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初めての美少女プラモデルでオリキャラを作りたい!動機・構想編【30MS】

私、唐突に新たな『広義のお人形』の扉に出会いました。
美プラ(※美少女プラモデル)です。
ロボやメカニックではなく(そういう装備を身に着けていることは多々ある)、ヒトの姿の女の子のプラモデル。
本当に唐突ですね。
なぜその道に開眼したのか、美プラで何をしようとしているのか。
今回は制作の前段階、準備号として語っていきます。


美プラという表現の発見

出会いをもたらしたのはピザでした。
五月下旬、地元のピザ屋さんが閉店するとの報を耳にした私。
最後に……と駆けつけてテイクアウトを頼んだら、同じ考えの方が多かったのか、焼き上がりは一時間後になるとの宣告。
時間潰しのために赴いたピザ屋近くのジョーシンで……出会ってしまったのです。
また食欲トリガーで新境地開拓してる……。

そもそもなぜジョーシンに行ったのか。
おもちゃ屋の空気を吸うためです。
家電量販店というカテゴリーの中でも、ジョーシンは結構ホビーに目を向けてくださっているという肌感覚があります。
お人形撮影グッズとしているリーメントのミニチュアシリーズもジョーシンで購入したことがありますし。
そして私、おもちゃ屋さんという空間にときめきと安らぎを覚える習性を持っています。
正直、玩具のカテゴリーとされるものを買うことは稀です。
でも、おもちゃが並ぶ空間を眺めているだけで楽しい!
今の自分が遊びたいと思うようなものではなくても、おもちゃはいつも、いつまでも、一つ一つがワクワクを象った小世界なんです。

特に目当てもなくホビーエリアを巡回していると、プラモデルの棚にて『バラ売りの髪と顔』を見つけました。女の子の。
(これはもしや……美プラというヤツでは?)
美少女プラモデル。そういうジャンルがあることは知っていました。
しかし、知っているだけで、何の感情も持っていませんでした。
あ、可愛い造形をしていればそれは可愛いと思います。だから『何の……』は言い過ぎですね。でもそれだけ。

そもそも私、プラモデルの題材になりがちな分野への愛着が薄いんですよ。
乗り物、ミリタリー、巨大ロボット……メカニカルなもの。
ロボットアニメの物語やキャラクターの人間関係を楽しんだり、艦これとかミリタリー元ネタのコンテンツを味わったりはしたんですけれどね。
メカニックそれ自体に惹かれることはなかった、と言ってもいいかもしれない。
それが要因となって、題材以前にプラモデル自体を『自分と無関係なもの』という箱に雑に投げ入れていたのかもしれない。

しかし、これまで書いてきたお人形記事や創作趣味記事からもお察しかもしれませんが……。
私は『二次元(風表現)美少女』と『キャラメイク(オリキャラ作り)』が好きなんですよ。
この二つの受容体に『美プラパーツのバラ売り』が反応したんです。

足を止めると『オプションパーツ』と書かれた、戦いそうな二次元美少女が大写しになった箱も置かれています。
手に取りそうになりましたが……。
「いや、まだだ……手を付けるのはコレが何か、何をするものか把握してからだ」
そう自分に向けて唱えてジョーシンを後にしました。
惹かれるものはありましたが、私はあまりに美プラを、プラモデルを知らなすぎたのです。

美プラのブランドにはいくつかあり、そのうちの一部は私も聞いたことがありました。
『フレームアームズ・ガール』『メガミデバイス』……。
そのうち、私の目に留まったのはバンダイの『30 MINUTES SISTERS』というシリーズだと分かりました。知らない作品でした。
公式サイトによれば『キャラメイキングで自分好みのシスター(※)を創り上げることができる』とのこと。
※30MSのキャラクター。3XXX年に誕生したデジタル生命体とのこと。

それで『顔だけ』『髪だけ』売られていたのか。
好きに組み合わせることが前提だから。

……え、これ、私のための作品では……??
オリキャラが好き。一次創作が好き。でも『公式からヒントを得て創る二次創作』も好きな私のための!!

