2026年のBリーグ移籍市場、自分(愛球人)的な論点。【バスケ】【Bリーグ】
2026年オフ(今オフ)、恐らく確実に起こること。そう、「日本人選手の大移動」。齋藤、テーブスの移籍はないが事実上確定にせよ、「8億円ルール」という名の「厳格なサラリーキャップ」(ハードキャップ)は、恐らくBリーグの勢力図を少なからず変えるだろう。
だからこそ、正直に感じる。「B.革新」突入になるならば、「移籍市場、ポストシーズンのルール・レギュレーションの整備」とセットであって欲しかった。CS出場枠、豪州NBLの制度を雛型に「12球団の出場枠」にして欲しい!
2026年。今季のBリーグ、いよいよ、クライマックスに突入しようとしてます。
B1のRS(レギュラーシーズン)は、いよいよ「ラスト2試合」。5月7日木曜日からは、いわゆる「ポストシーズン」(CS。チャンピオンシップ)に突入になります。
いわゆる「ポストシーズンの展望」、これもニーズのある話題といえます。ですけど、はい、自分(愛球人)のnoteを、これまでも拝読してきた読者さんならば、恐らく御存じかなですが、自分がとりわけ得意としてきてるテーマ、それが
「バスケットボール(Bリーグ)の『選手編成論』『移籍市場』のこと。」
です。そう、バスケットボールの、「戦術論」「技術論」「編成論」と、3つのテーマがあるとするならば、自分が最も得意としている領域は、即答で「編成論」になるんですよね。
といっても、自分の編成論、移籍市場論の執筆は、「このチームは、ここをこのようにより補強すると、より理に適うのでは」「この選手は、もし移籍するならば、ここへの移籍がより合理的では」という考え方であって、そう、「実際にこう補強するだろうとは、必ずしも合致しない」(というか、合致率は恐らく高くないだろうし、そもそもで本来の移籍市場って、「あっと驚く移籍劇」や「非合理的な移籍劇」があってむしろ当然であると、自分は感じていますし)、って感じなんですよね。
実は今回のnoteの執筆。限られた時間の中で綴ってるになります。
ほんとうは、もともと別テーマでの執筆構想があったのですが、想像以上に筆が進まないでいた(そのテーマは、書きたいことは既に描けていたのだけど、まとまった時間を確保できずで、なおさらにもどかしさがと)。
で、実は今週中に、さらに別テーマで、どうしても執筆したいnote記事を1つ抱えている(どのようなテーマかは、御想像にお任せしますが、実はこの5月、自分は、1人の人間、1人のバスケットボールファンとして、「絶対に公開したくない、全力で魂を燃やしたいこと」を抱えてます)。
それに向けての意味で、執筆したいnote記事がある。それを考えると、実は今回のnote記事は、今日のわずか1日という、とても限られた時間での執筆になります。
いわゆる「急ぎ足」での執筆になる、でも、どうしても執筆したい。
なぜなら、今オフ(2026年オフ)の、Bリーグの移籍市場は、「恐らく、いわゆる『選手の大移動』が起こるであろうことが、1年半ほど前から既にいわれていたから」と。
だからこそ、たとえ時間が限られた中でもとわかっていても、いま、このテーマ(移籍市場というテーマ)で執筆しないと、自分自身が後悔するだろう、と判断したと。
今オフ、つまり「2026年オフ」の、Bリーグの移籍市場。
昨オフ、いや、昨季の2月(2025年2月)の時点で、
「今オフ(2026年オフ)は、まず確実に、『日本人選手の大移動』(それこそ『2021年オフ、2022年オフと同等以上』の)が起こるだろう。
理由は特に『厳格なサラリーキャップ』(いわゆる『8億円ルール』)。これにより、『A東京』『千葉J』『琉球』『群馬』などいくつかの球団は、『半強制的に、現有戦力から、有力日本人選手の1人~2人を放出せねばならない』。
故に今オフは、『あっと驚く移籍劇』(それこそ例えば、2021年オフの、安藤誓哉[A東京→島根]とかの)が高確率で起こるのでは?」
と、噂されていました。
そう、「Bリーグの移籍市場」をテーマとするnote記事、自分自身、いくつも執筆させて頂いてきました。その中でも、自分の中で、これからもずっと強烈な記憶であり続けるだろう記事が、
「2025年6月22日、中村拓人(広島→群馬)の電撃ドロドロ移籍劇のこと。」
です。
このnote記事、実に「9万字超え」の超大作になってますが(激汗)、この記事の終盤部分で、自分は、下記のことを綴らせて頂いてます。長い抜粋になりますが、拝読して頂けると嬉しいの感じです。
「『Bリーグ』『日本バスケ界』は、『B.革新』に向けての『契約のルール』の改良を、一刻も早く、選手会側と真正面から緊密に話し合い・協議をして、より望ましい在り方への改良案をまとめることがマスト。
いまの契約システムは、『いろいろと欠陥ルールである』といわざるを得ない、これが『ある種の爆発』になったのが、『今回の中村拓人のこと』であるのだと。
ただ、『いま、Bリーグが抱えている契約のルール・システムの欠陥は、日程のこととセットになっている』感がある。そう、『リーグ・球団側』と『選手会側』で、『日程・契約のことの、より緊密・綿密な協議・交渉』が『もはやマストである』と強く感じる!
(中略)
ですけど、「今回の中村拓人の、一連の電撃移籍劇の最大の本質」って、
「現行の移籍市場のルールが、理論上は『年明けの1月1日から、(残留交渉どころか)移籍交渉が可能である』こと。
で、『実質的には、特に有力選手は、2月の中断期間から移籍交渉が水面下で始まっている』こと。」
これがそもそも「とてもおかしい」訳です!
(中略)
はっきりと述べれば、「今季の普段の試合が進んでいる過程の最中に、来季の移籍交渉を公然と進めることが可能である」、これ、例えば、「野球のNPB」でも、さらに述べれば「米国バスケのNBA」でも「ない」訳です。
そう、「普段の試合を進めながら、裏では来季の移籍交渉の話を進めることが可能である」って、「チームの全員が、同じ方向を向き続ける」ことと逆行している、と自分は感じるのです。
ましてや、バスケットボールは「チームスポーツ」の意味合いが特に強いスポーツです。「5人全員が、さらにはベンチの選手をも含めた皆で、バスケスタイル・チームの勝利を創出していくスポーツ」であるのです。
だからこそ、「同じ方向を向き続ける」がとても重要である訳ですし、バスケットボールって、「裏方さんを含めて、コート上にいる皆の息づかいが丸わかりのスポーツ」である感じですので、「あ、このチーム、雰囲気が良化している・悪化している」が、手に取るようにわかる感じであるのです。
そう、
「普段のシーズン中に、来季に向けての移籍交渉ができるシステムは『悪法』でしかない!そうであれば、試合は試合、契約交渉は契約交渉と、それぞれに集中できるシステムへと改良できるようにする。」
が筋論でしょう?と。
(2025年6月22日、自分[愛球人]のnote記事、「Bリーグ、『中村拓人』のこと、選手1人と契約することは、とても重いはずじゃないの?『契約年数を公表する』ことをずっと怠り続けてきた、恐れていたことが起きた、これで何がB革新だよ?『ファンあってのバスケ界』でしょう?」より引用・抜粋。)
…そう、自分のnoteでは何回も言及させて頂いているように、「『B.革新』の総論自体には、共感できる」ではあるんですよ。でも、これと共に
「総論賛成、各論反対」。
これはどうしても否めない。なぜか。
「『VIPルーム』への、異常なまでのこだわり・執着」。
(←現にこれにより、多くのBリーグ球団の本拠地に、ハレーションをもたらすことになった。
「滋賀」「茨城」[→せっかくの見やすそうなコンパクトなアリーナ構造が、強制的に改修させられる羽目になった。滋賀は2022年、茨城は2019年と、アリーナ自体が新しい部類であるのに、いわば短期間で改修という、コスパ悪いことをさせられる意味でも、かわいそう感が。]
「京都」[→最終的に行政側の奔走・協力もあり、「東向日」[向日町競輪場の敷地内]での新アリーナ建設で決着したが、決着までは紆余曲折があった。京都は構造的に、「埋立地という最終手段が物理的に不可能」「そもそも歴史的景観を気にせざるを得ない独特の事情」を抱えてることもあり、「宇都宮のように、意欲はあっても土地が見つからない」に陥るのと紙一重が正直にあった。]
「三遠」[→新アリーナ建設に向けて、豊橋の街を二分する大論争に。最終的に住民投票の末に「建設に賛成」で決着したが、「センセーショナルな超攻撃的スタイルで、コート上では要注目」であった意味でも、「コート外で足を引っ張られかけた」意味でむしろ注目されることにと。])
この「VIPルームへの、すさまじいまでの執着」。このVIPルーム自体は、自分自身、いま、ジーライオンアリーナ神戸(Gアリ。神戸の本拠地)を訪れるようになり、「ある程度の理解はできる」にはなりました。でも、「最優先で進めるほどのことであったのか?」といえば、「いや違う」と。
確かに、このVIPルームが機能できれば、球団の収益力の向上には、大きな恩恵にはなるんですよ(特に都市部の球団は、フル回転の機能にできるだろうと)。ただ、特に地方部の球団は、このVIPルームを機能させられるのか、「やってみないとわからない」。
何がいいたいのかというと、
「VIPルームよりも、『移籍市場、ポストシーズンのルール整備』の方が、より優先順位が高い事項であったのでは?」
これが正直に強くあるんですよね。
そう、移籍市場のルール整備でいうと、
