未来を自由に編む編集者──あいホームと歩むクリエイター
「編集者」と聞くと、漫画や雑誌、Webメディアなどの編集者を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、私たちあいホームにとって編集とはもっと広義なものです。
例えば、当社は東北の魅力を掘り起こして広める活動に力を注いでいます。これは見方を変えれば「地域を編集」する活動ともいえるでしょう。
一方で、自分たちの活動を客観的に捉え、広く伝わる言葉に落とし込むには、社外の編集者が欠かせません。角田尭史さんは、世の中のアレコレを媒体にとらわれない自由な発想から編集する”ものごとの編集者”です。
「あいホームと歩む〇〇」シリーズの第3回では、あいホームと共に「地域を編集」する角田さんの魅力をお届けします。
名刺の肩書きから感じた自己編集力
「編集」──角田さんの名刺に記されたその肩書きは、シンプルでありながら不思議と印象に残るものでした。さらに、社名に添えられた「ものごとの編集会社」というフレーズからは媒体に縛られない広がりが感じられます。

ちょうど角田さんと出会った頃、私たちは企業発信の新しい手法として「企業新聞」に可能性を感じていました。
「新聞、作れますか?」と尋ねると、角田さんは「むしろ作りたかったです!」と即答。始まりは、そんなシンプルな会話からでした。
裏を返せば、新聞作りは未経験ということ。それでも私たちが角田さんにお願いしたいと考えたのは、名刺の短い表現からにじみ出る「自分自身を編集する力」に確かな広がりを感じ取ったからです。むしろ未経験だからこそ既存の枠組みにとらわれない新たな企業新聞を生み出せるのでは──そんな期待感すらありました。
さらに角田さんは毎日のようにnoteを更新していて、その継続的な「書く」姿勢が、言葉を扱う仕事への説得力を一層高めていました。
言語化能力以上に重宝する2つの力
そうして角田さんと一緒に手がけた企業新聞がこちら──。

「石巻にDive」という言葉は、企業新聞の制作に入る前、角田さんが主導したワークショップのなかで生まれたものです。

私たちは、新たな分譲住宅のまち「石巻マリンヴィレッジ」を立ち上げるにあたり、地域の魅力をより深く知るためにたびたび現地を訪れ、地元の方々と交流しながら土地に根ざした体験を積み重ねてきました。
しかし、その活動を客観的にどう表現すればよいか言葉にできずにいた時、角田さんが「地域にDiveしているんですね」と鮮やかに言語化してくれたのです。
ただし、角田さんの真価は、曖昧な物事や潜在的な思考を言語化するにとどまりません。
媒体の「その先」を見据える目

当社が持ち得ない「視点」を主体的に補ってくれる──それこそが、角田さんの大きな魅力です。
クライアントワークにおいては、まず依頼者の要望を汲み取ろうとする姿勢が一般的に思い浮かびます。もちろん、角田さんにもそうした姿勢はありますが、それ以上に独自の視点を交えて議論を深めるスタイルが光ります。
発刊後に新聞がどう読まれ、どのように人から人へ渡り、そしてそれを起点にどんなつながりを生み出していくのか──その視線は、未来のストーリーまでも見据えているようです。
実際に「あいホーム新聞 石巻号」を発刊し、地域の飲食店オーナー何名かに手渡して後日また石巻を訪れたところ、1日で5人から「読みました!」と声をかけられるほどの反響がありました。
原点思考に基づく、自由な議論
さらに「あいホーム新聞 石巻号」の第2弾を制作するにあたり、企画会議で角田さんから出たのは意外な問いでした。
「そもそも、なぜ新聞を作るのか?」
前回はこういう新聞を作ったから、次はこういう方向で──。そんな流れを想定していた当社の編集メンバーは驚かされました。
手段にとらわれず本質を問い続ける角田さんの原点思考は、私たちの地域づくりの根幹を支えるものです。社内のメンバーと同じ熱量で、当社が実現したい未来を追うからこそ生まれる「そもそも」は、いつもゼロベースで活動の意義を考えるきっかけを与えてくれます。
私たちにとって角田さんとは「新聞を編集する人」「文章を書く人」にとどまらず、地域を編集するうえでの頼れるパートナーなのです。

アイキャッチ出典:角田尭史さんnote「他人の目線からは見えない、僕の半ズボン #これ誰にお礼言ったらいいですか」2025年9月29日閲覧
編集/三代知香
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