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松田恵里

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松田 恵里
基本情報
本名 松田 恵里
階級 アトム級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1994-06-06) 1994年6月6日(32歳)
出身地 神奈川県伊勢原市
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 13
勝ち 9
KO勝ち 1
敗け 3
引き分け 1
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松田 恵里(まつだ えり、1994年6月6日 - )は、日本の女子プロボクサー。神奈川県海老名市生まれ、伊勢原市出身[1]。花形ボクシングジム所属。元WBA・WBO女子世界アトム級統一王者。

かつてはTEAM10COUNTに所属していた。

来歴

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父は宮崎市出身。実家はトレーニングジムだったため運動が身近な環境だった。空手に打ち込む兄の影響で幼稚園より空手を始め、小2で全日本優勝[1]。

アマチュア時代

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高校時代に兄と共にプロボクシングの観戦に行った際、鳥海純の引退式があり平塚でジムを開くことを知り入門[2]。高2でアマチュアデビューを果たすが、そのデビュー戦では後の世界選手権2大会銅メダリストの和田まどかに敗れる[3]。アマチュア時代には女子ボクシングが初採用された2016年の岩手国体に出場[4]、翌年の愛媛国体では5位入賞。

アマチュア戦績33戦21勝(9KO)12敗[5]。

桐蔭横浜大学では保健体育の教員免許を取得した[1]。

プロ時代

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2018年2月20日、TEAM10COUNT所属として後楽園ホールにてB級プロテストを受験し[5]、合格。

8月20日、後楽園ホールにて後の東洋太平洋女子ミニマム級王者である葉月さな(YuKOフィットネス)相手にプロデビューを3-0判定で勝利[6]

12月1日、大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)第二競技場にて慶美奈代(真正)とOPBF東洋太平洋女子アトム級王座決定戦に挑み、3-0判定を制して日本国内では男女通じて最少試合数となるデビュー2戦目(好川菜々、チャオズ箕輪の3戦を更新。後に日本女子ミニマム級の千本瑞規、日本ヘビー級の但馬ミツロ、東洋太平洋女子ミニマム級の和田まどか、WBO APバンタム級の坪井智也も並ぶ)で王座獲得を果たした[7][8]。

2019年3月13日、後楽園ホールにて日本女子アトム級王者鈴木菜々江(シュウ)とのダブルタイトルマッチに挑み、3-0判定で東洋太平洋王座初防衛成功と共に日本王座も獲得し、プロ3戦で2冠となった[9]。同月の東日本ボクシング協会新鋭賞を受賞[10]。

9月12日、後楽園ホールにて日本2位のモンブランみき(Reason押上)を迎えて日本王座初防衛戦に挑み、5回TKOでプロ初のKO勝利を収め日本王座初防衛成功[11]。

2020年7月、日本王座返上。

2021年2月26日、後楽園ホールにて世界初挑戦として花形冴美(花形)が持つIBF女子世界アトム級王座に挑戦することが発表された。しかし、新型コロナウイルス感染再拡大による緊急事態宣言発令のため3月18日に延期された[12]。試合は中盤に追い上げられ、1-0(97-93、95-95×2)の引き分けで王座獲得ならず[13]。なお、王座防衛した花形はこの試合を以て引退。

2022年2月25日、後楽園ホールでの「Victoriva8」にて花形が引退により返上したIBF女子世界アトム級王座決定戦として元WBA同級王者宮尾綾香(ワタナベ)と対戦[14]。しかし、0-2(94-96×2、95-95)の判定でプロ初黒星を喫し、またしても世界王座奪取に失敗した[15]。その後、東洋太平洋王座は剥奪された。

9月1日、「Queens Crest2022」にて元日本アトム級王者長井香織(真正)を相手にOPBF女子東洋太平洋アトム級王座決定戦を行い[16]、3-0(79-73×2、78-74)の判定で勝利し王座返り咲きを果たした[17]。

2023年6月13日、前日本女子ミニマム級王者の鈴木なな子(三迫)と48.0kg契約8回戦を行い[18]、3-0(79-73×2、80-72)の判定で勝利[19]。

2023年10月2日、世界戦に専念するためOPBF王座を返上[20]。

2024年1月12日、『フェニックスバトル109』のメインにて黒木優子(真正)が持つWBA・WBO女子世界アトム級王座に挑戦し[21]、10回2-1(97-93、94-96、96-94)の判定勝ちを収め2団体王座獲得に成功、3度目の世界挑戦で悲願を達成した[22]。

2024年11月23日、ドイツ・ハイデルベルクでWBC女子世界アトム級王者ティナ・ルプレヒトと王座統一戦およびリングマガジン女子世界アトム級王座決定戦を行うも[23]、初回にダウンを奪われ10回0-3(92-97、93-96×2)の判定負けでWBA・WBO王座の初防衛に失敗し王座から陥落、日本人女子プロボクサー史上初の3団体王座統一とリングマガジン王座獲得とはならなかった[24]。この試合は日本ではU-NEXTの『世界プロボクシング』にて配信された。

