広西メシ 老友粉(ラオヨウフェン)
[日] 老友粉
[中] 老友粉
[粤] 老友粉
広西チワン族自治区南寧の米粉。タケノコの漬物の酸筍(酸笋)の酸味、豆豉のコク、唐辛子の辛味、ニンニクの香味のきいたスープと、その場で炒めた具を乗せるのが特徴。具は豚肉か豚モツが基本だが、牛肉や魚などもある。
南寧以外にはあまりなく、あっても本場のものとはかけ離れている事が多い。南寧に行く機会があれば是非食べてみて欲しい。

名前の由来
伝えられるところによると、20世紀初頭、邕城(南寧市の旧称)の中心に住む親友グループは、毎日市内のとある茶館に集まって、お茶を飲みながら過ごしていた。しかしある日、そのうちの一人が来ていないので、調べてみると、重い風邪で寝込んでいることがわかった。友人がそんな状態では、皆お茶も美味しく感じられない。そこで、どうすれば友人の辛さを和らげられるか話し合った。その時、茶館の主人が「麺料理を作って持って行ったら良くなるんじゃないか?」と言い、工夫を凝らして上質な麺を用意し、酸筍、豆豉、唐辛子、ニンニクのみじん切り、牛肉ひき肉、豚肉ひき肉などを合わせ、熱い麺に仕立てた。そして皆で友人を訪ね、枕元まで届けた。寝ていた友人は、食欲をそそる香りを嗅ぐと、すぐに起き上がり食べ始めた。食べ終わると全身が熱くなり、布団をかぶってたっぷり汗をかいたところ、風邪がなんと治ってしまった。この友人は大変感激し、友人たちの心遣いに感謝するとともに、茶館の主人がこの病気療養に効く食欲を促進する麺を創り出してくれたことにも感謝し、そこで「老友常来(旧友よ、いつも来てくれ)」と書いた扁額を贈った。最初は「老友麺」だったが、南寧人は米粉が好きなので、徐々に「老友粉」に発展していった。