「CS本番を待たずに、『移籍の公式発表』がバンバンあること。」
(NBAでは、「プレーオフ決勝の終了」までは、移籍の公式発表ができないように厳格に決められてる。
ちなみに、「残留、契約延長の発表」「来季戦力外の発表」自体は、CS決勝の終了を待たずにの公式発表で全然よい。「来季戦力外をちゃんと言い渡す」ことで、「これからの身の振り方」を考えられるし、「残留、契約延長の発表」は、「選手、ファンの両方にとって、プラスなこと」であるので。)
「選手の残り契約年数、オプションの種類・有無の公式発表がないこと。」
(これは「B.革新」に際して、少なくともB1球団では、発表することが適用されるらしいと伺うが、実際にちゃんとなされるのだろうか。
特に自分が注目したいのは、オプションの有無やその種類。これまでのBリーグは「複数年契約の契約解除」が、とにかく多い印象がある。それが「PO[プレイヤーオプション]の破棄」「TO[チームオプション]の破棄」「MO[相互オプション]の破棄」「事実上のバイアウト」のいずれが適用されたのかの明示がないから、ハレーションになると。)
「名目上は、シーズンの年明け早々から移籍交渉が可能であること。実際は、2月の中断期間から移籍交渉が公然となされてるといわれること。」
(シーズン終了を待たずに移籍交渉をすることを容認してるのは、一説には「早い球団で、2月末には全日程終了になる、豪州[オーストラリア]のNBL所属選手への配慮」といわれている。
それを割り引いても、2月に移籍交渉ができる現行ルールは、ファン感情への配慮に乏しいのではと。どうしても、豪州NBLなどのいくつかの海外リーグの日程の考慮というのなら、「アジア・太平洋圏内のリーグ間で、移籍市場の交渉開始日程の統一ルールの構築」が必要では?と。)
戦力均衡させてどのチームにも優勝のチャンスを与えたいなら、ポストシーズンに行ける数を増やすべきだと思うんですよね。プレーイン導入した方がおもしろそうじゃないですか? https://t.co/epSbzZh4to pic.twitter.com/0TcsRL8tOd
— hiro (@dthiro1208) April 14, 2026
これは実現するまで言い続けるけど、早急にCS出場チーム数を増やしてください。シードとかあってアンバランスでもいいから。 https://t.co/DIqL8SHLLg
— 大西玲央 Reo Onishi (@ReoOnishi) March 16, 2026
100%同意です。
— 朴 航生 (@kazunariboku) March 16, 2026
今より更なる戦力均衡を目指しているなら尚更かと思っています。仕組みはどうあれ、全体の上位半分近くはCSと呼ばれる舞台に関わるようになる方がより健全でエンターテイメントとしても盛り上がるのではと思います。 https://t.co/9EzKw9y9Gu
そう、「移籍市場のルール整備」(が、ほぼなされていない)ことと共に、「ポストシーズンのレギュレーション整備」も、実情に即した感じにできていないまま、「B.革新」に突入しそうであること。
今季のBリーグ、まだラスト2試合を残しているではありますけど、「最終的に確定した、出場8球団の顔触れ」は、「長崎の躍進、群馬の成長」といったトピックこそあるものの、大枠としては「結局、いつメンかよ…」(「いつメン」とは「いつものメンバー」の略語)と。
それも、今季の「CS出場のクリアライン」は、なんと「40勝、勝率.667」。これ、「偏差値66が必要」といってるようなものです。
これ、以前にも確か、note記事で少しですが言及させて頂いたことがあるかなですが、現行のBリーグのCS出場可能ラインって、「8球団/26球団」で、「勝率.600(36勝)、つまり『偏差値60』がクリアライン」になる。
ですけど、(自分はかつて、塾講師の経験がありますが、)中学受験や大学受験では「偏差値55の壁」があるんですよ。どういうことか。
「偏差値55の壁」(偏差値55までは「努力だけでほぼ到達可能」という考えから[勿論に、個人差によるが]。でも、偏差値55~60だと「努力だけでは到達が難しい、能力をも併せ持つ必要がある」ことから。)
「偏差値60の壁」(「努力+能力」の両方が備わって到達できるとされるのが「偏差値60」。それより上だと、「巡り合わせを仕留める能力」とかが求められてくる。「能力を持っている人間の、激しい競争を勝ち抜ける」人間のみが、この壁を突破できると。)
上位8球団(実際CS出場) 上位12球団(仮想プレーイン)
2022 34勝(.567) 31勝(.517)
2023 33勝(.550) 29勝(.483)
2024 35勝(.583) 32勝(.533)
2025 37勝(.617) 30勝(.500)
2026 40勝(.667) 31勝(.517)
(2022年は、コロナ特例で試合中止のケースがいくつか起きていたため、60試合換算での計算。)
これ、自分、恐らく何回か言及させて頂いてるかなと記憶ですが、Bリーグのポストシーズンの制度は、
「『豪州(オーストラリア)のNBLでの、プレーオフ制度』を雛型(ひな型)とした、『東西カンファレンス別の形式で、全12球団が出場』へと改良して欲しいです!」
…と、正直にとても強く感じてます。
この、豪州NBLの「プレーインを含めた、プレーオフ制度」を、Bリーグにそのまま導入すると仮定した場合、今季でだと、下記のような顔触れになります。
【東地区】
(プレーイン1回戦[1試合で決着])
Match1 北海道vs仙台
(勝者はMatch3へ進出、敗者はここで終了。)
Match2 群馬vsA東京
(勝者はCS1回戦、Match5へ進出。敗者はMatch3に回る。)
(プレーイン2回戦[1試合で決着])
Match3 Match2の敗者vsMatch1の勝者
(勝者はCS1回戦、Match4へ進出。敗者はここで終了。)
(CS1回戦[3試合2勝])
Match4 宇都宮vsMatch3の勝者
Match5 千葉JvsMatch2の勝者
(CS準決勝[カンファレンスファイナル。4試合3勝、アドバンテージ1勝])
Match6 Match4の勝者vsMatch5の勝者
【西地区】
(プレーイン1回戦[1試合で決着])
Match7 三遠vs広島
(勝者はMatch9へ進出、敗者はここで終了。)
Match8 名古屋Dvs琉球
(勝者はCS1回戦、Match11へ進出。敗者はMatch9に回る。)
(プレーイン2回戦[1試合で決着])
Match9 Match8の敗者vsMatch7の勝者
(勝者はCS1回戦、Match10へ進出。敗者はここで終了。)
(CS1回戦[3試合2勝])
Match10 長崎vsMatch9の勝者
Match11 三河vsMatch8の勝者
(CS準決勝[カンファレンスファイナル。4試合3勝、アドバンテージ1勝])
Match12 Match10の勝者vsMatch11の勝者
【決勝[ファイナル。5試合3勝])
Match13 Match6の勝者vsMatch12の勝者
実際にもし、「豪州NBLの方式を、ほぼそのまま導入した形でのプレーオフの開催」になる場合は、
プレーイン (金曜日、土曜日)
(東地区、西地区共に、特定会場での1か所集中開催。
東地区だとTAT、西地区だとGアリあたりが有力候補か。)
CS1回戦 (「水-木-土」または「木-金-日」の曜日)
CS準決勝 (「水-木-土-月」または「木-金-日-火」)
(アドバンテージの導入は、日程的なことの留意から。)
CS決勝 (「土-日-火-木-土」)
(土曜日は「19時40分開始」。これは「NHKニュース7終了後の、NHK総合での生中継」を想定のため。)
仮に、この日程をそのまま当てはめると仮定すると、プレーインの開幕が「5月1日金曜日」、CS1回戦が「5月6日水曜日」、CS準決勝が「5月13日水曜日」、CS決勝が「5月23日土曜日が第1戦、5月30日土曜日が第5戦」。
となるので、「5週間強の長丁場のポストシーズン」になりますし、そうなると、RSの最終戦は「4月25日土曜日、26日日曜日」の計算になります。
そうなると、RSの現行での「60試合」から、いくつかは減らさざるを得ないになる。恐らく「56試合制への意向を要検討」のイメージかなと。
ですけど、RSの試合数を「60試合→56試合」に減らすとなると、「『経営的に困る』と反発する球団が、恐らく複数出る」が容易に想像です。
1人のバスケットボールファンとしては、「CSの出場球団数、開催試合数を増やして欲しい、東西の6球団ずつ、全12球団で」と強く願いますが、そうなると「RSの試合数を減らす必要が生じる、これに反発の球団が確実に出る」、故にいわば「大人の事情」で、「ポストシーズン(及び、移籍市場)のルール整備」は「玉虫色」のままで、「B.革新」に突入になるのかなと。
…はい、「移籍市場、ポストシーズンのルール・レギュレーションの整備」、これは声を大にして、強く御願いさせて頂く次第ですが、今回のnote記事の最大の本題は、「2026年オフ、Bリーグの移籍市場の、自分的な論点」ですので、それへと話を進めさせて頂きます。
「実質On4の導入」「帰化枠の厳格化」等、今オフの移籍市場は、「あっと驚く移籍劇」が恐らく起こるだろう。
今季のBリーグのMVPは、自分は「ブラックシアー」で即答だが、残したインパクトでだと「カルバー」と正直に感じる、1年でも長く日本にいて欲しい、観ていてとても楽しいから!
