「パラレル伝送」と「シリアル伝送」の違い
予備知識
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| パラレル | 並行、並列 |
| シリアル | 直列 |
| 伝送 | 信号とかデータを送りつけること |
それぞれの用語の意味
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| パラレル伝送 | 信号の通り道が複数あって、複数の信号を並行して送り付けるやり方 |
| シリアル伝送 | 信号の通り道が1つしかなくて、信号を1つずつ順番に送り付けるやり方 |
似ているところ
どちらも伝送です。
あっち から こっちに送ります。

違うところ
信号の通り道の数が違います。
パラレル伝送は通り道が複数あります。
データは横並びになって、わーわー通ります。

シリアル伝送は通り道が1つだけです。
データは行儀よく並んで順番に通ります。

それに伴い
■パラレル伝送
・データの移動にかかる時間は短い
・並び直す手間が発生する
■シリアル伝送
・データの移動にかかる時間は長い
・並び直す手間が発生しない
という違いが出てきます。
パラレル伝送では、通り道が4本あったら、データさんは4人同時に相手先に向かいます。

4人同時にわ~っと行くので移動自体は1人ずつ行くより4倍速いです。

その代わり、相手先に着いたら順番を考慮しつつ1列に並び直さなくてはいけません。

送り付けるのは速いけど、その分、並び直す手間が発生するのがパラレル伝送です。
シリアル伝送ではデータの通り道が1つしかありません。
データさんは順番に1人ずつ相手先に向かいます。

1人ずつ順番に行くので、全部のデータが相手先に届くまでには時間がかかります。

その代わり、順番抜かしが発生しません。
それに伴い、相手先で並び直す手間がかかりません。

送り付けるのは遅いけど、その分、並び直す手間がないのがシリアル伝送です。
備考
以前はパラレル伝送が主流でした。
現在はシリアル伝送が主流です。
以前はデータの移動速度が遅かったので「並び直す手間がかかっても一気に送った方が速いよね」だったのが、技術の進歩に伴い「並び直す手間を省いた方が速いよね」になったからです。
例えば、そうですね。
以前は
データの移動にかかる時間(シリアル伝送):10秒
データの移動にかかる時間(パラレル伝送):2.5秒
データの並び直しにかかる時間:1秒
だったとしましょう。
かかる時間は
シリアル伝送:10秒(並び直しなし)
パラレル伝送:2.5秒+1秒=3.5秒(並び直しあり)
です。
パラレル伝送の方が速いですよね。
技術が進歩して、データの移動にかかる時間が10分の1になりました。
それに伴い
データの移動にかかる時間(シリアル伝送):1秒
データの移動にかかる時間(パラレル伝送):0.25秒
データの並び直しにかかる時間:1秒
になりました。
かかる時間は
シリアル伝送:1秒(並び直しなし)
パラレル伝送:0.25秒+1秒=1.25秒(並び直しあり)
です。
シリアル伝送の方が速いですよね。