純粋な一次創作とも異なる『キャラメイク』の愉しみについても語りたいところですが……それは専用記事を立てて掘り下げたいので、ひとまずプラモデル日記についてだけ書き進めますね。

私だけの『うちの子』としてのお人形が欲しい

あまりに私向けのコンセプトにがつっと心を掴まれ、人生初のプラモデル、美プラに手を出すことを前向きに考え始めました。
既に脳内に居る百人越えのオリキャラを具現化するのではなく、このプラモデルに出会ったからこそ生み出せる、新たなオリジナルキャラクターを創りたい!

記事一覧を見ていただければお察しの通り、私はここ一年半程度お人形遊びにハマっています。
しかしお迎えした子全てが『既製品』。顔も衣装も名前も背景設定も制作サイドが用意した特定個人を、トータルで気に入ったからお迎えする。全てこのパターンです。

彼らは皆うちの子です。同時にどこまでも『うちに来てくださった、他の誰かが創作した子』でもあります。
それはそれとして『私がいたからこの世に現出した』子もお人形として欲しい。

しかし、私は画力も造形力もお察し。ドールカスタムは夢のまた夢、いや非現実的過ぎて夢ですらない。
でも、元は誰でもなかったパーツを組み合わせるならば……それは『私だけの子』になるのでは?

もちろん、30MSというフォーマットを使う以上、バンダイがこの商品群を世に送り出さなければ生まれ得なかったお人形です。
……が、それはドルフィードリームなどのカスタムメイクでも同じことが言えますよね。
私が形を決め、私が名付け、私が人格を与える。それを美少女プラモデル――言ってしまえば広義のお人形を通してやってみたい!

美プラ製オリキャラでやりたいことは主に二つ。

まず一つ目、布服を着せたい

少なくとも30MS製品の子はアゾンの1/12スケールの服を(ものによっては)着用できるようです。それなら既にいくつも持っている。
私がこれまでお迎えしていたドールは皆デフォルト衣装を持っています。着せ替え遊びはするものの、デフォルト衣装こそが本来の姿である、という意識は私の中に根強くあります。
だからここで『デフォルト衣装を持たない、自分で決めるしかない』子を創造したい。迷って決めることを楽しむ、正解のない『うちの子』をお迎えしたい。

この面でも30MSは好都合です。キットにもよりますが、武装を外し切った素体はボディラインがくっきり出ている感じのものが多い。布服着用を阻害しにくそうだなと感じたのです。
あと、私は普通に二次元表現な女体も好きなので……素体そのままもいいものだよね。

そして二つ目、変身ヒロインにしたい

メカニックに興味が薄いとは言いましたが、女の子がメカニカルな重武装をしている『雰囲気』は好きです。
30MSは各キットに内包された武装、更にはガチでメカ、ガチで鎧な兄弟シリーズの品も含め組み合わせられる製品。
布服着用の状態を日常の姿、プラモデルらしくメカニカル装備を盛った姿を戦闘形態としてブンドドすると楽しいのでは!?
これこそプラモデルという実体ありきのオリキャラ遊びになれるな……と心キュンキュンしてしまいました。

よし! 決断的に購入だ!!

素体を求めて各ショップを彷徨う

まず、私が買おうと思えばいつでも(地元ジョーシンの営業時間内なら)買えそうな、複数在庫があったオプションパーツについて調べます。

この『フェアリーコスチューム』という商品でした。
このパターンの商品、オプションパーツセットは複数種類が在庫されていましたが(スポッターとか、ナイトメアとか)、まず目についたのがこのフェアリーバージョンでした。
内容物はざっくり言うと、
・胴体(肩、腿まで=手足はない)
・髪の毛
・のっぺらぼうな顔

……です。

大前提として、30MSにはちゃんと五体満足装備付き、人物像も設定された『公式キャラクター』のセットがあります。
リシェッタちゃんとか、ティアーシャちゃんとかですね。

そういう固有キャラクター一式をお迎えした上で、その子を各種オプションパーツでカスタマイズする。
やりやすいのはその道筋なのだと思います。
つまり、この商品単体では女の子は完成しないし、そもそも一見さんが一発目で買う商品としては用意されていない。

