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AGA情報は何を信じるべきか|元製薬研究者が語る一次情報の見分け方

AGAについて調べ始めると、すぐに気づくことがあります。

書いてあることが、揃っていない。

副作用が怖いと書く記事があり、心配ないと書く記事がある。市販薬で十分だと言う人がいて、無駄だと言う人がいる。どれも自信を持って書かれている。

そして、そのほとんどが何かを売ろうとしています。

このnoteもそうです。最初に書いておきます。ここでクリニックを紹介し、申し込みがあれば私に収益が入ります。

では、なぜ読む価値があるのか。

正直だから、ではありません。

AGA情報には、一次情報と二次情報がある

薬に関する情報を、私は2つに分けて考えています。

一次情報は、添付文書、審査報告書、査読を経た臨床試験のデータです。製薬会社が承認を得るために提出し、規制当局が審査したもの。効果も、副作用も、その頻度も記録されています。PMDAのサイトで誰でも読めます。

二次情報は、それを誰かが解釈したものです。クリニックの説明、比較サイト、個人のブログ、SNSの体験談。

このnoteは二次情報です。それは変わりません。

違うのは、私が一次情報を職業として32年間扱ってきたということです。

添付文書のどこに何が書かれているか。審査報告書のどの部分に判断の根拠があるか。臨床試験のデータのどこに限界が隠れているか。読める、というのはそういう意味です。

一般の方が読んでも、正直、難解すぎます。だから私が読んで、必要な部分を取り出す。

このnoteでやっているのは、それだけです。

もうひとつの一次情報

意外に思われるかもしれませんが、開発の現場では患者さんの声を直接聞きます。

どんな薬が求められているのか。今の薬の何に困っているのか。開発の方針を決めるために、実際に使う方にヒアリングをする。

これも一次情報です。しかも、文書には残らない種類の。

「副作用が怖くて飲めなかった」と話す方がいました。添付文書に書かれた数字を、正確に読めなかった方です。「効かないからやめた」と言う方が、実は効き始めた時期にやめていたこともありました。

データを見ているだけでは、こうした断絶は見えません。

文書と、人の声。両方を見てきたことが、このnoteで書ける内容を決めています。

私は誰か

三島律。ペンネームです。

製薬会社で32年、育毛剤・発毛剤を含む医薬品の研究開発部門にいました。薬を処方する側でも、飲む側でもなく、作る側・評価する側です。

退職して、AGAに関する情報を読むようになって、気づいたことがあります。

自分たちが作った薬の情報が、正しく届いていない。

「フィナステリドを飲んだら必ずEDになる」 「市販の育毛剤でもクリニックの薬と同じ効果がある」 「6ヶ月で効果が出なかったから、もう治らない」

一次情報と照らすと、これらの多くは正確ではありません。

正確な情報があれば、諦めずに済んだ方がいる。そう思ったことが、書き始めた理由です。

私の推奨は、変わります

このnoteでは、特定のAGAクリニックへの無料カウンセリングを案内しています。

比較検討した上で、現時点で条件がよいと判断したものです。

ただし、固定ではありません。処方の内容も、価格も、サポート体制も変わります。より条件のよいところが出てくれば、推奨も変わります。将来的には、オンラインだけでなく対面のクリニックを含めた比較になるかもしれません。

「三島律が紹介しているから」ではなく、「三島律の判断基準では、現時点でここがよい」と読んでください。

その判断基準が妥当かどうかは、記事を読んでいけば見えてくると思います。

書くこと、書かないこと

書くのは3つです。

一次情報から読み取れること。根拠を示した上で書きます。

開発の現場から見えたこと。承認までの過程や、患者さんの声から分かったこと。

そして、分からないこと。「個人差が大きい」「データがない」ということも、そのまま書きます。

書かないと決めているのは、根拠のない断言です。「必ず効く」「絶対に安全」という言葉を、薬を作っていた人間は使いません。一次情報で確認できないことは、確認できないと書きます。

薬理の研究でも、一つの測定値だけを見て結論を出すことはしません。条件、時間による変化、他の所見を重ねて考えます。

この見方で、AGAの情報を整理していきます。

どこから読むか

自分の状態に近いところから読んでみてください。

抜け毛が気になり始めた方は、抜け毛は1日何本までなら正常?AGAとの見分け方から。本数を数えることの意味と、限界について書きました。

AGAかどうか判断がつかない方は、AGAと普通の抜け毛の違い|見分け方3つのポイントを。

生活習慣を変えても改善しない方は、AGAは生活習慣で治る?DHTが原因だから改善しない理由に理由を書いています。

薬を選ぶ段階の方は、M字と頭頂部で選ぶAGA治療薬は違うから読むのが早いと思います。

参考資料

日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」

医薬品医療機器総合機構(PMDA)添付文書・審査報告書

※このnoteは一般的な情報提供を目的としています。診断や治療については医師へご相談ください。

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