前後が気になる詩note | 鷸のひとくち(11月2週目)
ようこそ、抜き取られた詩集へ。
「前後が気になる詩集」では、私が書いた詩の一節だけを掲載していく。
全文は、どの詩集にも載せていない。
いずれ詩集に載せるつもりの詩から、一節だけ抜き取って、複数で1記事にする。
ただし、複数ある一節のうち最後の1つは、既に全文を公開したものから抜き出す。
……が、今週は詩を書かなかったので、私が創作ユニットで書いた詩から抜き出す。
今週の作品
この「Sédouze」(セドゥーズ)から紹介する。

「序」より
──知らない路地には死に場所がある。
「マリオネツト」より
クリツク、クリツク、クリツク
からうじて鳴るは、 マリア、君の靴。
「ビスク・ドール」より
せまいたなから ぬけだしたら
こんやこそ おんなのこ
「絵画」より
たつた独りの保存のために
なお楽園を貫いてゐる
今回の詩は、すべて全文公開中。
こちらからご覧いただける。

詩を丁寧に、標本箱へ。
大きな急流に、一生懸命に捕まえた蝶を流すとする。その世界に一匹の蝶は一体、誰の記憶に留まるだろう。
私は愚かしくも、蝶をずっとその川に流していた。スクロールという急流に。
詩には詩の、清潔な標本箱が必要だ。
流れに呑まれてもみくちゃだなんて勿体ない。
おしらせ
今週の「近代詩から学ぶ」マガジン
萩原朔太郎氏と大手拓次氏の詩を比べながら、オリジナリティとは何かを考える記事、公開。
このシリーズでは近代の詩をヒントに「詩のどこを味わえば良いのか」「詩を書くときに何を考えたら良いのか」を探っている。
「鷸のひとくち」次回はこちら
おまけ:Sédouzeの詩の原石的なもの
こういうのを書いていた時期がある。
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