北海道博物館02吉田初三郎展 -鳥の眼で北の大地を眺めれば
早朝に札幌を出て、

北海道開拓の村へ。

開拓時代の物語の気分を纏ったままで、


北海道博物館へ。


その後編。

第26回企画テーマ展「吉田初三郎が描いた北海道」
鳥のような視点で広大な景色を描く「鳥瞰図」。 吉田初三郎(1884-1955)は全国各地の鳥瞰図を描いたことで知られています。
本展では、完成から90周年の「北海道鳥瞰図」と十枚組風景画「北海道十景」を一挙公開! 北海道内各地の観光パンフレットや絵葉書に掲載された鳥瞰図や風景画にも注目し、かつての北海道の姿をたどります。

鳥観図とは
鳥の目線で、北海道を観る。
1章「鳥瞰図―空からみたまちなみ―」
主役となる地域とその周辺を大胆な構図で描いた初三郎の鳥瞰図。その多くは、全国各地の自治体や観光協会などからの依頼により制作され、観光案内などの折りたたみ式パンフレットとして人びとの目に触れてきました。
初三郎は、現地を取材したうえで、地域の見どころが目立つように、描写の細かさ、大きさ、配置、色彩などあらゆる面に工夫を凝らしました。この章では、北海道内各地の鳥瞰図をとおして、初三郎が描き出した各地の魅力をたどります。

かなりの点数の作品が展示されていた。
説明文にもあるように、これはただの地図でなく、いい感じに作者の主観が入っている。見た目が美しく、そして楽し気なのが印象的で、「観光」というキーワードに頷く。



肉筆画―北海道鳥瞰図と北海道十景―
会場の一番奥に、その屏風絵が展示されていた。

2章「肉筆画―北海道鳥瞰図と北海道十景―」
遥か上空から見下ろしたような北海道のすがたを、横幅 約5.7mの大画面に描いた「北海道鳥瞰図」。そして、10枚組の作品として北海道内各地の風景を描いた『北海道十景』。
これらの作品は、1936(昭和11)年秋に昭和天皇の来道のもと開催された陸軍特別大演習と、併せて実施された地方行幸に向けて、北海道庁の注文により制作されました。各地の中心都市やそれをつなぐ交通網、国立公園や温泉街といった景勝地や観光地など、当時の北海道の開発状況や魅力的なスポットを伝える作品となっています。この章では、「北海道鳥瞰図」及び『北海道十景』の肉筆画(手描きの作品)を一挙公開します。

番号を見ては屏風絵に戻り、鑑賞を愉しんだ。






改めて。ぱっと作品を見せられて「日本のどこを描いているかわかりますか?」といわれても、「北海道!」とは即答できない気がする。
これは、旅して改めて気づいたことだけれど、いわゆる、地図にある日本列島(北海道、本州、四国、九州、沖縄と数多くの島々)の姿があまりにもあたりまえになりすぎていて、単体で表現された北海道(北方領土を含む)はふだん、ほぼ考えない。

そしてその形で観ると、とても新鮮だ。

その隣には、10枚の北海道十景。まるで浮世絵のようだ。

小樽で鑑賞した、東海道五拾参次が想起される。


北海道という地を、さまざまな視点で
博物館を後にすれば、そこは雪がまだまだ深い、北の大地。


この日は、開拓の村で、歴史を経た本物の建物のなかで開拓時代の人々になりきり、


博物館の常設展で、自然と歴史文化を学び、


特別展では鳥の眼を得て、空から北海道を俯瞰した。

この旅も、そろそろ終わりだ。

