2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

日本工業規格

JIS

Z 8716-1991

表面色の比較に用いる常用光源蛍光

ランプD65−形式及び性能

Fluorescent lamp as a simulator of CIE standard illuminant D65

for a visual comparison of surface colours−Type and characteristics

1. 適用範囲 この規格は,表面色を視感によって比較する場合の常用光源D65として用いる蛍光ランプ

(以下,蛍光ランプD65という。)の形式及び性能について規定する。

備考 この規格の引用規格を,次に示す。

JIS C 7601 蛍光ランプ(一般照明用)

JIS C 8108 蛍光灯安定器

JIS Z 8105 色に関する用語

JIS Z 8113 照明用語

JIS Z 8701 XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系による色の表示方法

JIS Z 8720 測定用の標準の光及び標準光源

JIS Z 8723 表面色の視感比較方法

JIS Z 8724 光源色の測定方法

JIS Z 8726 光源の演色性評価方法

2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8105及びJIS Z 8113によるほか,次による。

(1) 常用光源D65 標準の光D65を近似的に実現する光源。

(2) 寿命 蛍光ランプD65を規定された条件の下で点灯したとき,次の合計点灯時間のうちいずれか短い

もの。

(a) 点灯しなくなるまでの合計点灯時間。

(b) 全光束が初光束の60%に下がるまでの合計点灯時間。

(c) 3.3に規定する色度,条件等色指数又は演色評価数のうち少なくとも一つの性能を満足しなくなるま

での合計点灯時間。

(3) 定格寿命 長期間にわたり製造された,同一形式の蛍光ランプD65の寿命の平均値に基づいて公表さ

れた寿命。

3. 形式及び性能

3.1

形式 蛍光ランプD65の形式は,JIS C 7601に規定するスタータ形又はラピッドスタート形の直管形

ランプとする。

3.2

定格寿命 蛍光ランプD65の定格寿命は,1 500時間以上とする。

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Z 8716-1991

3.3

色度,条件等色指数及び演色評価数 蛍光ランプD65の色度,条件等色指数及び演色評価数は,次に

よる。

(1) 色度 色度は,JIS Z 8724に規定する方法に基づいて測定し,その値はJIS Z 8701に規定するxy色度

図上において,次の四つの座標点によって囲まれる四辺形の辺上又はその中になければならない。

(0.320 8, 0.350 5), (0.303 1, 0.332 8), (0.307 0, 0.303 4), (0.322 3, 0.328 2)

図1 蛍光ランプD65の色度範囲

備考 蛍光ランプD65によって照明した表面色の三刺激値を正確に求めるには,照明に用いる蛍光ラ

ンプD65の相対分光分布をJIS Z 8724に規定する方法に基づいて測定し,その値を用いて計算

する。

参考 蛍光ランプD65の代表的な相対分光分布を参考表1に示す。

参考表1 代表的な相対分光分布(Y=100となるように正規化した値)

波長

相対分光

放射強度

波長

相対分光

放射強度

波長

相対分光

放射強度

波長

相対分光

放射強度

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Z 8716-1991

波長

相対分光

放射強度

波長

相対分光

放射強度

波長

相対分光

放射強度

波長

相対分光

放射強度

(2) 条件等色指数及び演色許価数 条件等色指数及び演色評価数は,表1による。

表1 蛍光ランプD65の性能

性能項目

可視条件等色指数(1)MIvis

蛍光条件等色指数(1)MIuv

平均演色評価数(2)Ra

特殊演色評価数(2)Ri (i=9〜15)

水準

0.5以内

1.0以内

95以上

85以上

注(1) JIS Z 8720の附属書(常用光源の分光分布の

評価方法)によって求める。

(2) JIS Z 8726によって求める。

備考 この表の値はJIS Z 8723の表1(常用光源

D65の性能)の水準を満足する。

4. 点灯及び使用条件 3.に示した性能を保って正確な色比較を行う場合は,蛍光ランプD65の点灯及び

使用条件を次のとおりにするのがよい。

(1) 点灯にはJIS C 8108に規定するスタータ式又はラピッドスタート式の安定器を用い,安定器の定格入

力電圧±2%以内で使用する。

(2) 管軸を水平にして点灯する。

(3) 始動後20分以上経過してから使用する。

(4) ブース内の蛍光ランプD65の環境温度は25±3℃で,かつ蛍光ランプD65に風が直接当たらない状態で

点灯する。

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Z 8716-1991

(5) 定格寿命を超えたものは使用しない。

5. 照明器具 3.に示した性能を保って正確な色比較を行う場合は,蛍光ランプD65を次の条件を満足す

る照明器具に組み込んで用いる。

(1) 照明器具は,下面開放形であること。

(2) 照明器具に用いる反射がさの反射面の分光反射率は,波長範囲300〜780nmにおいて波長に対する選

択性が少ないこと。

(3) 調光形の照明器具には使用しないこと。

関連規格 JIS Z 8902 キセノン標準白色光源

JIS Z 9112 蛍光ランプの光源色及び演色性による区分

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Z 8716-1991

JIS Z 8716原案作成委員会 構成表

氏名

所属

川 上 元 郎

小松原 仁

富 永 守

猪 飼 泰 博

池 田 要

池 田 紘 一

石 野 正 敏

小 玉 忠 良

斎 藤 哲 夫

佐 野 和 雄

品 田 登

須 賀 長 市

舘 山 昭一郎

中 川 靖 夫

納 谷 嘉 信

橋 本 健次郎

馬 場 護 郎

平 井 敏 夫

村 上 勝 男

東京工芸大学工学部

財団法人日本色彩研究所

東芝ライテック株式会社技術本部研究所

松下電子工業株式会社電子総合研究所

工業技術院標準部

東京理科大学工学部

東芝ライテック株式会社

株式会社日立製作所

社団法人日本電球工業会

大日精化工業株式会社

サカタインクス株式会社

スガ試験機株式会社

社団法人照明学会

埼玉大学理工学部

大阪電気通信大学

松下電器産業株式会社照明研究所

株式会社村上色彩研究所

株式会社日本色彩研究所

オスラムメルコ株式会社