その中で、今オフの早くもの衝撃、「佐賀の象徴、ガルシアの退団濃厚説」。本人は佐賀に残留したい、でも恐らくだが「GM宮永雄太としては」のジレンマ。佐賀の志向するバスケスタイルは、その一貫性や、日本人主体へのこだわりを含めて、とても素敵でずっと貫いて欲しいと感じてるが。
今オフ(2026年オフ)の移籍市場を読み解くにあたり、抑えておきたいポイントが、いくつかあります。
(1)「外国人が『登録3人、出場2人』→『登録3人、出場3人』に。」
(帰化アジアを含めた「実質のOn4」が、ほぼ基本型になりそう。
外国人のうちの2枠は「C,PFの選手」でまず確定。ただ、「あとの1枠」は「ハンドラーか、ウイングか」、あるいはより細かくでどの選手タイプかは、「志向するバスケスタイル」「個々の要補強ポイント」により、読みづらい。)
(2)「帰化枠の厳格化。今オフに帰化が可能なはずの、エバンス(広島)、ニュービル(宇都宮)は、帰化が叶うのか。」
(現行の「6年」で帰化がクリアであったのが、恐らく「10年半」を要求される可能性が高いと囁かれてる[恐らく、スポーツ選手の例外規定が設けられるのでは、とは想像されるが、それでも、「NPBの、8年での日本人枠扱い」に準じて、「8年」ほどまで伸びる可能性は高そう。
これが、今オフに帰化が可能になる「エバンス(広島。球団側は早い段階から帰化志望を公言)」や「ニュービル(宇都宮。将来的な帰化志望はずっと囁かれてる)」に、即で影響を及ぼすのか、そうでないのか。
それ故に、当該選手を擁してる「広島」「宇都宮」は、大きな動きは物理的に難しくなりそうと読むが。
余談だが、「帰化枠の厳格化」は、どれほど楽観視しても、来オフ[2027年オフ]以降は、まず「まともに影響する」を覚悟になる。そうなると、「来オフに帰化が可能になる」計算である「エサトン(名古屋D)」「マット・ボンズ(大阪)」「コティ・クラーク(島根)」「フィーラー(A東京。保有権は佐賀)」あたりは、「本人も球団も、計算が大きく狂いかねない」になり得る訳だが…。)
(3)「ここ数年、Bリーグはシーズンのたびに、『戦術トレンド』が更新されていってること。当然にこれらのことは留意になること。」
(2023-2024「バスケIQに優れる『3.5番タイプ』」
[例:アンジェロ・カロイアロ〈大阪。現京都〉]
2024-2025「A/TOに優れる『ポイントセンター』」
[例:マイク・コッツァー〈横浜BC〉]
2025-2026「SG/SF,SF/PFの『創出するシナジー』」
[例:ドウェイン・エバンス/クリストファー・スミス〈広島〉]。
こういった選手タイプの該当選手、及び、「3Pに優れる『4.5番タイプ』」の該当選手は、当然に「移籍市場で、最優先の補強ターゲット、人気銘柄」になるだろうこと。尤も、カロイアロ、コッツァー、エバンス、C・スミスといった選手自身は、「移籍市場に出ることはまず考えづらい」ではあるが。)
(4)「『8億円ルール』の導入。これ故に、特にいくつかの有力球団は、半強制的に有力日本人選手を1人(あるいは2人)を放出せざるを得ない。」
(後述で改めて言及するが、「推定される優先順位の面」から、「恐らく、この選手は来季構想から外れている[=高確率で、移籍市場に出る]の選手が、既に想像できること。実際にそういった選手の顔触れになるのか、あるいは「あっと驚く選手が移籍市場に出て、放出濃厚といわれた選手が逆転残留になる」の可能性も少なからず起こり得る、でもあるが。)
(5)「今季は、NBAで特に『いくつかの戦術トレンド』が爆誕した一方で、『いくつかの選手タイプの、受難の時代』の突入も突き付けた。」
(特に、今オフのBリーグの移籍市場に、大きな影響を及ぼすだろうと読むのが、『得点特化型のSG/SFの、不良債権化の烙印』。より具体的には、『得点能力自体は高いが、守備力が拙い、パスをほぼしないタイプのSG/SF』の市場価値が、一気に下落[ーというか、暴落といえるー]になってること。そういった『不良債権』の烙印を押されたNBA経験者が、今オフにBリーグに電撃参戦する可能性は、ゼロではないのでは?と。)
正直に述べれば、自分としては、「日本人選手のこと」に、より大きな執筆ウエイトを持ちたいが本音ですが、現実論の「Bリーグの実状」として、「外国人選手、帰化枠/アジア枠選手の、影響力がとても大きい」が正直にあります。
いま、一気にリンク添付をさせて頂いた5人。
「ロシター」(24.33)(A東京。36歳にして、いまも「帰化枠で事実上のno.1」に君臨し続ける)
「ブラックシアー」(30.09)(群馬。「30分換算EFFは、今季のno.1」)
「コッツァー」(20.83)(横浜BC。昨季、「異質のポイントセンター」としてセンセーショナルな輝きを)
「カロイアロ」(29.96)(京都。「オールラウンダーの3.5番」として唯一無二。36歳の今季も、バスケIQはむしろ向上を遂げてる)
「メイテン」(25.75)(三遠。攻守両面で数字以上の支配力)
「ロシター」「ブラックシアー」「コッツァー」「カロイアロ」「メイテン」。この5人のいずれも、「いるといないで、そのチームが、事実上で『全くの別チームになってしまう』が、正直に顕著である」でした。
「いや、30分換算EFFが異次元なんだから、『全くの別チームになる』ことは当然のことじゃん」、ある意味ではそうなのです。でも、この5人、いわば「数字以上の存在意義のすさまじさ」を、「いなくなって、強烈に突き付ける」になってると。
「ロシター」(出場時は「33勝9敗」、欠場時は「7勝11敗」。
実際、欠場であった「開幕5試合」、「3月のとき」の2つの時期のA東京は、「弱いA東京は楽しくない、憎たらしいほどに強いA東京でいて欲しい」と、他球団ファンから真顔で心配されるほどであった。
しかし、4月8日の復帰後からは「8勝1敗」と一気に巻き返し。試合内容も「数字以上の試合巧者」といえる「憎たらしいほどに強いA東京」が蘇ったといってよく、CS本番でも、たとえ下位シードでも「健在なら、決勝進出は現実圏といえる」と映る、強烈な存在感。
余談だが、「帰化枠no.1」といわれてるように、「推定年俸は2億円」といわれているが、当の本人は年俸にはあまり興味がないとか。とはいえ、その市場価値的に、手を出せる球団は恐らく数えるほどとみられる意味で、「A東京で引退までやり遂げる」可能性が恐らく濃厚の感が。)
「ブラックシアー」(欠場自体は2試合だが、今季の群馬は「全員が揃うと、すさまじく強い」、誰か1人でも欠けると「パズルが欠けてる影響からか、信じられない負け方をする」の傾向が顕著に。特に影響が最も大きいと映ったのが、ブラックシアーの欠場時。)
「コッツァー」(出場時は「5勝3敗」、欠場時は「21勝29敗」。
開幕前の肩の負傷で、今季初出場は4月11日までもつれてしまった。で、コッツァーの復帰3試合で、横浜BCは「ほんとうに志向する『コレクティブバスケットボール』が、蘇った」といえる会心の試合内容。「ラスト10試合で、今季の横浜BCがようやく開幕した」との声が少なからずあったほど。
余談だが、肩の負傷からの復帰は、もともとが「最も楽観的に考えても、2回目の中断明けの3月上旬」といわれていた。でもこのコッツァー、離脱中もほぼ全ての試合でずっと帯同。復帰3試合目での勝利インタビューでは、離脱中を支えたターズースキーを真顔で称える場面があるなど、「ぐう聖」な人間性をなおさらに証明。)
「カロイアロ」(出場時は「13勝20敗」、欠場時は「6勝19敗」。
開幕3試合目で右手首を負傷して戦線離脱すると、京都は「リーグワーストの攻撃力に陥落で、黒星地獄」に陥ることに。実際、今季の年末では、横浜BCと共に「今季、最も期待を裏切った球団」の烙印を事実上押されてた。尤も離脱時でも、11月下旬の公開練習のときのように「右手首以外は、いたって元気」な感じであった。
3月7日以降に絞ると、京都は「8勝10敗」[これとは別に、カロイアロの欠場試合で1敗]。それも、「数字以上に、京都らしいエナジーのバスケ」が蘇った感が強い。36歳と高年齢だが、攻守両面でいつも全力姿勢であり、負傷退場の1試合をカウント外として、28分以上出場の試合が「22試合/32試合」で、タイムシェア至上主義の伊佐勉HCが、事実上考えを変えざるを得ないほど「戦術そのもの」に。
尤も、「いなくなってわかる、唯一無二の個性」[ーとりわけ、ペイントエリアを切り裂く能力や、ファウル奪取能力は、リーグ最高レベルー]は勿論のことだが、むしろ出場時に浮き彫りになってるのが「カロイアロと、シナジーを創出できる『相棒』が、現有戦力にいないこと」。
カロイアロは、オールラウンダーという意味で、エバンス[広島]や、エル・ダーウィッチ[仙台]に相通ずる。その意味で、C・スミス[広島]や、カルバー[仙台]のようなスコアラー型[ーはっきりと述べれば、最大の理想は、「トレイ・ケル〈富山〉」だろうー]の外国人を、今オフは最優先で要補強と映るが。)
「メイテン」(出場時は「24勝11敗」、欠場時は「10勝13敗」。
選手タイプとしては「アンダーサイズの横幅型のC」であり、一般論では選手の組み合わせがより難しい選手タイプといわれがちである。
しかし、1月24日の復帰後、三遠は「21勝7敗」と強烈な猛追・巻き返しに。「若手を起用しながら、勝利数を積み上げてる」意味でも注目されたが、「内容・育成・勝利の3つを両立できてる」のは、メイテンの復帰と見事に符合してること。
FT能力に難があることが玉に瑕ではあるが、「数字以上に、バスケIQに優れている」ことの証明といえる。
惜しむらくは、「帰化枠の厳格化」により、「2028年オフに帰化が可能」であると思われていたのが、恐らく厳しくなることだが。)
いま挙げさせて頂いた5人は、「所属球団での立ち位置が、もはや『戦術そのもの』」(特にロシター、コッツァー、カロイアロは、わかりやすくそうである)であること、「本人の側に、移籍を志望する合理的な理由が見当たらないこと」(カロイアロのように、家族がすっかり気に入ってるケースもある)とかを総合すると、「移籍の可能性は、まずゼロ」でしょう。
ですけど、今オフ、特に外国人選手の移籍市場は、「あっと驚く移籍劇」や「驚きのビッグネームのBリーグ入り」が、充分にあり得る、正直にそう映ります。
ただ、これはいわせて欲しい、カロイアロが「29.96」という、歴代最高レベルのEFFを叩き出してるのに(-それを上回る選手がいること自体が、さらに驚きである訳だがー)、京都の今季のチームEFFは「全体23位、それも最下位に限りなく近い」。
これ、「カロイアロ個人軍」といってるも同義であること。そりゃあ、勝てるはずがない。確かに今季の京都は、岡田の電撃退団で、しかも移籍市場に代替候補の選手自体がそもそもいなかったという「かわいそうな事情」があったではあります(そしてその上、今オフに「8億円ラインに近い感じで勝負できるため」に、昨オフは「予算に少し余裕を持たせたい」という思惑を持ってた節があった)。
とはいえそれでも、歴代最高レベルの選手を擁していて、どうやって、チームEFFは全体最下位に近いという結果にできるんだと。確かに京都の試合を観ていると(応援球団の1つなので、おのずと観る機会はより多くなるので)、「独力で突破できる選手がほとんどいない」こと、そう、「中を閉められたら、カロイアロがいなければ、マジで手詰まりになる」(3P成功数は16位で、リーグ平均を下回る。これでも3月以降は向上傾向だが)。
確かに、3月以降は、内容的には良化の傾向にありますし、チームの雰囲気自体は、「勝率がギリギリ.300というチームとは思えないほどに、とてもよい」(「負けが込んでる球団とはとても思えない、いい雰囲気」であるのは、ロイ・ラナHC時代の2022-2023から、ずっとそうだが)ではありますが、今オフの京都は「数字以上に、要補強ポイントが山積み」の、厳しい移籍市場の立ち回りが求められる、であるんですよね。
