「私なんか誰にも雇ってもらえない」と思っていた過去の私に、今ならこう言いたい
こんにちは。エバンス愛です。英語圏への長期滞在や留学経験はゼロで、社会人になってイチから英語をやり直しました。
英語講師、外資系企業秘書、通訳翻訳者を経て独立起業し、アメリカ人の夫と一緒に英語を指導しています。これまで、延べ1万人以上の方に英語学習法をお伝えしてきました。
私は、今でこそ「メンタルが強い」とか「ポジティブ」とか周囲の方によく言っていただきますが、昔からこうだったわけでは全くありません。
社会人になる時は、「こんな、私みたいな頭が悪くて仕事できない人間を、誰も雇ってくれるはずがない」と、私は固く信じていました。
なぜ、そんな考えを持つに至ったのか。
私は、新しいことを覚えるのが苦手です。老化のせいで新しいことが覚えられなくなったわけではなく、若い時からそうなのです。
ハンバーガーを作る順番が覚えられない大学生
大学生のとき、あるファーストフード店でアルバイトをしていました。パンにケチャップとマヨネーズかけて、肉をのせて、玉ねぎのせて・・・という順番をメニューごとにたくさん覚えないといけないんですが、それが、何度やってもどうしても覚えられませんでした。
他のバイトの学生の子たちは、ちゃんと暗記してその通りに作れるのに、私だけ作れないのです。見かねた店長からは、「もうバーガー作らなくていい!レジだけやっといて」と言われる始末。
レジでお客さんのオーダーを取って、「○○入りました」と言うと、年下の高校生のバイトの女の子(物覚えの良い、仕事できる子)に「こっちは人が足りないんで、自分で作ってくれません?」とチクッと嫌味を言われたりしていました。
シャンパンボトルが開けられない大学生
結婚式場でお料理を運ぶバイトをしていた時は、シャンパンのボトルをどうしても開けることができませんでした。配膳も、魚の頭を左右どっちにして置くとか、フォークとナイフをどう並べるとか、そういった基本が全然覚えられず、居心地が悪くてほんの数回で辞めてしまいました。
パチンコ屋でお局様に怒られまくる大学生
次に、バイト代の良さに惹かれてパチンコ屋のホールスタッフのアルバイトをはじめました。ホールスタッフの仕事の一つに、玉が詰まってお客さんに呼ばれたら、台を鍵で開けて処理をするというものがあります。
玉が詰まるのは、だいたい「当たり」が来ている時。手早く詰まりを直さないと、お客さんが怒るんです。ですが、自分自分はパチンコで遊んだこともないもので、玉詰まりの処理を何回先輩に教えてもらってもよく分からず、モタモタしながら、お客さんに怒鳴られながら玉詰まりを直していました。
バイト先のお局様には「あなた、向いてないんじゃない?辞めたら?」といつも言われ、窓の拭き方からお辞儀の仕方まで毎日監視されていました。いつも、ちょっとしたミスを遠くから見つけられては、ホールの端から端まで追いかけられ、後ろから制服をぐいっとつかまれて怒られていたものです。明日はバイトという日の夜はなかなか眠れず、お局様にホールで怒られて追いかけられる夢を見ていました。
就職活動を諦める
こんな日々だったので、私は、どんどん自分に自信をなくしてネガティブになっていきました。「私は仕事ができない人間だし、何やってもダメ。大学を卒業したら、どうやって生きていこう?」と真剣に悩んでいました。
そして、「私みたいなのを雇ってくれる会社は、どこにもない。万が一雇ってもらえても、どうせ仕事を覚えられなくてミスばかりだろうし、就職活動なんかするだけ無駄だな」という結論に達しました。そして、就職活動は全くしませんでした。
大学卒業後は、大学生時代にたくさんやったバイトの中では一番マシだった、英語の塾講師になりました。バイト先にそのまま就職という「逃げパターン」と言ってもいいかもしれません。そんな私を雇っていただいた元上司には、本当に本当に感謝しています。
ある1冊の本との出会い
塾講師としてはそれなりにやっていけてはいましたが、自分に自信は全くないままでした。そんな当時、ふと立ち寄った書店で、それまでは全く興味のなかった自己啓発系の本を手に取りました。それから、自分の人生やキャリアについてたくさん考えるようになりました。
私が何となく気になってはじめて手に取った本は、石井裕之さんの『心のブレーキの外し方』でした。今も覚えていますが、何かこの本が光っているように見えたというか、その本に引き寄せられた感じがしました。
その後、たくさんの自己啓発書を読み漁りました。同じ時期、英語なら「オーディオブック」というものがあると知り、たくさんの自己啓発書を英語で聞きはじめました。
「英語でオーディオブックが聞けるんなら、優秀な人じゃん。自分とは違う」という反論も、きっとあるでしょう。でも、TOEIC900点台でも、英検1級でも、「自分に自信がない」「自分みたいなのが英語を使った仕事なんてできない」という人は、実は驚くほどたくさんいます。英語力ががあれば自信がつくわけではないのです。
それに今では、当時(2007年頃)と違って、日本語のオーディオブックが豊富にあります。むしろ、日本語のオーディオブックが今のように簡単に手に入る時代だったら、私はもちろん日本語を選んでいたと思います。
私は「仕事ができない人間」である"選択"をしている
たくさんの本からの学びの結果、分かったことは、私は「仕事ができない人間」なのではなく、自分でそうしているということでした。
「私は仕事ができない」というのは、とても卑怯な考え方だったと今は思います。もちろん、その時は一生懸命仕事をしているつもりでした。でも、「仕事ができないバカな私」という自己像にあぐらをかき、バイトを甘く考え、本気で自分の仕事に向き合っていなかっただけなのです。
「私には何も取り柄がなくて」
「自分に本当に自信がないんです」
「根っからネガティブなので仕方ないんです」
「私は愛さんのように優秀じゃないので」
読者さんからこういうメールをいただくたびに、「私もあなたと全く同じことを思っていたし、気持ちも本当によく分かる。でもそれってあなた次第で変わるんですよ」とずっと伝えたいと思っていました。だから、今日この話をさせていただきました。
私がダメな自分を卒業できたのは、読書をきっかけに、心を変えたおかげです。自分のことをダメだと思っていても、自分に全く自信が持てなくても、それは、あなたの心とあなたが発する言葉で変えることができます。少しでも、あなたのお役に立ったら嬉しいです。
私の人生を変えた英語オーディオブックは、本館ブログの以下の記事で紹介しています。
→【Audible×英語学習】愛用歴18年の通訳が本気でお勧めする洋書20選
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