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冬に食べるアイスが美味しい?🍨|なめらか、濃厚アイスが人気らしい

冬になると、妻は食後にアイスを食べ始める。しかも、やたら幸せそうな顔をしている。

「冬に食べるアイスって美味しい😋」

そう言いながらスプーンを動かしているけど意味がわからない。外は六度。吐く息が白い。そんな気温で冷たい物を食べて喜んでいる人を見ると、「この人は南極でもかき氷を頼むタイプなのではないか」と疑ってしまう。

アイスは夏の食べ物だと思っている。夏に汗だくで帰宅し、クーラーの効いた部屋でガリガリ君をかじる。あれが正しいアイスの姿だ。寒い日にわざわざ体を冷やす理由がわからない。

ところが調べてみると、森永乳業の調査では「98.4%の人が冬でもアイスを食べたい」と答えているらしい。

出典:森永乳業株式会社


マイノリティだったのは、まさかの私であった。

冬アイスを食べる理由の一位は、「暖かい部屋で冷たいものを食べたくなるから」。理屈はわかる。確かに冬の暖房は、たまにホテルのロビーくらい暑い時がある。だが妻の理由は少し違った。

「空気が澄んでて美味しい😋」

もう雰囲気で食べている。


そう言われると、試したくなるのが人である。ちょうどハーゲンダッツのバニラがあったので挑戦してみた。

室温は十八・三度。
外気温は六度。

数字を見ると「いけそう」な気がしてくるから不思議だ。

室温18.3度


一口食べた瞬間──

「キ────ン‼️」

知覚過敏だったことを、完全に忘れていた。

そこからは地獄である。

歯に当たらないよう舌でゆっくり溶かす。まるで高級ワインのテイスティングみたいな食べ方になった。味は美味しい。さすがハーゲンダッツだ。ただ、五分ほどすると体に異変が起き始めた。

寒い。
当たり前である。

まだアイスは半分残っているのに、こちらの体温はどんどん失われていく。知覚過敏のせいで食べる速度は遅い。遅いから冷える。冷えるからさらに食べたくなくなる。完全に負のループである。


震えながらアイスを食べている姿は、もはや「冬を楽しむ大人」ではなく、寒空の下で修行する山伏に近かった。

結局、冬アイスの美味しさは最後までよくわからなかった。

妻は「空気」を食べているのだと思う。私は終始、「温度」と戦っていた。

それでも不思議なもので、翌日スーパーへ行った時、またアイスコーナーを眺めてしまった。

「意味わからん」と言いながら、また「キ────ン‼️」を体験したくなるとは、よほどマゾらしい。

……まずは、知覚過敏を治さないと🥶💦

↩️ 前章はこちら:お正月🎍
🌀 シリーズ序章:ADHD?いや、ただのナマケモノかもしれん🦥

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