恐らく、NBA方式でのMVPでならば、「30分換算EFFで1位の選手」がMVP、ということになる。そう考えると、今季のMVPは「ブラックシアー」ということになります。
というか、今季のブラックシアーの30分換算EFFは、なんと「30.09」、つまり「30点の大台を突破」になってます。計算できる「2021-2022以降」でだと、自分の記憶では恐らく初めてです。
(ちなみに近年のNBAでは、「PERで1位の選手」が、「ほぼで、MVPを受賞」になっている。そのため「PER賞」といわれたりしてるとか。)
このブラックシアー、いわば「超絶技巧の持ち主」という感じではないのです、勿論に「異次元のバスケIQの持ち主」ではありますが。
ですけど、何が特にすごいって、「勝負どころを仕留める能力」ではと。この場面が、試合展開を引き寄せる「この1本」になるという場面で、得点やアシストなど、決定的な仕事ができること(この確率が高いこと)。
それ故に、今季の群馬は、「数字以上に、とても強い」(ただし「全員が揃えばという注釈付き」ではあるのだが)と映るんですよね。
…と、そのような感じですが、今季のBリーグ、最大のトピックといえば、
https://www.basketball-reference.com/players/c/culveja01.html
https://www.basketball-reference.com/players/j/johnsst04.html
https://www.basketball-reference.com/players/o/okafoja01.html
「カルバー(仙台。NBAで4年間、144試合出場)」
(「26.47」。「20得点-20EFF」を、なんと41試合記録。
TS%が「58.7」。35得点超えが12試合と「異次元のスコアラー」。)
「S・ジョンソン(長崎。NBAで8年間、449試合出場)」
(「25.07」。主に6thマンで長崎の全体1位に貢献。
TS%は「57.8」。実はNBA時代はノンシューターの烙印。)
「オカフォー(北海道。NBAで実質6年間、248試合出場)」
(「22.91」。攻守両面で「ゴール下の支配者」。
TS%は「66.0」。NBA全体3位指名が本物を証明。)
「カルバー」「S・ジョンソン」「オカフォー」。
「バリバリのNBA経験者」がBリーグに爆誕で、3人共に「格の違い」を存分に証明。S・ジョンソンは長崎を全体1位に導きましたし、カルバー、オカフォーも、所属球団をCS出場権争いへと引き上げました。
今オフの要注目、「カルバーは残留するのか、移籍するのか」。
自分は「移籍する合理的な理由、意外となさそうだけどなあ…」(=高確率で残留だと思うよ?)です。
理由はシンプルに、「有力球団の多くは今オフ、『8億円ルール』が壁になり、まずは選手の取捨選択に追われる(補強の着手はこの判断ができてから)、という読み」からです。
それに、仙台は「アリーナの質が高い」「ファンが温かい」「社長が元選手なこともあり、同じ目線を向けている」「成績が.500ラインを超えており、有力日本人選手の補強が叶えば、CS出場が現実圏になる」。
そういったことをも総合すると、「むしろ国内移籍する理由があるか?」が、自分の正直な解釈です。
で、Bリーグの移籍市場。自分は、移籍市場は、「虚々実々のうわさが飛び交うことを含めての、移籍市場である」という価値観の持ち主です。
ですのでその意味で、国内のいわゆる噂垢は、「ふーん、あっそう」って感じで、話半分で見ています。
その一方で、海外発信のいくつかの有力発信者は、一定以上の信頼性を積み重ねてますので、情報収集として重要視しています。
「Donatas Urbonas(@Urbodo)」
(「欧州のシャラニア」。欧州関係の情報に特に精通であるが、この人の移籍情報は、感覚的には90%程度で「公式発表になる」と考えてよい。そのため「確定演出」といわれたりする。)
「Olgun Uluc(@OlgunUluc)」
(「豪州のシャラニア」。豪州関係の情報に特に精通である。ニュービル[宇都宮]、ニック・ケイ[島根]の成功以降、近年のBリーグは、「豪州NBL関係のルート」が「重要な選手供給源」になってることもあり、年々で存在感を増している存在。)
「Henry Morales(@henrysoyyo95)」
(中南米関係に特に精通。野球記者も兼任という意味で、「杉浦大介さんの中南米版」という感じか。)
はい、「シャラニア」というのは、「シャムズ・シャラニア」さん(@ShamsCharania)。
「NBAの移籍情報」で、この「シャラニアさんのポスト」は、「確定演出」といわれるほどの、絶対的な信頼性です。
そう、「移籍市場は、虚々実々の噂を含めての、移籍市場である」、自分は以前からずっと何回も、このことを言及してきています。
ですけど、「これは正直に、少なくとも、移籍自体は確定と考えてよいだろうなあ…」というのが、1人います。
「レイナルド・ガルシア(佐賀)」。2020年から今季まで、6年間、日本では佐賀の一筋で、「佐賀の象徴」と言い切れる選手です。
3P能力が拙いが玉に瑕ですが、それを補って余りある「スピード」「コートビジョン」「FT奪取能力」「スティール技術」。唯一無二の選手であり、佐賀のファンからは「生ける伝説」と崇められている(あがめられている)と伺います。
で、ガルシア。B1での3年間の、「30分換算EFF」。
「20.98→21.30→27.28」。
そう、実は、今季のガルシア。負傷離脱があり、現時点で「26試合」の出場と、稼働率は正直に落ちていますが、平均出場時間は「24分32秒」と、ほぼ例年通りであり、30分換算EFFは、「B1ではキャリアハイ」である。
今季終了時に「36歳」という高年齢。恐らく、これがネックになった?と正直に想像です。
で、これはあくまでも、自分の想像に過ぎないのですが、
「HC宮永雄太、として」(→1年でも長く、引退まで佐賀にいて欲しい。)
「GM宮永雄太、として」(→「衰え切ってしまう前に、別れを決断しよう」「グローヴス、ダジンスキーは、来季に向けての重要戦力。今季はA東京に期限付き移籍のフィーラーは、願わくは将来の帰化枠として呼び戻したい」「そう考えると、『理』の意味で、別れを決断せざるを得ない」。)
そう、
「GM宮永雄太としては、『球団の象徴だが、高年齢が無視できなくなりつつある』ガルシア[今季終了時に36歳。キューバに誇りを持つ存在でもあり、帰化はまず考えづらい]と、『将来的な帰化志望の意向を持っており、佐賀になじんでいる』フィーラー[今季終了時に34歳。今季は負傷からの復帰の際にA東京に期限付き移籍をしていたが、これは恐らくは、当初は保険枠の想定であったグローヴスが、想像以上に昨日できた「嬉しい誤算」が大きい]を天秤にかけて、[中長期的観点をも含めると]フィーラーにより分がある、という判断」、これが恐らくの1つ。
(尤も「帰化の厳格化」が、日本バスケ界にどのように影響するのかが不透明ではあるが、「どうなるか、みてみよう」という判断なのだろうと。)
それと、いまリンク添付させて頂いた、「2for1」さんの記事。3月27日にアップされたのですが、これ、佐賀ファンは勿論、他球団ファンの間でも結構に話題になってたんですよ。この中の、特に興味深い部分を、引用・抜粋させて頂きます。
ーードラフトでは佐賀出身の選手を獲得したが、地元出身の選手がチームにいることをどう感じているか
皆さんがたぶん「佐賀ってどこ?」というイメージなので、実はこんな素晴らしい選手がいるよ、素晴らしいアリーナがあって意外とおもしろいバスケットをするんだよね、というふうに思ってもらえると嬉しい。そういった意味では(轟)琉維の活躍でしたり、指名させていただいた武富の今後の活躍というのはクラブにとっても大きな部分かなと思います。
ーー来シーズンからBプレミアになり、レギュレーションが変更されるが、どのような印象を持っているか
オンザコートフリーなのでやってみなければ分からないなというところと、やっぱりうちは日本人を主体として、角田、阿部、内尾、彼らを主として(やっていきたい)。金丸は今ちょっとけがでいないですが、彼がしっかり戻ってきて日本人主体でやる方が佐賀のバスケットなのかなと感じています。プレミアといえど、日本人の活躍というのを期待したいなと思います。
(2026年3月27日、「バスケットボール2for1」の記事、「『日本人主体でやる方が…』佐賀バルーナーズ宮永雄太HC兼GMが目指す『佐賀らしい』チームづくりとは 終盤戦は『4月が最大の山場』」より引用・抜粋。)
そう、佐賀は、宮永雄太さんが、いわば「全権HC」(HC兼GM。なお「B.革新」突入になる来季からは、HCかGMのどちらかに専念せねばならないが、どちらに専念するのか)を、2021年から務めており、「攻撃的守備からの、走るバスケ」(その意味で秋田と似てるが、メカニズムは秋田より複雑な感じ)という、いわば「志向するバスケスタイルが、はっきりしてる」、言い換えれば、「宮永雄太」という刻印が、コート上に強烈に刻まれてる。
まるで、「エリック・スポールストラ」という刻印が強烈に刻まれてる、マイアミ・ヒートのようです(勿論に、志向するバスケスタイルは異なるが、「まずは守備とエナジーから」という意味では共通してるので)。
単純な「選手の名前」でいえば、正直「悪くはないが、それ以上ではない」(表現として、正直に申し訳ないですが)。
実際、開幕前の有識者の前評判は、佐賀は「第3グループ、西地区の8~10番手」(大阪、京都とこのグループを形成)って感じでしたし、自分も、開幕前のパワーランキングで「西地区の9位」に置いてました。
ですけど、佐賀の試合をいくつか見ている人間なら、恐らく伝わるはずです。「数字以上に、『報われて欲しい』と思える独特の魅力がある」と。「成績以上に強い。惜しむらくは、CS出場枠が12あればいいのに」と。
実際、今季の佐賀。「30勝28敗、勝率.517、全体13位、西地区7位」。
「CS出場枠が12」ならば、「1勝差で上回られてる広島と、CSの最終出場枠を激しく争う」にできてます。
そう、広島は「負傷者が続出」(しかも終盤になり、「戦術そのもの」であるエバンスが、アキレス腱損傷という、選手生命に直結の大怪我に。断裂ではないので、来季の早い段階[恐らく6か月と仮定で、11月上旬前後か?]で復帰できそうなのは救いだが)というエクスキューズがあるとはいえ、「優れた攻撃力を持つのに、これか…」という今季になってる。
それに対して佐賀は、「バスケットボールは、単純にタレント力の『足し算ではない』」ことを、いわば教えてくれる存在といえます。
誰が何と言おうとも、自分たちには「絶対に貫き続けたいことがあるんだ」と。そういう「自分たちのアイデンティティー、こだわり」を持つチームにこそ、報われて欲しい!1人のバスケットボールファンとして、自分はそういう価値観を、ずっと持っています。
だからこそ、です。
「オンザコートフリーなのでやってみなければ分からないなというところと、やっぱりうちは日本人を主体として、角田、阿部、内尾、彼らを主として(やっていきたい)。金丸は今ちょっとけがでいないですが、彼がしっかり戻ってきて日本人主体でやる方が佐賀のバスケットなのかなと感じています。プレミアといえど、日本人の活躍というのを期待したいなと思います。」
「日本人主体で」。そう、来季からの「B.革新」では、恐らく、
「日本人-外国人-外国人-帰化アジア-外国人」
(要は、日本人選手のスタメンは、1人~2人になるということ。)
ポジション構成はともかく、恐らくは上述の感じになる。
