まだまだ! ひろみサスペンス丨ペラペラ The ワールド
えーっと。
新たな勇者、 山本 蛇内さんにつづくのだぁ。
ふとしたきっかけではじまった、ペラペラの旅。
今回の旅のテーマは
「ペラペラのサスペンスをつくるのだ」
基本設定
主人公:ひろみ
彼女は4人家族(母は郷ひろみファン)
彼女の家で、毎日くつ下がなくなっていく
サスペンス物語(ただし、ペラペラで)
さて、ここまでのペラペラサスペンスのあゆみ
はじまりの合図↓ちょろすさん
→勇者の誕生↓くろいるすけさん
→そして物語は続く…↓山本 蛇内さん
アジト、で思い出したのだが。
冷凍したアジが、冷凍庫の奥に、あった気がする。
今夜は、あれを食べよう。
母が「美容室ひろみ」から戻ったら、焼いてもらおう。
安楽椅子に座った最初の数秒、「出生の秘密」のことも頭によぎったりはしたのだが、いまは、もう、アジだ。
なになに?
「それら続く作品や、先行作の邪魔にならない、これを突き詰めていくと、ペラになる」(蛇内談)
まぁ!世界はペラで、できているのね。←私も言いたいだけ。
それでは…Here we go!
母が帰ってきたら、すぐアジを焼いてもらえるように、今のうちから解凍しておこうかな…
わたしってば、気が利くぅ♪
ごきげんに、鼻唄なんて歌いながら、冷凍庫の中のアジを求めて、ガサガサ…
…あれ?
冷凍庫にあるアジは
…半身?
おっかしいなぁ。確か開きだったはずなのに…
そんなに広くない冷凍庫の中をいくら見ても、半身のアジしか、見つけられない。
え?何?
靴下みたいに片方なくなっちゃったの?
家の中で何かが起きてる…とか!
まさか…ね。
そのうちスリッパとか、靴も片っぽずつなくなってたりして。ははは…なんてね。そんなわけないか…
さすがに、サスペンスドラマの観すぎでしょ。
バカバカしいと思いながらも、念のため、玄関にあるスリッパと靴を確認しに行く。
もちろん、玄関にはいつも通りの顔をして、いつも通りのスリッパや靴が存在している。
…だよね。
そんなサスペンスドラマでもやらないような出来事、うちに起きるわけないか。
アジの半身はきっと、お腹が空いた誰かが食べちゃったんだ。
まあ半身ならいっそ、アジフライとかにしてもらえばいいかもしんないな。うん、ちょっと脂っぽいもの食べたかったし、アジフライちょうどいいかも!
そんなことを考えながら、またキッチンに戻る。
その視界の端に、ふと入ったもの。
それに私はぎくりとした。
…え?…ちょっと待って、今のって…
私は、ギギギ、と音が鳴りそうなくらい、ぎこちなく首を動かした。そしてもう1度、さっき目の端で捉えたものを、改めてしっかりと見る。
…やっぱり間違いない。
これ、箸が片っぽずつなくなってる…!
そうなのだ。
我が家の箸立てには、よく見ると、一膳そろっている箸がなく、全てが1本ずつだった。
…なんで?これっていったい、だれのしわざ?
私は背中がゾクリとして、肩をすくめた。
冗談じゃなく…いよいようちでも、サスペンスな出来事が起きちゃってるんじゃないの?
もうこうなったら、「出生の秘密」なんて考えてる場合じゃない!
…邪魔になってませんか?箸とか!
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