しなければならない。

a) 規格番号又は規格名称

b) 種類及びタイプ

c) 呼び径d×呼び長さl

d) dの公差域クラス

e) 材料

f)

数量

g) 指定事項

h) 製造業者名又はその略号

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8

B 1359:2012

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JIS B 1359:2012 めねじ付き平行ピン

(I)JISの規定

箇条番号

内容

及び題名

1 適用範囲 めねじ付き平行

ピンの特性につ

いて規定

(II)国際

規格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ご

との評価及びその内容

(V)JISと国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇条

番号

1 適用

範囲

箇条ごと

の評価

変更

技術的な差異はない。

1 適用

範囲

内容

呼び径d1が6 mm〜50

mmで,硬化処理を施さ

ない鋼製及びオーステナ

イト系ステンレス鋼製の

めねじ付き平行ピンの特

性について規定

呼び径d1が6 mm〜50

mmで,硬化処理を施し

た鋼製及びマルテンサイ

ト系ステンレス鋼製のめ

ねじ付き平行ピンの特性

について規定

技術的差異の内容

規格使用者の利便性を考えて,JIS

は二つの規格を包含して規定

2 引用規格

3 用語及び

定義

4 種類

用語及び定義を

規定

種類を規定

5 形状・寸

形状・寸法を規定 ISO 8733

追加

用語及び定義を規定した。

変更

ISO 8733及びISO 8735を統合し

て規定

3 寸法

一致

ISO 8733及びISO 8735の2規格

を統合したために種類を規定し

た。

附属書JA

(参考)

JISと対応国際規格との対比表

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

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(I)JISの規定

(II)国際

規格番号

箇条番号

内容

及び題名

6 製品仕様 製品の仕様を規

7 製品の呼

び方

製品の呼び方を

規定

8 表示

製品の表示及び

包装の表示を規

B 1359:2012

(III)国際規格の規定

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ご

との評価及びその内容

(V)JISと国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇条

番号

4 製品

仕様

内容

箇条ごと

の評価

一致

5製品

の呼び

JISにほぼ同じ

追加

JIS B 1010を引用

追加

製品の表示及び包装の表示を追加 ISO規格見直し時に提案を検討

技術的差異の内容

技術的な差異はない。

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:(ISO 8733:1997,ISO 8735:1997,MOD)

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

− 一致 ················ 技術的差異がない。

− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

− MOD ··············· 国際規格を修正している。