2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

K 5962:2003

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本塗料

工業会 (JPMA) /財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これ

によってJIS K 5962 : 2002は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(1)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

K 5962:2003

ページ

1. 適用範囲 ························································································································ 1

2. 引用規格 ························································································································ 1

3. 定義 ······························································································································ 2

4. 種類 ······························································································································ 2

5. 品質 ······························································································································ 2

5.1 品質 ···························································································································· 2

5.2 ホルムアルデヒド放散等級 ······························································································ 3

6. 見本品 ··························································································································· 3

7. 試験方法 ························································································································ 3

7.1 サンプリング ················································································································ 3

7.2 試験用試料の検分及び調整 ······························································································ 3

7.3 試験の一般条件 ············································································································· 3

7.4 容器の中での状態 ·········································································································· 4

7.5 塗装作業性 ··················································································································· 4

7.6 加温貯蔵安定性 ············································································································· 4

7.7 乾燥時間 ······················································································································ 4

7.8 塗膜の外観 ··················································································································· 4

7.9 塗り面積 ······················································································································ 4

7.10 隠ぺい率 ····················································································································· 4

7.11 鏡面光沢度 ·················································································································· 5

7.12 重ね塗り適合性 ············································································································ 5

7.13 促進耐候性 ·················································································································· 5

7.14 屋外暴露耐候性 ············································································································ 5

7.15 塗膜からのホルムアルデヒド放散等級 ·············································································· 6

8. 試験の実施及び管理 ········································································································· 6

9. 検査 ······························································································································ 6

10. 表示 ···························································································································· 6

(2)

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日本工業規格

JIS

K 5962:2003

家庭用木部金属部塗料

Household paint for wood and metal

1. 適用範囲 この規格は,建築物(鉄部,木部)に用いる家庭用木部金属部塗料について規定する。

参考 この規格で規定する家庭用木部金属部塗料は,着色顔料・体質顔料・酸化形長油性アルキド樹

脂ワニスを主な原料とし,これらを十分に練り合わせて液状にした合成樹脂調合ペイントで,

家庭で木部・金属部を塗るのに適するように作ったものである。

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯

JIS K 5500 塗料用語

JIS K 5600-1-1 塗料一般試験方法−第1部:通則−第1節:試験一般(条件及び方法)

JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部:通則−第2節:サンプリング

JIS K 5600-1-3 塗料一般試験方法−第1部:通則−第3節:試験用試料の検分及び調整

JIS K 5600-1-4 塗料一般試験方法−第1部:通則−第4節:試験用標準試験板

JIS K 5600-1-5 塗料一般試験方法−第1部:通則−第5節:試験板の塗装(はけ塗り)

JIS K 5600-1-6 塗料一般試験方法−第1部:通則−第6節:養生並びに試験の温度及び湿度

JIS K 5600-1-8 塗料一般試験方法−第1部:通則−第8節:見本品

JIS K 5600-2-7 塗料一般試験方法−第2部:塗料の性状・安定性−第7節:貯蔵安定性

JIS K 5600-3-1 塗料一般試験方法−第3部:塗膜の形成機能−第1節:塗り面積(はけ塗り)

JIS K 5600-3-2 塗料一般試験方法−第3部:塗膜の形成機能−第2節:表面乾燥性(バロチニ法)

JIS K 5600-3-4 塗料一般試験方法−第3部:塗膜の形成機能−第4節:製品と被塗装面との適合性

JIS K 5600-4-1 塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第1節:隠ぺい力(淡彩色塗料用)

JIS K 5600-4-3 塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第3節:色の目視比較

JIS K 5600-4-6 塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第6節:測色(色差の計算)

JIS K 5600-4-7 塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第7節:鏡面光沢度

JIS K 5600-7-6 塗料一般試験方法−第7部:塗膜の長期耐久性−第6節:屋外暴露耐候性

JIS K 5600-7-7 塗料一般試験方法−第7部:塗膜の長期耐久性−第7節:促進耐候性(キセノンラン

プ法)

JIS K 5600-8-2 塗料一般試験方法−第8部:塗膜劣化の評価−第2節:膨れの等級

JIS K 5600-8-4 塗料一般試験方法−第8部:塗膜劣化の評価−第4節:割れの等級

JIS K 5600-8-5 塗料一般試験方法−第8部:塗膜劣化の評価−第5節:はがれの等級

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K 5962:2003

JIS K 5600-8-6 塗料一般試験方法−第8部:塗膜劣化の評価−第6節:白亜化の等級

JIS K 5601-1-1 塗料成分試験方法−第1部:通則−第1節:試験一般(条件及び方法)