日本人のスタメンは、「PGとSG」あるいは「PGまたはSG」が、恐らくの基本型になるのでしょう。
さらに述べると、ここ4年ほど、Bリーグは加速度的に集客力を成長させ続けています。これがなぜ起きてるのかは、複合的な理由がある(恐らく単純に、1つ、2つだけではない)と想像ですけど、集客力の向上に大きく寄与している1つが「『子ども』『若い女性』のファン」であること。
で、この「『子ども』『若い女性』のファン」が特により好むのは、「日本人選手」の傾向であるんですよね。これは会場を訪れると、とても強く感じます。
(というか、かくいう自分自身、「この8月で42歳」ですが、子ども時代や20歳代のときは、正直に、野球で「できれば『純国産打線』がより理想である」という価値観をずっと持っていました。
いまは、ケースバイケースという価値観に変化していますが、「『純国産打線』で、ある程度の得点力を計算できれば、『夢がある』」という価値観でもあると正直に感じてます。)
それに、近年でこそ、「日本で長くプレーする外国人」が増えてきていますし、「日本人のようなマインド(心の持ちよう)を持つ外国人」も、少なからずいます。ですけど、中長期的な構想、つまり「3年後をも見据えた構想」を描くにあたってでならば、「軸となる、2~3人の日本人選手(=コアメンバー)を中心にしての選手編成」が求められてくるんですよね。
ですので、佐賀の「日本人主体で」という考え方自体は、1人の人間、1人のバスケットボールファンの両面で、実はとても強く共感であるのです。
そう、恐らくですけど、ガルシアとは、どこかの時期(例えば、3月あたりとか?)で、ガルシアを監督室に呼んで(外国人なので、通訳を交えて3人でだろうか)、
「HCとしては、1年でも長く佐賀にいて欲しいが正直な本音だ。でも申し訳ない、GMとしては『来季構想に入っていない』。
今季終了でお別れだ。申し訳ない、でもこの苦しい決断を、わかって欲しい。」
ということを、恐らく直接で言い渡したのでしょうと想像です。
これは恐らくの想像ですが、
「いると、いつまでもずっと頼ってしまう」
「PGとSGを、日本人選手で構成したい」
(=帰化枠は、「第3ビッグマン」として起用したい)
「今季は、稼働率が落ちたとはいえ、30分換算ではキャリアハイ。
だからこそ『まだやれるあと1~2年を、より求められる球団で』」
「3Pの試投率が30%に満たないPGは、現代バスケに逆行になる。
能力は認めてるが、トレンドは無視できないんだ…」
(→ましてBリーグは、毎年で戦術トレンドが更新されてる)
(勿論に、上述のことに加えて、「ガルシアとフィーラーを、中長期的をも考慮して、天秤にかけて」も、理由の1つだろうと。)
というのも、佐賀はこの2年、地元選手である角田を、(もともとはSGで入団したが)PGで起用し続けてきました。
今季の30分換算EFFは「12.20」。30分換算アシストは「6.18」、A/TOは「2.45」。
「完全に、角田はPGとして独り立ちを遂げた」。で、「30勝28敗」、つまり「PGとして、勝利に導けてる」。
それに、来季の予想選手編成も
「角田-阿部(or補強)-フィーラー-ダジンスキー-グローヴス」
これで充分に勝負できる(という判断が、恐らくある。まして、6thマンで金丸がいることをも考えると)。
そう考えると、ガルシアをこれ以上チームに置く合理的な理由が薄くなる。それ故に、「ここで別れる、という苦渋の決断」をしたと。
で、ガルシアの立場としては、「引退まで、佐賀にずっといたかった」。
今季は、稼働率が落ちたとはいえ、「30分換算では、キャリアハイ」。
36歳という高年齢とはいえ、「あと2年程度は、普通に勝負できる」を証明した。
確かに、3P能力に難はある。でも、今季のTS%は「64.2」。
アシスト数自体は減少傾向だが、A/TOは「2.77」と、とても良質。
代名詞である「30分換算スティール」は「2.26」と、いまだ最高レベル。
「自分はまだやれる。どんな起用法だっていい(現に直近の2年は、途中出場の方がむしろ多かった)。引退まで、佐賀にずっといたかったが、球団側の構想から、外れたことがとても悔しい…。」
それ故の、大粒の涙である、そう映るんですよね。
「8億円ルール」で特に変化しそうなこと、「8人目までをいかに揃えられるかの勝負」。その意味で、「ユーティリティー型」の需要はいままで以上に大きくなりそうだが、移籍はどれほどあるだろうか。
むしろそれ以上に、選手編成上の重要性を増すと読んでるのが「日本人ビッグマン」。名指しをしよう、「ラシード(京都)」は「今オフ、特に争奪戦になるだろう」と読むが。
では、今オフ、どのような選手がBリーグに行くのだろう?
あるいは、どのような選手が、移籍を決断になるのだろう?
正直に、読めない。ただ、「B.革新」による「8億円ルール」の導入で、恐らくは下記の編成傾向になるのでは?と、自分は読んでいます。
「実質的に『8人目』までを、いかに良質の選手を揃えられるか。
9人目~12人目は『できるだけ安価な選手』でまとめざるを得ない。
そう考えると、『主力の8人の、ポジションバランス』がとても重要。
故に、『複数ポジションを高いレベルで対応できる、ユーティリティー』は、市場価値を特に高めるのでは?」
そう、「スタメン5人」+「主要な控えの3人」+「他の控えの4人」。
恐らくは、こういう考え方にならざるを得ないのでは?と。
で、この考え方が加速しそうと読むのが、
「既に、豪州NBLが、『主要な8人程度』でゴリ押し切る編成傾向が顕著であり、それでリーグが回っている現況であること。」
(豪州NBLの選手総年俸は、Bリーグより安価といわれている。)
「今季、長崎が『実質7人ローテ』で、『最後まで持つのか?』と不安視されていたが、RS全体1位を勝ち取ったこと。実際、してるバスケの質自体は、攻守の両面でとても高いものがあった。
より『全員バスケと、内容面の両立』に優れていた名古屋D(基本的に、9人~10人ローテであった)の方が、終盤になり先に失速したこと。」
(7人ローテが、CS本番になり、ツケを支払わされる可能性は少なからずある。とはいえ「結果を出した」ことは事実であるし、「EFFがダントツ1位」「ネットレーティングも1位[僅差の2位で群馬だが、3位とは大きな差をつけてるので、実質ダントツ]」、これでは反論は確かに難しい。)
「気に食わんなあ」「ずいぶんなめられたものだ」。
いずれも、自分が大好きなアニメ作品『プリンセス・プリンシパル』での、ノルマンディー公の言葉です。
いまリンク添付させて頂いてる、「中村拓人の電撃移籍のこと」のnote記事の中盤部分で、言及させて頂いてます。
7人ローテでRS全体1位。「マジで、マジで気に食わない」。
序列を厳格に決める選手起用。控え選手で、まとまった出場時間であったのは、「S・ジョンソン」「山口」の実質2人のみ。
「それで負傷者が出たら、どうするつもりだったんだ?」と。個人的には、昨オフにB2鹿児島から移籍してきた森田は、第2PGとしてならば機能できるのでは?と読んでましたが、「33試合、平均4分21秒」(3月以降で、8分以上の出場辞退が、わずか1試合)、「30分換算EFF、7.92」。
これ、つまり、「一定程度の出場時間を与えさえできれば、第2PGならば務まる」という数字は残してるのです(「6.00」で、B1球団のローテーションが務まるという成績ラインであるので)。自分が森田の立場ならば、「やってられるかよ」と、心が折れそうだなと。
とはいえ、これで結果を出したのです。そう、「勝てば正義である」。
第2PGという問題はあるにせよ、今季の長崎の成功は、「来季から恐らく主流になるであろう、8人ローテを先駆けした」と解釈できるのです。
個人的には、宇都宮、群馬、名古屋Dとかのように、9人~10人ローテ、いわば「できるだけ全員バスケに近い形」のほうが、正直に大好きです。
ですけど、いま挙げた、「宇都宮」「群馬」「名古屋D」、いずれも「8億円ルールを、現有戦力ではオーバーしている」と囁かれている(特に群馬は、まず超過していると考えてよいだろうと)。つまり「現行ルールだから、9人~10人ローテで回せている」のだと。
で、長崎の「実質7人ローテ」が、なぜ成功できたのか。
はい、「山口颯斗(長崎)」。今季は主に、「7人ローテの7人目」の立ち位置でしたが、この山口の存在は、「数字以上に、とても大きかった」と。30分換算EFFは「7.17」、ローテーション選手としては充分にクリアラインです(尤も、山口の持っている能力から考えると、8点台はクリアできると期待ですが)。
この、山口の存在が何がとても大きいって、
「PG,SG,SF、3ポジションを高いレベルで対応できる」
(故に、「7人ローテ」での本職PGが熊谷のみという、強引なローテーションを「まかり通らせられた」。)
「195cmというサイズ、それでいてスピードを兼備」
(いわゆる「ビッグウイング」に該当の選手。それと、北海道、茨城と、「速攻と特徴とする球団」に所属してきたので、スピードを証明済みなことも、存在意義・市場価値を高めている。)
こういう選手、日本人選手では、「とても貴重」であるんですよね。
山口のような「スーパーユーティリティー」。実は、いそうでいない。
「スーパーユーティリティー」の貴重な1人が、実は「小酒部泰暉(A東京)」です。本職はSGですが、「PG,SG,SFのいずれにも対応できる」。
今季の30分換算EFFは「9.26」。イメージに比してだと抑え気味ですが、正SGとしてはクリアラインの数字です(EFFは、SG,SFの選手は、やや抑え気味に出る傾向があるので)。
プロ入り当初は「ボリュームスコアラー」の触れ込みでしたが、プロではむしろ守備面でより評価されるようになり、それと、アシスト能力がとても高い。
現実的には、本人が「A東京の生え抜き選手」であることに強い誇りを持っている(ー尤も昨オフは、横浜BCへの移籍説があった。自分は「現実にそれをするメリットが、小酒部にないだろう」と思ってたがー)ことを考えると、「今オフの移籍市場に出ることは、まずないだろう」と自分は読んでいます。
(というか、A東京は、「テーブス、小酒部の契約延長が最優先」であり、あとのことにはあまり手が回らないだろう、と。はっきりしてるのは「第2PGはどうにかせねばならない」「安藤周人とは、別れざるを得ない」「生え抜きのバランスキーは、残留が既定路線」ってことかなと。)
とはいえ、小酒部が「もし、移籍市場に出るならば」、そのユーティリティー性や爆発力、A/TOを総合して、「かなりの市場価値が叩き出されるのでは?」と。
ユーティリティーの枠に収まらず、「日本人選手の1,2番手」を提示する球団が出ても、正直に驚かないです(そもそも、A東京でも「日本人選手の2番手」の立ち位置であり、それ自体が「すごいこと」であるのだが)。
で、今オフ、「もし」移籍市場に出るならば、かなりの争奪戦になるだろうと読んでるのが、「船生誠也(仙台)」です。
「195cmというサイズ」を持ちつつ、「卓越したバスケIQ」を持つ。
いわゆる「戦術眼」という言葉がありますが、この「戦術眼」の1点では、リーグ最高レベルと自分は感じてます。それでいて、「水準以上のスピード」を併せ持ち、「運動量が豊富」。
で、船生がすごいのは、「PG,SG,SFの3ポジションに高いレベルで対応できる」で、しかも「緊急時のPFにも対応できる」ことです。自分がGMならば、船生は優先的に欲しい、それほどに「唯一無二のユーティリティー性」を持っています。
多彩な資質能力を持ちながら、「アンセルフィッシュ」。将来、指導者でもフロント(GMを含む)でも、あるいは純粋な球団職員でも、恐らく重宝されそう(というか、引退後になおさらに存在意義を高めそう、とさえ正直に感じてる)、そう正直に強く感じてます。