でも……でもですね。
私はオリキャラを作りたいんです。
個人名のついたキットは、公式サイドから送り出された、確立した一人の女の子。その顔や髪だけ挿げ替えて『うちの子です!』ということにはしたくなかった。
うちの子として存在を挿げ替えた場合、オーナーの元へ送り出されるはずだったその子個人はどこへ行くの? という思いも強いです。そのキットの子の席を奪う罪悪感。
あ、実際にそうやって遊んでいる方を批判する意図は一切ありません! むしろそういう遊び方も推奨されているのではないかと感じました。
あくまで私個人の、この時点での欲望に沿う遊び方ではない、というだけです。

だから、名前や背景設定もなく『一部パーツとイメージイラスト』しか存在しない、顔すらついていないこのオプションパーツセットこそが私の需要に応えるセットなのだと確信しました。
なので、調べて検討した上で、一見さんに向けた商品でないことは承知で、このフェアリーコスチュームセットを購入しました。

さて、この子を立派な『お人形』とするには四肢表情が必要です。

30MSのラインナップには『肌色の手足のみ』というオプションパーツがあります。いわゆるアジア人の肌色・色白・褐色。フェアリーコスチュームに対応する肌色は色白(カラーB)。

これもジョーシンに……。
売ってないんだなぁ、これが!

素肌の手足パーツは供給に対してとんでもない需要があるようで、再販しては売り切れを繰り返しているらしいですね。
とりあえず手足の件は後回しにしましょう。

表情付けには公式汎用デカール(水で濡らして貼り付けるシール)が必要。これは地元ジョーシンにも売っていました(しかし、当初は在庫していることに気付かなかった)。

別メーカーの美プラ顔デカールもサイズ感が合えば流用できるかもしれませんね。しかしそれは30MS用デカール以上に見当たらないし、まずは公式の、島田フミカネ先生の画風の目をつけたかった。

この公式デカールの存在がのっぺらぼうフェイス付きの製品購入を後押ししてくれました。
私がドールカスタムに消極的なのは、愛せるに値する可愛い顔を描ける自信がないからです。
ですがこれを使えば、福笑い状態になる危険性ははらみつつも、少なくとも島田フミカネ先生式の目と眉は取り付けることができる。可愛さの保証書です。

加えてどうしても必要だと考えたのが『相棒』です。バディ。お友達。
こいつ、一気に二体組み上げようとしているぞ!?

フェアリーコスチュームという製品名の影響ですが、私はこの子――仮称『緑髪ちゃん』を妖精に類する存在と想定していました。
ならば、その妖精と出会う『人間』が欲しい。妖精と人間の出会いから始まる物語が欲しい。
なので、並行してもう一体の素体探しも始めました。

公式サイトを見て狙いを定めたのが『オプションボディパーツ タイプA2』。

肌色は健康的東アジア人色(カラーA)、ボディスーツはグレーに紫。ついでにお胸とお腹がまろび出ているタイプ。
こちらはAmazonで購入しました。
この製品は本当に胴体(+肩、腿)だけで、四肢はもちろんのっぺらぼうフェイスもついていない。
しかし、素肌四肢セットを購入すればのっぺらぼうフェイスはついてきます。どうせ四肢は必要なのでそれを使えばいい。
髪はそれこそ単品で販売されています。

こうして最初の素体(胴体)選びは済んだ。
では、他の必須パーツをどう集めるか……。

まず向かったのは地元のホビーオフです。ここでプラモデルも取り扱われていることは元々把握していました。
これまではアウトオブ眼中だったプラモデルコーナーを初めて漁ります。
30MS商品は……ほんの少しだけありました。
その中に、都合のいいことに髪の毛パーツの在庫があった! それも複数種類。
ただし、四種セットのボックス品がほとんど。
で、そのボックス品の中に、

私が『人間ちゃん』の髪にどうかな? と公式サイトを閲覧しロックオンしていた『ロングヘア4 ブラウン3』があったのです(Vol.5四種セット)。ミルクティー色の姫カット。
でもボックス品だから値段は貼る。いつ使えるか分からない他の髪の毛もついてくる(つまり、新キャラを生やす際に役立つということでもありますが)。
…………。
ここは……妥協したくない!
ので、ミルクティー姫カット入りのボックスセットをお買い上げ。