JIS K 5601-4-1 塗料成分試験方法−第4部:塗膜からの放散成分分析−第1節:ホルムアルデヒド

JIS K 5621 一般用さび止めペイント

JIS K 5960 家庭用屋内壁塗料

JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き板ガラス

JIS R 6253 耐水研磨紙

JIS Z 8401 数値の丸め方

JIS Z 8721 色の表示方法−三属性による表示

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 5500による。

4. 種類 種類は,次とする。

a) 1種 屋外用

b) 2種 屋内・屋外用

5. 品質

5.1

品質 品質は,7.によって試験し,表1を満足しなければならない。

表 1 品質

項目

品質

容器の中での状態

かき混ぜたとき,堅い塊がなくて一様になるものとする。

塗装作業性

はけ塗りで塗装作業に支障があってはならない。

加温貯蔵安定性

50℃に7日間貯蔵したとき安定であるものとする。

乾燥時間(表面乾燥性)

塗膜の外観

塗膜の外観が正常であるものとする。

2回塗りで1 Lについて5m2以上塗れるものとする。

塗り面積

隠ぺい率 %

14時間以内

淡彩(1)

90以上

ねずみ色(2)

98以上

98以上

50以上

茶色

98以上

黄色

50以上

80以上

80以上

鏡面光沢度 (60°)

