「丸め誤差」と「打切り誤差」の違い
それぞれの用語の意味
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 丸め誤差 | 数字の(小数点以下の)桁を省略したときに生じる、本来の値とのズレ |
| 打切り誤差 | 計算を途中で止めたことで生じる、本来の値とのズレ |
似ているところ
どちらも数字の誤差です。
何らかの理由で生じる、本来の値とのズレです。
違うところ
誤差の生じる原因が違います。
丸め誤差は「桁を省略した」のが原因で生じる誤差です。
切り上げ・切り捨て・四捨五入などをしたときに発生します。

打切り誤差は「計算を途中で止めた」のが原因で生じる誤差です。
「ちゃんとやったら、ずっと計算が続くんだよなぁ」なときとかに発生します。

例えば
3.33333……(「3」がずっと続く)
という数字が あったとしましょう。
「小数点以下2桁までしか扱えないから、小数点以下3桁目を四捨五入して『3.33』として扱うね」としたときの本来の値とのズレ(0.00333……)が丸め誤差です。

「3.33333……」が「10÷3」の計算結果だったとしましょう。
「10÷3」の計算は
1.10÷3=3あまり1
2.あまりの1を3で割って、1÷3=0.3あまり0.1(10÷3=3.3あまり0.1)
3.あまりの0.1を3で割って、0.1÷3=0.03あまり0.01(10÷3=3.33あまり0.01)
4.あまりの0.01を3で割って、0.01÷3=0.003あまり0.001(10÷3=3.333あまり0.001)
5.あまりの0.001を3で割って、0.001÷3=0.0003あまり0.0001(10÷3=3.3333あまり0.0001)
・
・
と、ずっと続きます。
「ずっと計算しているわけにもいかないから計算自体は『3.あまりの0.1を3で割って、0.1÷3=0.03あまり0.01(10÷3=3.33あまり0.01)』で止めて『10÷3』の計算結果は『3.33』ということにするね」としたときの本来の値とのズレ(0.00333……)が打切り誤差です。

「3.33333……」を「3.33」と見なしたときの「0.00333……」という表面上の結果は同じですけどね。
何が原因で生じた誤差なのかによって、丸め誤差だったり打切り誤差だったりするわけです。






