#78 オーストラリア留学と学び㉔|Year8から第二外国語に【日本語】を選んだ理由
QLD私立校の第二外国語(LOTE)の仕組み

長男が通うクイーンズランド州(QLD)の私立校では、第二外国語をYear7(中1)から学びます。LOTE(Languages Other Than English)と言って、Year7・8ではカリキュラムに組み込まれています。
この第二外国語は、大学入学の指標となるATARのために必須というわけではありません。長男の通う学校では、Year10からは完全に選択科目となり、第二外国語を取らない生徒もいます。
選択できる言語は、Chinese / French / German / Italian / Japanese / Spanishなど。ただし、どの言語を開講しているかは学校によって異なります。
EALと第二外国語:同じ時間帯なので両立できない
第二外国語はYear7から始まりますが、長男が通う学校ではEAL(英語の補習)対象の生徒は同じ時間帯にEALが入るため、その間は第二外国語を履修できません。
第二言語よりも英語をしっかり固めて、というのは現地校に入学しているので当たり前の話ではありますね。
Year8から第二外国語を選ぶ:わが家は日本語を選択
長男はYear7の1年間でEALを卒業し、Year8から第二外国語を選択できるようになりました。結論から言うと、長男が選ぶのはJapanese(日本語)です。
第二外国語として日本語の選択がない学校もありますが、幸い長男の通う学校にはJapaneseがあるので、これ一択です。
日本語を選ぶ理由①:ATARで得点源を残せる
QLD州では、ATAR取得の科目としてJapaneseを選択できます。
日本人がJapaneseを選べるということは、ATARで高得点を狙える科目を1つ確保できる、ということ。これはかなり有利です。
今の学校に入学する前、たまたまこの学校でJapaneseを教える日本人の先生と話す機会がありました。その先生は、
「日本人がJapaneseを選ぶことについて、“ATARで有利になるからずるい”とか“知らない言語を学ぶほうが向上心がある”と言う人もいる。
でも私は、日本人が日本語を選択することを肯定的に思っている。留学生に、ATARで高得点を狙える科目を1つでも残してあげたいから。」
と力強くおっしゃっていて、長男も私も安心してJapaneseを選ぶ方向に気持ちが固まりました。
日本語を選ぶ理由②:後から別言語に切り替えにくい(時間と履修条件)
また留学2年目から別の言語を始めるとなると、Year7から学んできた生徒に比べて遅れを取ります。
その遅れを取り戻す勉強時間を確保するより、苦手科目(Science)に注力したほうが、留学生にとっては適切な時間の使い方――という判断もあります。
さらに長男の通う学校ではYear9以降は、第二外国語を選ぶにはYear7・8での履修が必要だと明記されています。
つまり「後から別の言語に切り替える」のが簡単ではない、という点も理由の一つです。
日本語を選ぶ理由③:日本語力の低下
Year7の1年を終えて一時帰国した長男を見ると、日本語力はやはり低下していました。
日常会話は問題なくできるし、駅のアナウンスも聞き取れる。文章も書ける。けれど、小2の次男との漢字対決(中学受験用の漢字=低学年でも少し難しい語彙)では負けていました。
もともと語彙力が高いタイプではない、という前提はあるにせよ、込み入った話を早口ですると「もう一度言って。」が増えたのは、変化として分かりやすかったです。
Year7は英語に全振りすると決めていたし、留学の着地は日本ではないのでものすごく深刻というわけではありません。
ただ、オーストラリアの学校で日本語を使う機会は皆無で、同じ学年の日本人とも英語でしか話さないというので、週に2回は日本語の授業で意識的に日本語に触れるのも大切かな、と思っています。
Year7・8のJapaneseで学ぶこと
学校や教材で差はありますが、Year7・8のJapaneseは概ね「基礎を2年で積み上げる」設計です。
言語面の基礎
ひらがな・カタカナ(読み書き)
基本表現(です/ます、否定、過去、丁寧表現の導入)
助詞の初歩(は/が/を/に/で等)
よく扱われるテーマ
自己紹介、家族、学校生活、趣味、週末、買い物、食べ物
日付・時間・天気・行き先・簡単な予定の話し方
日本文化(季節行事、学校文化、食文化、マナー等)
Year7ではひらがなを網羅した前提でYear8のカタカナに入るので、一応カタカナのテキストを買いました。
おわりに:日本語クラスで期待していること

Year8では、息子以外の日本人はEALが継続になっているそうで、ネイティブの日本人が日本語クラスに入るのは、この学年では息子が一番乗りらしいです。
まだまだ扱う日本語は基礎的な内容なので、ローカルの生徒にとって良いモデルになれるように、しっかり授業に集中して、授業を引っぱって行ってほしいと思っています。
🟪そのほか、オーストラリア留学での「学び」に関する情報は、以下のマガジンにまとめています👇
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日本人がオーストラリアの現地校に留学したら、どんな評価をもらえるのか、もっと具体的な数字を知りたい方はこちら👇
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