魚心リジェクション【漠然図鑑 No.0008】
魚を料理したり、食べたりしている時、対象の魚が心を閉ざしていると感じられる状態。
対象の魚が「どの程度心を閉ざしているか」の指標は、「魚心リジェクション値」として人および対象の魚の個体に応じて漠然と定義される。
数値が高ければ心が閉ざされていて、低ければ心を開いているため、魚をおろしたり、食べたりする際の難易度に影響を与える。
対義語に「水心コミュニケーション」がある。
発見者:さかまさみ
発見の経緯
焼き魚を食べる際、できるだけキレイに身をほぐしたいと考えている漠然マイスター・さかまさみは、同じ種類の魚でも、個体によってほぐしやすさの難易度に差があることに気付く。
特に、難易度が高い個体は「ここじゃない!」と悲鳴をあげる上に、具体的な攻略ポイントは教えてくれない。結果、きれいにほぐすことができず、身はボロボロに。
「拒絶された気分になって、それ以上踏み込めなくなるんです」。
さかの報告を聞いた学会は、個体によって拒絶の度合いが異なると仮定。
「魚心リジェクション」と名付け、その度合いにある程度の指標をつけることを決めた。
用法
魚の種類による食べやすさではなく、個体単位の食べやすさの値であることに留意。
例えば同じホッケでも、個体によって魚心リジェクション値は違う。
ゆえに魚と対話するための状態「魚と私の1 on 1」であることは必須条件である。
また、「水心コミュニケーション」によっても値の増減が発生する。
100が拒絶の最高値、0が解放の最大値として、個体あたりの値を見極め、「水心コミュニケーション」に活かすと、徐々に魚とうまく付き合っていけると言われている。
条件
「魚と私の1on1」状態であること。
目の前の個体の声がぼんやり聞こえていること。
「魚心リジェクションオーラ」を知覚できていること。
注意点
魚の種類による基本的なおろし方、食べ方をある程度理解する必要がある。
上記を参考にしつつ、目の前の個体の魚心リジェクションを感じる必要がある。
値を参照して、その後の「水心コミュニケーション」に変化をつける必要がある。
学会による研究
日本漠然研究学会漠然分析官のハマナカによる論文では、以下のような計算式で、自身の向き合っている個体との親密度を測ることができると主張されている。
焼き魚コミュニケーション指数 = 水心コミュニケーション指数 × 魚心リジェクション標準値 × 魚心リジェクション個体値 × 加工補正率※
※加工補正率 = 加工方法標準補正率 × 加工者技術指数 × 調理者技術指数
「魚と私の1on1における焼き魚コミュニケーション指数の算出方法について」
魚心リジェクション標準値
魚の種類に応じて算出された一般的な基準値。
刺し身か焼きか、切り身か開きかといった、加工による補正も考慮から外している。
魚心リジェクション個体値
魚の種類ではなく、個体に応じて算出された値。
こちらも標準値同様、刺し身か焼きか、切り身か開きかといった、加工による補正も考慮から外している。
発見者であるさかが感じた魚の声はこの値が大きく関連していると考えられている。
備考
さかはかつて強い魚心リジェクション値を持った焼きサンマの個体と遭遇し、懸命な「水心コミュニケーション」も空しく、魚の身をボロボロに崩してしまった。
以来、焼きサンマを食べられなくなり、魚心リジェクション値が低い個体が多い、焼きサケや銀タラでリハビリを続けているという。
学会としてもヒト・モノ・コトに対して「1on1」の真剣勝負に臨むさかの姿勢は尊重したいところであり、魚心リジェクション値の高い個体に対する適切な「水心コミュニケーション」の解明に注力している。
関連用語
類義語
対義語
参考資料
放送局
論文
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