印象的なのが、3年間所属の広島時代(2021~2024)。最終年の2023-2024では、優勝に貢献しました。
30分換算EFFは「7.15→6.01→6.98」。ローテ要員として「計算できる」をずっと示し続けてきた。
ですけど、「The・名バイプレイヤー」な船生ですが、キャリアを通してでだと、実は「出場時間は15分程度」と、イメージよりは少なかった。
なぜか。恐らくですが、「なお得点能力」。特に3Pが長年の弱点で、「3&Dを求める傾向が強い、現代バスケの傾向」に、乗り遅れたとみなされたが、恐らくあるのだろうと。
その船生が、今季、「32歳のシーズンにして、事実上のキャリアハイ」になりました。
今季、仙台に移籍して1年目、本人曰く「再起と共に、集大成になるかもしれない」と臨んだシーズンと伺いますが、「出場53試合のすべてで先発」、「平均出場時間が20分47秒」。そう、いままでは「スーパーユーティリティー」であったのが、今季は正SGと、起用法ががらりと変化のシーズンでした(状況に応じて、PG,SFでの起用もあったが、正SGという立ち位置は年間を通して固定であった)。
30分換算EFFは「7.87」。単純に「SG/SFとして良質な数字」ですが、何よりいままでと異なるのが、「苦手の3Pを、ついに克服したこと」です。
今季、「3P試投率(60.4)、3P成功率(39.3)、TS%(61.0)」。
もともと、「守備」「A/TO」に定評がある選手ですが、TS%が60超え、まあこれは「さすがに上振れてる」感じに映ったりではありますが、「10年目にして、1選手として、完全開花を遂げた」、そう言い切ってよいと。
仙台のチーム方針が「まずは守備ありき」で、それが船生のプレースタイルにとても合ってたことも、大きいでしょう。
(ちなみに「再起にして、恐らくの集大成」と位置付けていたのは、船生は「故郷が福島」とのことですが、「最後かもしれないなら、故郷に近い球団で終えられるなら」であったと伺います。)
尤も、結論から述べると、「恐らく、今オフに移籍市場に出る可能性は、ほとんどない」が、自分の読みです。数字的には、「自分を高く売れる、最大のタイミング」ではありますがと。
なぜか。船生は、2024年の広島の優勝に大きく貢献しましたが、この年の3月頃に、「来季構想外を既に言い渡されてた」とのこと。で、移籍先に選んだのがSR渋谷でした(「本音は残留したかったが、それが叶わないとなったとき、一度は首都圏の球団でプレーしたかった」が理由の1つと伺う)。
しかし、昨季のSR渋谷時代。はっきりと「黒歴史」の1年になってしまった。そう、「盛大に干された」んですよね。盛大に干されたから、当然に市場価値は暴落。12月上旬の時点から、既にがっつりと干されてたと。
途中で「この出場時間です、他球団に期限付き移籍をさせて欲しい」と申し出たかどうかはわかりません、ですが、12月上旬で干されてたなら、「他球団に出してもらえばよかったのに」(これほどのユーティリティー性だから、手を挙げる球団は確実にあったはず)、放出してももらえずと。
ですので、恐らくですが、「もう、SR渋谷時代のような思いはしたくない」という意識が、本人の中では恐らく強いのでは?と想像する、それ故に、恐らく今オフは移籍しないになるのではと。これが、あと1~2歳ほど年齢が進んでるなら、「集大成として、もう1回優勝を目指したい、もう『精神的支柱の立場』としてで全然によいから」という理由で、移籍市場に出るをより積極的に選ぶかな、ですけど。
しかも、今季の仙台は、日本人選手の層が正直に薄いのに(チームEFFは全体12位)、「35勝23敗、勝率.603、東地区6位、全体10位」。
船生は「CSレベルの球団でこそ、より輝ける」といわれる選手ですが、(「指揮官[ダン・タシュニーHC]の手腕」「カルバーという大エース」も多分に大きいであろうとはいえ、)日本人選手の選手層にやや難がある仙台を、「勝率.500超えどころか、あわやCS出場」に導く大きな一助になった。その意味で、「本人がもし望めば」の注釈付きですが、「今オフ、移籍市場に出たら、かなりの要注目銘柄になる」といえます。
で、今オフの移籍市場。「8億円ルール」の導入により、市場価値をよりたかめるのでは?と囁かれているのが、先述の「ユーティリティー(特に、ハンドラーを務め得るウイング)」に加えて、「日本人ビッグマン」「ビッグウイング型」です。
ただ、この「日本人ビッグマン」「ビッグウイング」に該当の日本人選手は、「そもそもの絶対数が少ない」こともですが、実はこの該当選手で、成績をむしろ落としている選手が今季は目立つこと。特に「ビッグウイング型」は、「いや、いわれているほどは、市場価値が上がるとは思わないけどなあ…?」が、自分の現時点での正直な解釈です。
ですけど、この「日本人ビッグマン」「ビッグウイング型」の該当選手で、「今オフ、恐らく要注目選手になる、争奪戦になる可能性が高いだろう」と読む選手が、少なくとも1人います。
「ラシード・ファラーズ(京都)」。プロ入り当初は千葉Jで、「枠を1つ潰している」が数年続いていました。
で、2023年、京都に移籍。京都に移籍して、程なくして「大好きな1人」になりましたが、京都への移籍当初は「いや、B2球団への移籍の間違いだろう?」「恐らく、別の本命選手を獲り逃した、おこぼれだよ」といわれていました。実際、自分自身、ラシードの補強発表の際は「はあ?頭が湧いてるのか?」
よく、日本では「不良債権」「死刑囚」という表現があって(こういう表現自体、たまらなく大嫌いであるのですが)、それは傾向として「金の無駄」という意味で使われるのです。確かに、そのようなケースも正直にありますが、自分はむしろ、(というか、比べ物にならないほどに、)「枠の無駄」という選手の方が、断然に大嫌いなんですよね、で、千葉J時代のラシードは、はっきりいえばこの立ち位置であった。
ですけど、「はあ?頭が湧いてるのか?恐らく、数試合は起用されるがそこで失格の烙印を押されて、1年で構想外でしょう?」という当初の見立ては、プラスの意味で、一瞬で考えをひっくり返すことになります。
最初の公開練習。誰よりも声を出し、誰よりもがむしゃら。そして何よりも、底抜けに明るい。
「選手としてはともかく、人間としては、学級に1人は絶対にいて欲しいよね、この人間性の持ち主が。」
そう強く感じて、一瞬で「熱い手のひら返し」になりました。
実際、京都での立ち位置は、「基本、10人目~12人目」です。出場時間が8分以上の試合数は、正直に数えるほどしかない。
【ラシード・ファラーズ(京都)、「出場時間が8分以上の試合数」。】
2023-2024 (10試合/出場33試合/1勝9敗/6:52/4.50)
(ハイライトは数えるほど。ただ、「数字以上に、重要戦力」という評価は既に勝ち得ていた。)
2024-2025 (8試合/出場42試合/7勝1敗/4:46/8.24)
(負傷で出遅れるも、12月に3試合連続で8分以上の出場を得てアピールに成功。この年の前半の時点で、既に「澁田と共に、人気の2トップ」[岡田はいわば別枠]を手中に。
「選手としてステージを上げた」年になり、「出場時間さえ与えれば、汚れ仕事では確実に貢献できる」とファンの信頼を勝ち取る。
ただ、登録は「SF/PF」だが、この年には既に、プレースタイル的にむしろ「PFメインの、PF/C」になっていた。)
2025-2026 (6試合/出場23試合/0勝6敗/5:19/9.82)
(負傷で出遅れ、初出場は12月6日。12月に4試合連続で8分以上出場の試合があり、プロ入り初スタメンの試合も。ただ、3月以降はDNPが目立つように。
尤も「出場時間さえ与えれば、計算できる」は示しており、今季の「8分以上の出場試合の6試合」は「すべてでEFFがプラス」で、この6試合に絞った「30分換算EFF」は「12.07」の高数値であった。)
そう、実は、京都の試合や公開練習、試合前練習を観ている人間ならば、恐らくわかって頂けるかなですが、ラシードの最大の魅力は「自分のこと以上に、チームのこと、周りのことを第一義に考える」なんですよ。
最たる1つが、2023-2024、移籍1年目のとき。前田が負傷離脱で苦しんでるとき、「俺はお前をずっと待っている」という感じで接しているのが伝わること。
それだけではない。自分とポジション争いをしている選手にも、「いまのよかったよ」「こういう動きをしたら、もっといいんじゃない?」と、ジェスチャーを交えながら、物怖じせずに伝えられること。
「いや、それ、嬉しいけど、自分の出場機会が減るリスクもあるんだよ?」と映る感じでも、「プラスの意味で、どこ吹く風」。試合でも、タイムアウトになれば、先頭や2番目で選手を率先して出迎える場面が多い。
そして、この2年で、ラシードは「オールスターレベル」へと、選手としての立ち位置を一気に開花させた感じがあります。正直に、シュートレンジはお世辞にも優れてるとはいえませんし(ただ実は、試合前練習ではFT以上に3Pに多くの時間を充ててる)、ボールスキルは「期待してはいけない」である感じですが、「スクリーン、カッティング、ボックスアウトに優れる」こともですし、何より最大の魅力は
「リバウンドの意識やポジショニングに優れる」「外国人や帰化枠が相手でも、真っ向勝負で体を張れる」
ことです。
そう、昨オフ、京都は明確に「前田、澁田、ラシードの3人を『コアメンバー』と位置付ける」方向性を示しました、この3人を中心にチームを作っていくと。ファンも、今季で所属3年目なのに、「前田、澁田、ラシードは『名誉生え抜き』である」と事実上で位置付けてます。
そう、ラシードがどんな選手かを、強引に示させて頂くと、
「Bリーグに爆誕した『レジー・エバンス(元ブルックリン・ネッツ等)』。そう、『汚れ仕事、リバウンドに極限まで特化したPF』『The・ブルーワーカー』という意味で。」
これに尽きるのです。
ですけど、今季のラシード。はっきりと述べると
「いや、ラシードの素晴らしさに気付いてないの、当の京都(というか、伊佐勉HC)でしょう?」
そのようなシーズンになってしまってます。申し訳ないけど、「他球団の話を聞きたい」となっても、正直に驚かないと。
そう、ラシードの、京都での3年間の、「30分換算EFF」。
「4.50→8.24→9.82」。年々で成績を伸ばしてます。
で、今オフ、ラシードが「恐らく、争奪戦になるだろう」と考える理由。
勿論に、「ラシード自身が、成績を伸ばしているから」が大きいですが、それだけではないと。
その最大の背景と読むのが、「恐らく、代表のビッグマンの『純粋な日本人枠の2人目』を争う、シェーファー(三河)の頭打ち感」です(1人目の「渡邉飛勇[B2信州]」は、もう絶対不動だろうと読むので)。
シェーファーの、直近2年の「30分換算EFF」。「9.98→8.46」。
日本人ビッグマンとしては、勿論に良質の数字ではある。ですけど、シェーファーの期待値に比してだと、「こんなものではない」と。
確かに、三河を3年連続でCS出場に導いてる一助にはなってる。
でも、一選手としては「ああ、うん、機動力に優れる古典型ビッグマン」だね、という選手に落ち着いてしまったかなと(若手時代のシェーファーは、よりシュートレンジに優れていた)。
ゾーンに入ったときの支配力に照らせば、そう、MAX値でだと、依然としてシェーファーが上回るでしょう。ですけど、いまのシェーファーとラシードを比較して考えると、
「この夏、試しにシェーファーもラシードも、共に日本代表の合宿に召集して、真っ向勝負させてよ。」
であること。もっと述べると、
「『センターの3人目』としての立ち位置、つまり『日本代表の11人目~12人目』の立ち位置でならば、むしろラシードの方が適任でしょう?