2025年4月、TEAM10COUNTとは契約更新せず、花形ジムへ移籍[25]。

2025年9月5日、後楽園ホールにてWBC・IBF6位の葉月さなと再起戦[26]。2-0判定で勝利[27]。

2026年4月18日、メキシコ・ベラクルスにてWIBA世界アトム級王者のエスネイディ・ロドリゲスと対戦するも、0-3の判定負けで王座獲得ならず。

2026年9月15日、後楽園ホールにてロリト麻理菜と対戦し、3-0判定で再起に成功した[28]。

戦績

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  • アマチュアボクシング:33戦 21勝 (9KO) 12敗
  • プロボクシング:13戦 9勝 (1KO) 3敗 1分
戦 日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
12018年8月20日☆6R判定3-0葉月さな(YuKOフィットネス)日本の旗 日本プロデビュー戦
22018年12月1日☆8R判定3-0慶美奈代(真正)日本の旗 日本OPBF女子東洋太平洋アトム級王座決定戦
32019年3月13日☆8R判定3-0鈴木菜々江(シュウ)日本の旗 日本OPBF・日本女子アトム級王座統一戦
OPBF防衛1・日本獲得
42019年9月12日☆5R 1:55TKOモンブランみき(reason押上)日本の旗 日本日本防衛1
52021年3月18日△10R判定1-0花形冴美(花形)日本の旗 日本IBF女子世界アトム級タイトルマッチ
62022年2月25日★10R判定0-2宮尾綾香(ワタナベ)日本の旗 日本IBF女子世界アトム級王座決定戦
72022年9月1日☆8R判定3-0長井香織(真正)日本の旗 日本OPBF女子東洋太平洋アトム級王座決定戦
82023年6月13日☆8R判定3-0鈴木なな子(三迫)日本の旗 日本
92024年1月12日☆10R判定2-1黒木優子(真正)日本の旗 日本WBA・WBO女子世界アトム級タイトルマッチ
102024年11月23日★10R判定0-3ティナ・ルプレヒトドイツの旗 ドイツWBA・WBC・WBO女子世界アトム級王座統一戦
WBA・WBO陥落
112025年9月5日☆8R判定2-0葉月さな(白銀)日本の旗 日本
122026年4月18日★10R判定0-3エスネイディ・ロドリゲスメキシコの旗 メキシコWIBA世界アトム級タイトルマッチ
132026年9月15日☆8R判定2-0ロリト麻理菜(エスペランサ))日本の旗 日本
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獲得タイトル

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  • OPBF東洋太平洋女子アトム級王座(1期目: 防衛1=剥奪、2期目: 防衛0=返上)
  • 日本女子アトム級王座(防衛1=返上)
  • WBA女子世界アトム級王座(防衛0)
  • WBO女子世界アトム級王座(防衛0)