90以上

80以上

重ね塗り適合性

重ね塗りに支障があってはならない。

促進耐候性

240時間の試験で、膨れ・割れ・はがれの等級は0であり,色の変化の程度

が見本品に比べて大きくないものとする。また,白及び淡彩では,白亜化の

等級が1以下とする。

屋外暴露耐候性

1年間の試験で,膨れ・はがれ・割れがなく,色の変化の程度が見本品に比

べて大きくないものとする。また,白及び淡彩では,白亜化の等級が3以下

とする。

注(1) 淡彩とは,白エナメルを主成分として作った塗料の塗膜に現れる灰色・桃色・クリーム色・うすい緑色・

水色などのようなうすい色で,JIS Z 8721による明度Vが6以上9未満のものをいう。

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K 5962:2003

(2) ねずみ色とは,彩度が小さい色で,明度Vが3以上6未満のものとする。

5.2

ホルムアルデヒド放散等級 2種のホルムアルデヒド放散量は,7.15によって試験を行い,1.8 mg/L

以下とし,ホルムアルデヒド放散等級は,表2とする。

備考 7.15によって試験したとき,ホルムアルデヒド放散量が1.8 mg/Lを超えるもの又は7.15による

試験を行わないものは1種とし,等級分類は行わない。

表 2 ホルムアルデヒド放散等級

等級分類記号

放散量

0.12 mg/L以下

0.35 mg/L以下

1.8 mg/L以下

6. 見本品 見本品は,JIS K 5600-1-8の区分によって,表3とする。

表 3 見本品

試験項目

塗膜の外観

観察項目

見本品の区分

形態

設定方式

色・つや

色むら・つやむら・はけ目

流れ・しわ

促進耐候性

色の変化

屋外暴露耐候性

色の変化

品質水準

中心見本品

塗膜見本

社内見本品

限度見本品

塗料見本

7. 試験方法

参考 この規格の品質の規定に示した項目の試験に必要な試験板の材質,寸法及び枚数並びに試験日

数は,参考表1による。また,この試験には,試料が約500ml必要である。

7.1

サンプリング サンプリングは,JIS K 5600-1-2による。

7.2

試験用試料の検分及び調整 試験用試料の検分及び調整は,JIS K 5600-1-3による。

7.3

試験の一般条件 試験の一般条件は,JIS K 5600-1-1,JIS K 5600-1-6及びJIS K 5601-1-1によるほ

か,次による。

7.3.1

試験の場所

a) 養生及び試験の場所は,この規格の中で特に規定する以外は,JIS K 5600-1-6の4.1(標準条件)で,

直射日光を受けず,養生及び試験にガス・蒸気・ほこりなどの影響がなく,通風の少ない室内とする。

b) 拡散昼光は,JIS K 5600-4-3の5.2(自然昼光照明)とする。ただし,JIS K 5600-4-3の5.3(色観察ブ

ースの人工照明)に規定する色観察ブースを用いても差し支えない。

7.3.2

試験片の作製

7.3.2.1

試験板 試験板は,JIS K 5600-1-4による。ただし,7.5,7.6,7.8及び7.12の試験に用いる鋼板

は,溶剤洗浄によって調整し,7.13及び7.14の試験に用いる鋼板は,研磨によって調整する。

なお,鋼板は,JIS G 3141に規定するSPCC−SBの鋼板を用い,耐水研磨紙は,JIS R 6253の研磨紙の

P280を用いる。

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K 5962:2003

7.3.2.2

試料の塗り方 試料の塗り方は,この規格の中で特に規定する以外ははけ塗りとし,1回ごとの

塗り付け量は,100 cm2当たり0.5±0.05 mlとする。必要があれば,製品に規定するシンナーを用いて,は

け塗りの場合で10 %(質量比)以下で薄めてよい。

備考 はけ塗りに用いるはけの種類及び塗り方は,JIS K 5600-1-5の附属書Aとする。

7.3.2.3

乾燥方法 乾燥方法は,この規格の中で特に規定する以外は,自然乾燥の場合とする。

なお,塗り終わってからの試験片の保持は,JIS K 5600-1-1の表1による。

7.4

容器の中での状態 容器の中での状態の試験は,JIS K 5600-1-1の4.1.2a)(液状塗料の場合)による。

7.5

塗装作業性 塗装作業性の試験は,JIS K 5600-1-1の4.2.3a)(1回塗りの場合)による。ただし,試

験板は,溶剤洗浄によって調整した鋼板 (500×200×1 mm) とし,7.3.2によって,試験板の片面に規定の

塗り付け量になるように,はけ塗りする。

7.6

加温貯蔵安定性 加温貯蔵安定性の試験は,JIS K 5600-2-7の7.(加温安定性)による。ただし,加

温貯蔵条件,塗装作業性の試験条件及び判定は,次とする。

7.6.1

加温貯蔵条件 50±2 ℃で7日間とする。

7.6.2

塗装作業性の試験条件 7.5で1回塗り,7.3.2.3によって7日間乾燥しておいた塗面に,はけで塗

り付けて行う。ただし,貯蔵後の塗料を塗装粘度に薄める薄め液の割合は,試料の20 %以下(容量割合)

