2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

B 1520-1:2015

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序文 ··································································································································· 1

1 適用範囲························································································································· 1

2 引用規格························································································································· 1

3 用語及び定義 ··················································································································· 2

4 量記号···························································································································· 2

5 ラジアル内部すきまの値 ···································································································· 2

5.1 深溝玉軸受 ··················································································································· 2

5.2 複列自動調心玉軸受 ······································································································· 4

5.3 円筒ころ軸受及びソリッド形針状ころ軸受 ·········································································· 5

5.4 トロイダルころ軸受 ······································································································· 8

5.5 複列自動調心ころ軸受 ···································································································· 8

附属書JA(参考)トロイダルころ軸受のラジアル内部すきまの値 ················································ 10

附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 12

(1)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

B 1520-1:2015

まえがき

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本ベアリング工業会(JBIA)

から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経

て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって,JIS B 1520:1995は廃止され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS B 1520の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS B 1520-1 第1部:ラジアル軸受のラジアル内部すきま

JIS B 1520-2 第2部:4点接触玉軸受のアキシアル内部すきま

(2)

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日本工業規格

JIS

B 1520-1:2015

転がり軸受−内部すきま−

第1部:ラジアル軸受のラジアル内部すきま

Rolling bearings-Internal clearance-

Part 1: Radial internal clearance for radial bearings

序文

この規格は,2009年に第1版として発行されたISO 5753-1を基とし,我が国の実態に即して,技術的

内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1

適用範囲

この規格は,次の転がり軸受(以下,軸受という。)のラジアル内部すきまについて規定する。

− 深溝玉軸受(インサート軸受は除く。)

− 複列自動調心玉軸受

− 円筒ころ軸受

− ソリッド形針状ころ軸受

− トロイダルころ軸受(参考として,附属書JAに示す。)

− 複列自動調心ころ軸受

この規格に規定するラジアル内部すきまの値は,円筒穴の上記5品種(トロイダルころ軸受を除く。)及

びテーパ穴の3品種(複列自動調心玉軸受,円筒ころ軸受及び複列自動調心ころ軸受)に適用する。

なお,深溝玉軸受のラジアル内部すきまの値は,ラジアルコンタクト軸受の入れ溝付き玉軸受にも適用

する。インサート軸受のラジアル内部すきまの値は,JIS B 1558に規定する。

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 5753-1:2009,Rolling bearings−Internal clearance−Part 1: Radial internal clearance for radial

bearings(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 0104 転がり軸受用語

注記 対応国際規格:ISO 5593,Rolling bearings−Vocabulary(MOD)

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2

B 1520-1:2015

JIS B 0124 転がり軸受−量記号

注記 対応国際規格:ISO 15241,Rolling bearings−Symbols for quantities(MOD)

JIS B 1515-1 転がり軸受−公差−第1部:用語及び定義

注記 対応国際規格:ISO 1132-1,Rolling bearings−Tolerances−Part 1: Terms and definitions(IDT)

JIS B 1558 転がり軸受−インサート軸受及び偏心固定輪

注記 対応国際規格:ISO 9628,Rolling bearings−Insert bearings and eccentric locking collars−

Boundary dimensions and tolerances(MOD)

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0104及びJIS B 1515-1によるほか,次による。

3.1

ラジアル内部すきま(radial internal clearance)

予圧なしで純ラジアル荷重を受けることができる軸受において,軌道輪が他方の軌道輪に対して,種々

の角度方向について,外力を負荷しないで,偏心の極限位置から直径方向の反対側の極限の位置まで移動

したラジアル距離の算術平均値。

注記1 平均値は,両軌道輪が相対的に種々の角度位置にあるときの移動量と,転動体が両軌道輪に

対して相対的に種々の角度位置にあるときの移動量を含む。

注記2 有効に測定するには,互いに関連する軌道輪の最大偏心位置においては,互いの軌道輪のア

キシアル方向位置とそれに対する転動体の位置は,実際に軌道輪が他方の軌道輪に対して最

大偏心した状態とする。

JIS B 1515-1の8.1.1参照)

3.2

トロイダルころ軸受(toroidal roller bearing)