受賞歴

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  • 2019年3月度東日本ボクシング協会月間新鋭賞

脚注

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  1. 1 2 3 “松田 恵里さん|第71回国体関東ブロック大会女子ボクシングに出場する”. タウンニュース. 2016年8月12日. 2018年12月8日閲覧.
  2. ↑ “TEAM10COUNT所属 女性プロボクサー 松田恵里さん”. リビング湘南. 2018年11月26日. 2018年12月8日閲覧.
  3. ↑ “【松田恵里】目標の世界チャンピオンへ、リスタートを切る試合。「圧倒的な差を見せたい」 2022年9月1日”. DANGAN Boxing (2022年8月30日). 2022年12月14日閲覧。
  4. ↑ “今年度国体では初実施の女子が充実”. せりしゅんや的アマボク通信 (2016年9月10日). 2018年12月8日閲覧。
  5. 1 2 “[ニュース]2018.2.20 アマエリートが続々プロ転向!”. ボクシングモバイル. 2018年2月20日. 2018年12月8日閲覧.
  6. ↑ “シングルマザー吉田実代 2冠目のOPBF王座獲得”. Boxing News(ボクシング・ニュース). 2018年8月20日. 2018年12月8日閲覧.
  7. ↑ “多田悦子が江畑佳代子を攻略 3団体目ベルト獲得 佐伯霞3戦目、松田恵理は2戦目で王者に”. Boxing News(ボクシング・ニュース). 2018年12月1日. 2018年12月8日閲覧.
  8. ↑ “多田悦子が日本女子初の同一階級3団体制覇 松田恵里は日本最速プロ2戦目、佐伯霞は3戦目で王座獲得”. スポーツ報知. 2018年12月1日. 2018年12月8日閲覧.
  9. ↑ “吉田実代が防衛に成功、松田恵里が勝利【試合結果】日本女子バンタム級タイトルマッチ☆吉田実代vs若狭与志枝、OPBF女子&日本タイトル戦 松田恵里vs鈴木菜々江☆3.13 VICTORIVA Vol.4”. Lady Go!. 2019年3月9日閲覧。
  10. ↑ “東日本3月のMVPは三代大訓 敢闘賞は加藤収二”. BOXING NEWS(ボクシング・ニュース). 2019年4月8日. 2024年1月29日閲覧.
  11. ↑ “【女子ボクシング】松田恵里、TKOで初防衛 善戦のモンブランみきを一撃で仕留める”. ボクシング・マガジン. 2019年9月13日. 2019年10月27日閲覧.
  12. ↑ “花形冴美V2戦日程変更 緊急事態宣言発出で調整”. nikkansports.com. 2020年12月28日. 2021年1月28日閲覧.
  13. ↑ “花形冴美ドロー防衛で引退 今後は小学校教員の道へ”. nikkansports.com. 2011年3月18日. 2021年5月18日閲覧.
  14. ↑ “2.25女子ダブル世界戦 メインは元世界王者の宮尾綾香×世界戦2度目のホープ松田恵里”. BOXING NEWS. 2021年12月24日.
  15. ↑ “ベテラン宮尾綾香が王座返り咲き 松田恵里に2-0判定でIBFアトム級王者に”. BOXING NEWS. 2022年2月25日.
  16. ↑ “9.1女子5大タイトルマッチ 世界戦は新旧王者対決 鈴木菜々江vs.黒木優子、宮尾綾香vs.岩川美花”. BOXING NEWS. 2022年7月21日.
  17. ↑ “女子5タイトル戦 ホープ山中菫&晝田瑞希が初タイトル獲得 松田恵里はOPBF王座返り咲き”. BOXING NEWS. 2022年9月1日.
  18. ↑ “【ボクシング】川浦龍生と高山涼深が6月13日に後楽園ホールで日本王座決定戦 晝田瑞希の初防衛戦や鈴木なな子VS松田恵里も”. サンケイスポーツ. 2023年4月19日.
  19. ↑ “【ボクシング】前日本王者の鈴木なな子4年ぶり黒星 東洋太平洋アトム級王者松田恵里に判定負け”. 日刊スポーツ. 2023年6月13日.
  20. ↑ “松田恵里がOPBF王座返上! 世界戦に専念。”. ボクシングモバイル. 2023年10月12日. 2023年10月13日閲覧.
  21. ↑ “【ボクシング】24年1月12日、女子世界3大タイトル戦決定 大橋ジム興行フェニックスバトル”. 日刊スポーツ. 2023年11月29日.
  22. ↑ “【ボクシング】松田恵里が黒木優子破り新王者「やっと。三度目の正直と言いたくなかったが」”. 日刊スポーツ. 2024年1月12日. 2024年1月13日閲覧.
  23. ↑ “Tina Rupprecht To Face Eri Matsuda In Inaugural Ring Atomweight Title Clash”. RingTV (2024年10月17日). 2024年10月21日閲覧。
  24. ↑ 【ボクシング】松田恵里、ドイツでの日本女子初の3団体統一戦でルプレヒトに判定負け 山中菫が来年にルプレヒトと4団体統一戦へ サンケイスポーツ 2024年11月24日
  25. ↑ 松田恵里選手移籍のお知らせ TEAM10COUNTブログ 2025年4月13日
  26. ↑ 公式X
  27. ↑ “【ボクシング】元女子世界統一王者の松田恵里が再起戦白星「欲を言えば2階級」昨年11月王座陥落”. 日刊スポーツ. 2025年9月5日.
  28. ↑ “松田恵里がロリト麻理菜に3-0判定勝ち 元レスリング女王の山本美憂はTKO勝ち”. BOXING NEWS(ボクシング・ニュース). 2026年9月15日. 2026年10月8日閲覧.

関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
秋田屋まさえ
第4代OPBF女子東洋太平洋アトム級王者

2018年12月1日 - 2022年4月(剥奪)

空位
次タイトル獲得者
松田恵里
空位
前タイトル保持者
松田恵里
第5代OPBF女子東洋太平洋アトム級王者

2022年9月1日 - 2023年10月2日(返上)

次王者
狩野ほのか
前王者
鈴木菜々江
第2代日本女子アトム級王者

2019年3月13日 - 2020年7月(返上)

空位
次タイトル獲得者
長井香織
前王者
黒木優子
第8代WBA女子世界アトム級王者
2024年1月12日 - 2024年11月23日
次王者
ティナ・ルプレヒト
前王者
黒木優子
第5代WBO女子世界アトム級王者
2024年1月12日 - 2024年11月23日
次王者
ティナ・ルプレヒト