とする。

7.6.3

判定 貯蔵後の容器の中での状態,塗装作業性及び塗膜の外観が貯蔵前に比べて著しい差異を認め

ず,貯蔵後の塗料を塗装粘度に薄める薄め液の割合が,試料の20 %以下(容量割合)のときは,“50 ℃

に7日間貯蔵したとき安定である。”とする。

7.7

乾燥時間 乾燥時間の試験は,JIS K 5600-3-2による。ただし,試験板は,溶剤洗浄で調整したガラ

ス板 (200×100×2 mm) とし,すき間100 μmのフィルムアプリケータ塗りとし,乾燥時間は,14時間以

内とする。ただし,フィルムアプリケータは,JIS K 5960の附属書2による。

備考 ガラス板は,JIS R 3202のフロート板ガラス及び磨き板ガラスとする。

7.8

塗膜の外観 塗膜の外観の試験は,JIS K 5600-1-1の4.4(塗膜の外観)による。ただし,試験板は

鋼板 (200×100×0.8 mm) を用い,乾燥時間は24時間以後48時間以内の任意の時間とする。判定は,試

料と見本品とを比べて,塗膜の色・つやの差異が少なく,色むら・つやむら・はけ目・流れ・しわの程度

が大きくないときは,“塗膜の外観が正常である。”とする。

7.9

塗り面積 塗り面積の試験は,JIS K 5600-3-1による。ただし,塗装間隔は24時間とする。また,

希釈して塗装する場合の計算は,JIS K 5960の7.11による。

7.10 隠ぺい率 隠ぺい率の試験は,JIS K 5600-4-1の4.1.2方法B(隠ぺい率試験紙)によるほか,次に

よる。

7.10.1 試験片の作製 隠ぺい率試験紙を平らなガラス板の上に水平に固定し,その上にすき間100 μmの

フィルムアプリケータを用いて塗り,塗面を上向きに水平にして48時間乾燥したものを試験片とする。試

験片は2枚作製する。

7.10.2 操作 試験片の白地と黒地の上の塗膜の各4か所以上について,三刺激値Yを測定し,それぞれの

平均値YW(白地上)とYB(黒地上)を求める。

7.10.3 計算 平均値YWとYBから,2枚の試験片の隠ぺい率YB/YWを百分率で計算し,その平均値を計算

し,JIS Z 8401によって整数2けたに丸める。

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

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K 5962:2003

7.11 鏡面光沢度 鏡面光沢度の試験は,JIS K 5600-4-7による。ただし,試験片は,試料をガラス板 (200

×150×5 mm) の片面に100 μmのフィルムアプリケータを用いて塗り付け,水平に置いて48時間乾燥さ

せたものを試験片とする。測定角度は60°とする。

7.12 重ね塗り適合性 重ね塗り適合性の試験は,JIS K 5600-3-4によるほか,次による。

7.12.1 操作 7.8の試験が終わった後,直ちに試験片の塗面に7.5と同様にして試料を塗り,重ね塗り作

業に支障がないかを調べ,更に,7.3.2.3によって,24時間乾燥する。

7.12.2 判定 塗り作業に支障がなく,目視による観察で塗り重ねた塗面に,はじき・割れ・穴・膨れ・は

がれを認めないとき,“重ね塗りに支障がない。”とする。

7.13 促進耐候性 促進耐候性の試験は,JIS K 5600-7-7によるほか,次による。

7.13.1 試験板 鋼板 (150×50×0.8 mm) とする。

7.13.2 試験片の作製 試験片の作製は,次による。

a) 試料及び見本品について,それぞれ2枚を作製する。7.3.2.3によって24時間乾燥し,1枚は原状試験

片として保存し,残り1枚は試験片の周辺5 mmと裏面を同一塗料で塗り込み,6日間乾燥して試験

片とする。

b) 試料と見本品について作製した試験片は,1枚を原状試験片とし,残り1枚を供試試験片とする。

7.13.3 操作 促進耐候試験機の操作条件は,JIS K 5600-7-7の6.(装置)の表1(方法1)によって,9.