転動体として凸面ころを用いた,外輪及び内輪の両軌道のアキシアル平面における軌道半径が,外輪の

ラジアル平面における軌道径の半分よりも大きい軌道をもつ単列自動調心ころ軸受。

4

量記号

この規格で用いる主な量記号は,JIS B 0124によるほか,次による。

表1〜表7に示す量記号d及びその値は,特に指示がない場合には,呼び寸法を表す。

d

:軸受の内径

Gr

:ラジアル内部すきま

注記 表1〜表7には,量記号ではない記号として,ラジアル内部すきま記号(C2,CN,C3,C4及

びC5)を記載している。

なお,ラジアル内部すきま記号は,JIS B 1513に規定されている。

5

ラジアル内部すきまの値

5.1

深溝玉軸受

深溝玉軸受(円筒穴)のラジアル内部すきまの値は,表1による。

表1の値はインサート軸受には適用しない(JIS B 1558参照)。

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3

B 1520-1:2015

表1−深溝玉軸受(円筒穴)のラジアル内部すきまの値

単位 μm

ラジアル内部すきま記号

を超え

以下

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

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4

B 1520-1:2015

5.2

複列自動調心玉軸受

複列自動調心玉軸受(円筒穴及びテーパ穴)のラジアル内部すきまの値は,表2及び表3による。

表2−複列自動調心玉軸受(円筒穴)のラジアル内部すきまの値

単位 μm

ラジアル内部すきま記号

を超え

以下

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

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B 1520-1:2015

表3−複列自動調心玉軸受(テーパ穴)のラジアル内部すきまの値

単位 μm

ラジアル内部すきま記号

を超え

以下

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

5.3

円筒ころ軸受及びソリッド形針状ころ軸受

円筒ころ軸受(円筒穴)及びソリッド形針状ころ軸受(円筒穴)並びに円筒ころ軸受(テーパ穴)のラ

ジアル内部すきまの値は,それぞれ表4及び表5による。

ソリッド形針状ころ軸受のラジアル内部すきまの値は,内輪付きソリッド形針状ころ軸受にだけ適用す

る。外輪アセンブリと内輪とを分けて供給するソリッド形針状ころ軸受及び内輪なしソリッド形針状ころ

軸受のラジアル内部すきまの値は,針状ころコンプリメントの内接円径及び内輪軌道径又は相手軸軌道部

の外径によって得ることができる。この場合,針状ころコンプリメントの内接円径及び内輪軌道径は,軸

受製造業者から入手するのが望ましい。

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B 1520-1:2015

表4−円筒ころ軸受(円筒穴)及びソリッド形針状ころ軸受(円筒穴)のラジアル内部すきまの値

単位 μm

ラジアル内部すきま記号

を超え

以下

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

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B 1520-1:2015

表5−円筒ころ軸受(テーパ穴)のラジアル内部すきまの値

単位 μm

ラジアル内部すきま記号

を超え

以下

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

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B 1520-1:2015

5.4

トロイダルころ軸受

トロイダルころ軸受のラジアル内部すきまの値は,附属書JAに示す。

5.5

複列自動調心ころ軸受

複列自動調心ころ軸受(円筒穴及びテーパ穴)のラジアル内部すきまの値は,表6及び表7による。

表6−複列自動調心ころ軸受(円筒穴)のラジアル内部すきまの値

単位 μm

ラジアル内部すきま記号

を超え

以下

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

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B 1520-1:2015

表7−複列自動調心ころ軸受(テーパ穴)のラジアル内部すきまの値

単位 μm

ラジアル内部すきま記号

を超え

以下

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

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B 1520-1:2015

附属書JA

(参考)

トロイダルころ軸受のラジアル内部すきまの値

JA.1

一般

この附属書は,トロイダルころ軸受のラジアル内部すきまの値を示す。

JA.2

トロイダルころ軸受のラジアル内部すきまの値

トロイダルころ軸受(円筒穴及びテーパ穴)のラジアル内部すきまの値は,表JA.1及び表JA.2による。

表JA.1−トロイダルころ軸受(円筒穴)のラジアル内部すきまの値

単位 μm

を超え

以下

最小

最大

ラジアル内部すきま記号

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

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B 1520-1:2015

表JA.2−トロイダルころ軸受(テーパ穴)のラジアル内部すきまの値

単位 μm

ラジアル内部すきま記号

を超え

以下

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

最小

最大

参考文献 JIS B 1513 転がり軸受の呼び番号

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B 1520-1:2015

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JIS B 1520-1:2015 転がり軸受−内部すきま−第1部:ラジアル軸受のラジアル内部

すきま

(I)JISの規定

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び題名

1 適用範

内容

軸受のラジアル内

部すきまについて

規定する。ただし,

トロイダルころ軸

受は参考とした。

附属書JA

(参考)

国際規格

番号

(III)国際規格の規定

箇条番号

内容

JISにほぼ同じ

トロイダルころ軸

受のラジアル内部

すきまの値

箇条ごと

の評価

変更

変更

JISに同じ

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 5753-1:2009,MOD

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

− 変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

− MOD…………… 国際規格を修正している。

変更

(V)JISと国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

技術的差異の内容

日本で普及していないので,ト

ロイダルころ軸受を削除した。

国内事情のため,特に提案はしな

い。

規定から附属書JA(参考)と

した。

規定から参考とした。

国内事情のため,特に提案はしな

い。

国内事情のため,特に提案はしな

い。

附属書JB

(参考)

JISと対応国際規格との対比表