なぜって、ラシードは『チームの雰囲気を1つにできる、唯一無二のパーソナリティーの持ち主である』のだから。」
そう、つまり「日本代表の景色が、いよいよ手が届くところにきた」。
でも一方で、所属球団での京都では「成績は伸ばしてるのに、出場機会はむしろ減少した」であること。
これがどういうことかというと、「わりと安価で、ローテーションの日本人ビッグマンを確保できる」こと。来季年齢が29歳であるので、「全盛期の年齢であること」も、補強ニーズをより高めます。
で、ラシードを補強できるということは、
「『貴重で、良質な日本人ビッグマン』を補強できる。」
(これにより、「外国人/帰化アジア」の選手編成に、より柔軟性を創出できる。「SG/SF」「SF/PF」のタイプの強力デュオ[それこそ、今季の広島、仙台、長崎のような選手編成を、より可能にできる]を実現できる。)
(その上、今オフは「渡邉飛勇」「シェーファー」の移籍可能性がほぼゼロ[シェーファーは来季までの2年契約といわれてるので、なおさらに]であるので、各球団にとっては、ラシードの補強は「この機会を逃したら、向こう2~3年は類似の機会が来ないかもしれない」でもあること。)
「京都の選手編成に、数字以上の大ダメージを。」
(京都は昨オフ、「前田、澁田、ラシードの3人を『コアメンバー』と位置付ける」チーム方針を明確にした[尤もこの3人が軸では厳しいことも突き付けた1年になったとも、正直に映るが]。
で、京都の現有戦力で、「他球団側の目線で、より優先的に補強したい」と思える日本人選手が、ラシードのみであること[本当は、前田こそそうならなければならないが、今季は「期待を裏切った」といわざるを得ない]。
前田、澁田は、来季まで現行契約があるといわれてるが[故に前田は、その意味でも、どのみち残留になるだろう]、ラシードの現行契約は今季のみといわれてる[つまり、言葉通りのFAになる]。
で、今オフの京都の要補強ポイントは、特に2つ。「カロイアロとシナジーを創出でき得る、スコアラー型」[はっきりいえば、「トレイ・ケル[富山]」こそ、最大の理想]、及び「良質の日本人の正PG候補」[すでに複数人の候補と接触しているといわれてる]である。しかし特に、前者の補強[はっきり述べれば、「トレイ・ケルの補強」]は、「良質の日本人ビッグマンである、ラシードの存在」が前提である、それが叶わなければ、今季の広島のように「ただ、いびつな選手編成が残るだけ」のリスクがと。
そうつまり、ラシードの補強は、「京都の選手編成の構想を、根底から狂わせられる」[=削れる]、これだけでも「特大のメリット」になる[ラシードを失った場合、移籍市場に代替の候補はいないも同義。井上〈仙台〉が一応は浮かぶが、「攻撃面では一定の貢献が見込めるが、守備面では明らかに戦力ダウンである」と。というか、ラシードの補強に失敗した球団は、次善策で井上を目指すが容易に想像できるので、京都は「日本人ビッグマン自体を確保できない、最悪のケース」も少なからずあり得る]。)
話の流れで、京都のことになったので、この機会に触れますと、今季、京都が「期待を裏切る」結果や内容になったこと、「チームEFFが23位」「ネットレーティングが24位」という惨憺たる結果になったこと、これは、「カロイアロの長期離脱」というエクスキューズは勿論にあるのですが、最大の原因・理由は、「前田が期待値に到底に届かなかったこと」、いや、「前田が、選手としてこれ以上の上がり目がほとんどないを、示してしまったこと」と、自分は正直に強く感じてます。
この2年の、前田の成績。
30分換算EFF(7.19→7.24)
30分FG試投数(7.75→9.91)
TS%(52.5→50.0)
30分3P成功数(1.86→1.83)
30分FT成功数(1.10→1.27)
今季の前田は、「日本人のno.1オプション」と明確に位置づけられて(岡田の電撃退団の代替が補強できなかったことによる、繰り上がりではあるが)の、開幕でした。そのため、FG試投数が増えることは容易に想像できましたし、それに伴い、見た目上での成績はある程度上がるだろうと。
というのも、EFFは、「FG試投数が増えれば、それに比例して上昇しやすい傾向」なんですよね。ですので今季は、30分換算EFFは「10.00の到達が射程圏内、それが厳しくても、9.00程度は狙えるのでは」と期待されてた。
それが、今季。30分換算でのFG試投数は2.16も上昇したのに、EFFはほぼ横ばい(しかもFG試投数自体も、11程度に上昇が期待されてた意味では、思ったほど上昇しなかったと解釈できる)。その上、得点効率を示すTS%は「50.0」、リーグ平均に到底満たない数字に。
救いを強いて見出すとすれば、30分換算スティールが「1.30」と高数値であることですが、市場価値は正直、ダダ下がりといわざるを得ません。
「EFFが7.24、TS%が50.0のSG/SFが、『日本人のno.1扱い』。そりゃあ、勝てるはずがないわ」といわざるを得ないこと。3PやFTの成功数が上がらなかったうえに、FT成功率が70%ギリギリ(71.6)であることも、印象をより悪くしてます(まあ昨季までは、3Pで「エアボール」をやらかすことが少なからずあったことを思うと、今季は「エアボール自体は、大幅に減った」意味では、多少はマシかもですが)。
好き好んで、こんなこと言いたくない。でも数字は噓をつきません。
「19勝39敗、勝率.328」、つまり「勝利に導けていない」ことを含めて。
勿論、京都にとっては、これからも重要戦力であることは揺るがないですし、「7.24というEFF自体は、SG/SFのレギュラーとしてでならば、ギリの及第点」ではあるのです。
ですけど、とても申し訳ないけど、
今季、B2からの再起になった、「中野司(北海道→B2福島)」。
あとで言及させて頂くかなですが、今季、「NBAでの、スコアラー特化型への大逆風」の影響をまともに受けたかのように、B2球団行きを余儀なくされた中野でしたが、今季「B2では、やはり格が違った」を見せつけました。
30分換算EFF「14.12」、30分FG試投数「14.83」、30分3P成功数「2.96」、30分FT成功数「3.90」、TS%「54.9」。
もともと、3Pが「成功率は知ったことではない、試投数で勝負」の選手であるのですが、「たとえ成功率が上がらなくても、打ち続ける」ことに加えて、今季は、あまり知られていなかった「FT奪取能力」を活かして、1on1をより積極的に繰り出して、FT成功数の山を築きました。
SG/SFで、「30分FT成功数が3.90」、これは正直にかなりの数値です。定評があるFT成功率も「89.9」と高数値ですし。
中野が、直近2年で市場価値を一気に落としていた、恐らくの理由。
「乱発型のボリュームスコアラー」の烙印を押されていたから。
「パス意識が低い(球離れが悪い)」「守備力が最低レベル(ただし直近2年で、守備意識自体は大幅に向上してはいたが)」、つまり「得点能力を外したら、ほぼ何も残らない」こと。その上「公称185cmであるので、SFだとギリギリになり、『アンダーサイズのスコアラー』になる」こと。
その上、「イケメンとはほぼ真逆の容姿」であること。
(その点、前田は「192cmのサイズを持つ『ビッグウイング型』で、スピードを兼備する」こと、「イケメンの容姿に、ギリで該当し得る」ことが、プラスの付加価値になっていた。また、京都での直近2年は「2ndハンドラーが務まる、オールラウンダー的な資質を持つ」とも評価されつつあった。)
よくも悪くも、前田は現行契約が来季まであるといわれているので、「残留はまず楽観視してよい」ではあります。でも、視点を変えれば、
「よかったね、契約があと1年残っていて。今季の内容では、『他球団に積極的に欲しがられる』とは、とてもいえないから。」
と。そう、今季の前田の立ち位置は、いわば
「乱発型のボリュームスコアラー。サイズと一定の守備意識を併せ持つが、FT成功率があまり高くないので、ダメなときの印象がより悪い。」
に、成り下がってしまったと。
そう、推定の市場価値ならば、「前田と中野は、逆転した」、そういわざるを得ません。少なくとも中野は、「どうしても、日本人選手の得点源が欲しい、B1の中位~下位の球団」なら、恐らく手を挙げる球団があるだろう、これを証明したと正直に映ってます。
で、京都。「前田の復活」を求めたいことと共に、日本人選手でだと、もう1つ、重要な要補強ポイントがあります。
「良質の正PG候補」。今季の京都は、「アシスト(13位)、A/TO(21位)」でした(A/TOは、これでも3月以降に良化した。はっきり述べると、カロイアロのおかげだと)。
突き付けられたのは、「小川、澁田では、『勝率.300をギリギリで確保』が、恐らくの限界ライン」なこと。「とにかく正PGが必要」であると。
それで、複数の有力日本人PGと、接触していると噂されています。それで名前が出ている1人が、「岸本(琉球)」であると。
これ、結論から述べますと、
「ふーん、あっそう。まあ、接触をしたこと自体は、事実だろう。
でも、『岸本の側に、メリットがゼロ』。まあ恐らくは、岸本が『他球団の評価を聴きたい』で接触を持ったに過ぎないし、何より、『琉球が、岸本の代替のPG自体がいない』。
それに、岸本は、来季で36歳という年齢面を考えると、『移籍をするタイミングは、もう過ぎている』。そう、『琉球一筋で終えるである方が、引退後をも考えると、自分の価値をより高められる』。」
これが、自分の正直な解釈です。
この2年ほど、NBAで、「ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)の移籍説」が、毎月のように盛んに噂されていますが、
「岸本の他球団への移籍説は、ヤニスが他球団に移籍するよりも、断然に低い」、これが答えでしょう、と。
ですけど、「京都が、誰かしらの有力日本人PGを補強することは、もはやマストである」と、自分は正直に感じてます。ではそれは誰か。
はい、
「ベンドラメ礼生(SR渋谷)」(33歳、9.57)
(SR渋谷時代の伊佐勉HCの教え子。今季、SR渋谷で定位置から陥落。