(手順)の表3のサイクルAによる。ただし,乾燥期間中の相対湿度は(50±5)%とする。規定の照射

時間(240時間)を経過した後,取り出して室内に1時間放置し,次の7.13.4によって塗膜を評価する。

7.13.4 評価項目と評価方法 白亜化の等級はJIS K 5600-8-6によって,膨れはJIS K 5600-8-2によって,

はがれはJIS K 5600-8-5によって,割れはJIS K 5600-8-4によって評価し,同時にそれぞれ試料と見本品

の促進耐候試験片を目視によって直接比較して調べる。また,色の変化の程度は,試料照射試験片と試料

原状試験片とについて,及び見本品照射試験片と見本品原状試験片とについて,目視によって観察し,試

料と見本品との変化の差を直接比較して調べる。

7.13.5 判定 判定は,膨れ・はがれ・割れを認めないで,白亜化の等級が1以下で,色の変化が著しくな

いときは,“240時間の促進耐候性試験に耐える。”とする。

7.14 屋外暴露耐候性 屋外暴露耐候性の試験は,JIS K 5600-7-6によるほか,次による。

7.14.1 試験板 鋼板 (300×150×1 mm) とする。

7.14.2 試験片の作製

a) 下塗りは,JIS K 5621の2種とし,試験板の両面にはけで塗り,24時間おいて同様に塗り重ねる。塗

り付け量は,1回ごとに100 cm2当たり0.5±0.05 mlとする。この乾燥条件は一般状態とする。

b) 24時間放置後,それぞれの試験片の片面に,上塗り用塗料を7.3.2の方法によって塗る。更に,24時

間おいて,上塗り用塗料を7.3.2の方法によって塗り重ね,7〜14日おいたものを試験片とする。

c) 試験片の処理 試験片の周辺は,下塗りに用いたさび止めペイントを24時間ごとに2回以上塗って試

験に影響がないように塗り包んでおく。

d) 試験片の数 試料と見本品とについてそれぞれ4枚ずつとし,4枚のうち3枚について耐候試験を行

い,残りの1枚は原状試験片とする。ただし,耐候試験片ごとの試験成績にばらつきが少ないことが

分かっているときは,耐候試験片は1枚としてもよい。

7.14.3 操作

a) 試験の開始時期は,4月又は10月とする。

b) 試験の期間は,12か月間とする。

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K 5962:2003

c) 観察の時期は,開始後6か月,及び12か月とする。

7.14.4 評価項目と評価方法 白亜化の等級はJIS K 5600-8-6によって,膨れはJIS K 5600-8-2によって,

はがれはJIS K 5600-8-5によって,割れはJIS K 5600-8-4によって評価し,同時にそれぞれ試料と見本品

の耐候試験片を目視によって直接比較して調べる。また,色の変化の程度は,屋外暴露試験片と試料原状

試験片とについて,及び見本品暴露試験片と見本品原状試験片とについて,目視によって観察し,試料と

見本品との変化の差を直接比較して調べる。

7.14.5 判定 判定は,膨れ・はがれ・割れを認めないで,白亜化の等級が3以下で,色の変化が見本品と

比べて大きくないときは,“1年間の屋外暴露耐候性試験に耐える。”とする。

7.14.6 記録の保存期間 5年間とする。

7.14.7 判定を終了した試験片の色差測定と記録

a) 色差の測定は,清浄(3)にした試料耐候試験片と試料原状試験片について,JIS K 5600-4-6による。

注(3) 水に浸してから十分に柔らくしたビスコーススポンジ・ポリ塩化ビニルスポンジなどで試験片

の全面をこする。こするときに常に水を流しかけて付着物などで試験片にきずがつかないよう

にし,付着物を除く。洗い終わった後,試験片は室内の清浄な場所に立て掛けて乾かす。

b) 測定値の記録は,屋外暴露耐候性の判定には用いない。

7.15 塗膜からのホルムアルデヒド放散等級 塗膜からのホルムアルデヒドの放散等級は,JIS K 5601-4-1

の3.(デシケータ法)による。塗料を塗り付けたのち7日後に試験し,放散量の値から表2にしたがい分

類する。

8. 試験の実施及び管理 試験の実施及び管理は,JIS K 5600-7-6の附属書1による。ただし,塗料製造

業者による試験の実施及び公共の試験機関への試験の委託は,製品の過去における成績と使用実績に基づ

いて適切な時期を選んで行うが,少なくとも5年間に1回以上,製品を公共の試験機関に送って試験を委

託する。

なお,記録の保存期間は,5年間とする。

9. 検査 検査は,7.によって試験し,5.に適合しなければならない。ただし,屋外暴露耐候性は,過去に

生産された製品についてJIS K 5600-7-6の附属書1によって品質の長期管理が行われ,その屋外暴露耐候

性試験の成績が適切であるときは,現在の製品が適合するものとする。

居室用途については,表2によって分類しなければならない。

10. 表示 家庭用木部金属部塗料の容器には,容易に消えない方法で,次の事項を表示しなければならな

い。

a) 名称

b) 正味質量又は正味容量

c) 製造業者名又はその略号

d) 製造年月又はその略号

e) 製造番号又はロット番号

f)

色(家庭用品品質表示法による。)

g) 使用方法(家庭用品品質表示法による。)

h) 種類,放散等級分類記号及び使用可能面積(ただし,屋外用は,種類だけとする。)

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例1. 屋外用 1種

例2. 屋内・屋外用 2種・F☆☆☆(床面積の2倍まで使用可)

参考 F☆☆☆☆は,塗装面積の規制はない。F☆☆☆は,床面積の2倍まで塗装できる。F☆☆は,床面

積の0.3倍まで塗装できる。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

試 験 板

試 験 日 数 (日)

材質

寸法(㎜)

枚数(枚)

ぶりき板

容器の中での状態

塗装作業性

加温貯蔵安定性

乾燥時間

ガラス板

塗膜の外観

塗り面積

ぶりき板

隠ぺい率

隠ぺい率試験紙

鏡面光沢度(60度)

磨きガラス板

重ね塗り適合性

促進耐候性

鋼板

屋外暴露耐候性

鋼板

ホルムアルデヒド

放散等級

ガラス板又はアルミ板

: 塗り付け,

: 判定,

10以上

備考1. 記号の説明

: サンプリング,

2. 試験日数欄の数字は,時間(h)を示す。

: 放置,

: 加熱,

12か月

7〜14日

: 試験片の共用,

: その他の操作

項目

番号

参考表 1 家庭用木部金属部塗料