地元ホビーオフでは四肢が手に入らなかったので、更なる在庫を求めて駿河屋に向かいました。
新潟駅前、最大級書店ジュンク堂の地下に比較的近年出現したテナントです。
ここはボードゲームなど、ブックオフやホビーオフなどでは取り扱いすら見かけにくいジャンルの中古品もあるのがありがたいところ。
やはりこれまで注目したことはありませんでしたが、当然中古のプラモデルも取り扱っています。

祈りながら美プラコーナーを漁ると……探し求めていた素肌の四肢セットがありました! それも三色の肌色全てが。
しかし、プレミア価格なのか定価の約1.5倍の値段になっている!

当然、パーツ探しにはAmazonなど通販サイトにも目を通しました。
しかし、私が探した時点では、定価以下のものは皆無。当然のように新品は売り切れ。
通販で買える手足の価格は、この時駿河屋で見つけた品の値付けを超えていました。

新品を定価で買えればそれが一番良い。
なので即買わずに、新潟駅近辺で一番美プラがありそうなところ……新潟駅前のヨドバシカメラに向かいました。
何せここは一フロアまるっとホビー売り場なのです。プラモデルもフィギュアも、お人形遊びで重宝しているミニチュアもたくさん取り扱っています。

しかし……30MS製品がマジでない! もちろん四肢パーツもない! 宣伝映像は流れているのに!!
ほんのわずか、髪の毛や表情のパーツ、追加装備パーツは売られていました。
おかしいなぁ……ヨドバシカメラはプラモデルに強いのでは? ガンプラを求めヨドバシへ……という話をネットで見かけるのに?
取り扱いがないのではなく、純粋に売り切れだったのだと思います。
特定分野が充実している→目当てのお客様が真っ先に集まる→売り切れる、という流れなのかも?
何周してもないものはないので、諦めて次は新潟駅直結のビックカメラに向かいます。

こちらにはヨドバシカメラよりも多く30MS製品の在庫がありました。
キャラクターフルセットもあります!(駿河屋にもあった)(地元ジョーシンにもシアナちゃんなら居た)
でも、今求めているのはそれじゃない。
オリキャラを組み上げたら、いずれ公式30MSキャラクターも数名お迎えしたいという気持ちはありますが。
肝心の四肢パーツは……やっぱりここにもない。

他にこの辺で在庫の可能性があるのはらしんばんかなと思うのですが、巡回した時間が夜遅かったために閉店時間を過ぎていました。
ドン・キホーテも、もしかしたらプラモの取り扱いがあるかも? と思って覗いたのですがプラモ自体が皆無でした。あったとしてもガンプラならともかく美プラはどうなんだろう……。
そしてすごすごと駿河屋に戻ります。

結局、定価の1.5倍の素肌四肢パーツ(カラーA、カラーB)を購入しました。
正規の再販待ちは時間がかかるし、その時に必ず手に入る保証もない。
転売ヤーを利すことは避けたいけど、この場合、少なくとも私がお金を払うのは後ろ暗くない中古ショップである駿河屋だし……。
今すぐ着手したい料、お急ぎ便料として払うのは許容範囲だなと判断し、購入しました。

代わりに……と言ってはなんですが、定価以下になっていたオプションパーツ『メカニカルユニット』『フライトアーマー』『ステルスアーマー』、そして公式表情デカール2種もここで購入しました。

逆に諦めたのは『白黒の四肢パーツ』です。こちらもタイツの表現、ボディスーツの表現のために入手したかった。

でもここでの値段は3000円。
定価の三倍はお急ぎ便代わりとしても出せない。素肌パーツと違い最低限必須な品でもなかったし……。
なのでここでは見送り、次の巡り逢いを待つことにしました。
一応、白黒のハンドパーツのみのものはジョーシンで初手で購入していました(実は確認不足で、これこそが白黒四肢パーツかと誤認して買っていた……)。

本当に扱い切れるのか?

こうしてプラモデル製オリキャラ具現化の素体は揃いました。
しかし、プラモ作りにはそれなりの道具が必要。
その辺は次回以降に語ります。

まだまだ続くよ!

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