2022年、2023年と、2回の移籍説での残留を乗り越えて、「生涯SR渋谷」と思われていたが、「今季の定位置からの陥落」「SR渋谷自体の頭打ち感」「まだ勝負できると恐らく思ってる」ことを総合すると、今オフの移籍の可能性は恐らく低くないこと。
「30分アシスト(4.24)、A/TO(1.88)」で、コートビジョン自体は落ちていない。30分スティール(1.21)と下落傾向であるが、環境が変われば、スティール能力という「らしさ」を取り戻せると読む。
しかも、京都は正PGをとにかく必要としている上に、ベンドラメは年齢的にこれから2年程度はまだ正PGを務められる。SR渋谷では、伊佐勉HCのスタイルの生命線であったことをも考えると、最も理に適う選択肢。)
「並里成(FE名古屋)」(37歳、10.98)
(琉球時代の伊佐勉HCの教え子。直近2年は、FE名古屋で正PG。
3P能力に難があることや、気性の激しさという短所はあるが、「30分アシスト(7.06)、A/TO(2.72)」と、代名詞のコートビジョンは健在。
「来季をB1でプレーするには、移籍がマストである」こと、「シングルファーザーで、子どもの教育環境を求めていると思われる」こと[京都は、教育・医療の環境は、大きなアドバンテージの1つである]、「今オフに専用練習場が完成するので、若手の手本としてもドンピシャである」こと、そして「20分限定でよいなら、正PGとして普通に勝負できる」こと。
「とにかくA/TOの要改善が急務である」京都にとって、年齢面や体力面にある程度目を瞑れるなら、理に適う選択肢といえる。年齢面をも考慮すると、ネームバリューほどの必要資金を要さないであろう意味でも。)
「鈴木達也(大阪)」(36歳、10.32)
(2021-2022に、1年だけだが、京都に所属歴。169cmとアンダーサイズであり、「ピュアPGの代表格」といわれ続けてるように、コートビジョンが最大の長所。「妥協しない、プロ意識の高さ」でも知られており、筋肉自慢の顔をも持つ。近年は毎年のように移籍説が出るが、2022年から所属の大阪では、今季まで4年間所属であり、恐らくは関西圏が気に入ってる?と。
今季は年齢的な体力面をも考慮されたのか、6thマンに回ったが、長年の短所である3P能力が突如に開花。「30分アシスト(5.97)、A/TO(3.01)」と、コートビジョンも普通に健在。もともとは守備難の烙印であったが、大阪での4年間で守備意識が大幅に向上もプラス。
いまのまま大阪にいても、6thマンで固定であると思われるが、「20分限定でよいなら、正PGとして普通に勝負できる」意味で、京都とwin-winであると映る。そのプロ意識に照らせば、若手の手本としてもドンピシャ。京都は、伊佐勉HCの、もう1年の続投が有力視だが、「いつだって全力姿勢」であることは、伊佐勉HCのスタイルに符合できると読むが。)
「ベンドラメ」「並里」「鈴木達也」。3人共に「オーバー30」であり、特に並里、鈴木達也は、「20分限定でならば」の注釈付きになります。
そういった「体力面での不安感」はある、ですけど「技術レベル、プロ意識」の意味では、いまの京都にどうしても必要なこと。「正PGとしてまだ勝負できる」と思ってる選手側と、「とにかく正PGが急務である」京都側と、思惑が合致、つまりwin-winであるんですよね。
ちなみにこの3人、実は、来季からB1になる神戸の要補強ポイントである、「寺園を支える第2PG」としても、ドンピシャの存在です(今季の神戸は、寺園[18.91]がいるときといないときで、攻撃の質がまるで別人格の状態であった。寺園は172cmのアンダーサイズであるので、願わくはSGをも務められる選手タイプだと、より理想的といえる)。
仮に、「ベンドラメ」「並里」「鈴木達也」の、3人共に移籍市場に出る場合、恐らく、「1人が京都、1人が神戸、1人が残留または他球団」になるでしょう。その場合、京都と神戸、それぞれに誰がよりフィットし得るだろう、と考えた場合、
京都
(「ベンドラメ」[→伊佐勉HCの教え子。年齢面でも最も問題なし。A/TOに加えて、スティール、一定の3P能力を併せ持つもプラス。]
「鈴木達也」[→とにかくA/TOを良化させるが最優先なら、最も理に適う。勝者のメンタリティー、プロ意識の面でも大きくプラス。]
「並里」[→A/TOや勝負強さの面で理に適うし、伊佐勉HCの教え子。ただ、年齢面に加えて、気性の激しさ、3P能力の短所は無視できない。])
神戸
(「ベンドラメ」[SGをも務められる第2PGという意味で、唯一最大の選択肢。バスケIQ、スピード、3P能力をも総合すると、寺園と好相性が見込める。ただ問題は、今季より起用法が多少マシな程度なことだが。]
「鈴木達也」[2018~2021の三遠時代に、寺園とチームメイト。御互いを認め合ってる意味で理に適うし、大阪に比して神戸はより伸びしろが。ただ問題は、同時起用が難しいことだが。]
「並里」[教育・医療環境の面で理に適うが、第2PGの扱いにどれほど適応できるか。コートビジョン、勝負強さ、経験値と、求めることをはっきりと定義づけられれば大きなプラスだが、気性面や3P能力のリスクも。])
京都も神戸も、恐らくの優先順位としては、
「『ベンドラメ』≧『鈴木達也』≧『並里』」
になると読むこと。これは、ベンドラメは「33歳、183cm」と、年齢とサイズの面でアドバンテージを持つことが正直に大きいです。
球団としての伸びしろの面では「神戸≧京都」と正直に感じます。それほどに、神戸の本拠地の「立地面、アリーナの質」は大きいと。なにしろ、三宮駅から徒歩圏内であること、これは特大のアドバンテージです。
ただ問題は、ベンドラメが「正PG起用」にどれほどこだわりを示すのか。正PG起用をどうしても求めるなら、京都の1択になります。一方で神戸も、「求める資質能力、選手編成のバランス」を総合すると、最も理に適うのはベンドラメになる(しかも、HCの川辺泰三さんは「まずは守備ありき」志向がとても強い指導者ですし)。
で、3人の中で、並里の優先順位が最も低いと読むのは、来季年齢が37歳という年齢面もですが、「気性面の激しさのリスク」もですし、2024年オフに、群馬→FE名古屋への移籍時に、「ぎりぎりまで売れ残って、買い叩かれるようにしての移籍劇」であったことです。言い換えれば「売れ残りを拾った」ともいえます。
「一定の貢献は計算できる、でも、より積極的な優先順位とは位置付けるまではいかない」と。似たタイプの鈴木達也が、いい意味での兄貴分タイプであり、守備意識や3P能力でより上回られてることも、並里により逆風であるといえます。
とはいえ、「ベンドラメ」「鈴木達也」「並里」のいずれの補強になるであれ、京都も神戸も、「現有戦力よりは確実にプラスになる」こと。
「どうなるか、見てみよう」ですけど、それほどに、京都も神戸も、「PGが、要補強ポイント」ってことなんですよね。
「8億円ルール」導入で、有力球団は恐らく1~2人の有力日本人選手を、半強制的に放出になる。逆に中位・下位球団は、この「いましかない、制度変更の貴重な機会」を全力で仕留めに行って欲しい。
特に興味深いのは、群馬の2人のベテラン、「藤井」「辻」。2人共にかどうかは不透明だが、少なくとも1人は移籍市場に出ると読む、その場合、どのような決断になるのだろう?
では、既に文章量を、想像以上にかなり使ってしまっていますけど、残された時間と文章量の中で、「8億円ルールの関係から、恐らく、移籍市場に出る可能性が高いと読む選手を一気に列挙する」で、今回のnote記事を締めよう(しめよう)と思います。
1人目。「安藤周人(A東京)」。A東京は今オフ、「テーブス、小酒部の2人を残留させるを最優先」と読むんですよね。これは、今季のA東京の試合内容を観てる人間ならば、恐らく理解して頂けるかなと。
で、A東京って、「『8億円ルール』を、大幅に超過」といわれてます。個人的には正直に、テーブス、小酒部を2人共に残して、それで8億円ルールに収められるのか?と感じていますがと。
ですので、実績組である安藤周人を、残すことはとても無理だろうと(それどころか、日本人選手のno.3を補強する資金を確保できるのか…?と、正直に感じてます)。
名古屋D時代は、いわゆる「The・3Pシューター」「ボリュームスコアラー」型でした。でも本人は、ずっと「ほんとうは、オールラウンダー型になりたいんだ」と。それで、A東京に移籍した経緯がある。
で、今季、A東京で5年目。小酒部の成長もあり、ここ2年ほどは、「日本人選手のno.3」の立ち位置が定着した感じです。
直近3年の、30分換算EFF。「7.70→8.13→10.43」。
実は今季、個人成績は大幅に上昇させてます。
来季年齢は「32歳」。まだ3年程度は、普通に主力を務められる。
SG/SFがメインポジションですが、PGにも対応できます。
190cmというサイズがあり、水準以上のスピードを併せ持つ。
名古屋D、A東京都競合球団を渡り歩いてきたので、「勝者のメンタリティー」を計算できます。
昨季のいま頃の時点から、「今オフ、高確率で移籍市場に出る」とずっと言われ続けていましたので、「ユーティリティー型」「日本人選手の得点源」が欲しい球団は、補強チャンスを首を長くして待ってるだろうと。
ただ問題は、A東京からの移籍になるので、「ある程度以上の年俸」を用意する必要があること。そう考えると、補強に手を挙げそうな球団は、実は結構限られるかも?とも読むのです。
仙台(とにかく「日本人選手のno.1」の補強が急務。「ユーティリティー、日本人の得点源」の両方のニーズにドンピシャで、補強資金も恐らく用意できる。)
横浜BC(SG/SFがドングリーズ状態で、この「弱点補強」にドンピシャ。補強資金も恐らく用意できる。)
神戸(正SGが明らかな要補強ポイントの1つ。また、直近がB2である上に、都市として「ビロービッグマーケット」であることもあり、補強資金をドンと用意できることもプラス。)
島根(岡田を支える、「日本人選手のno.2」がとにかく欲しい。実際、昨オフに島根と接触を持ったとの噂が出ていた。2021-2022の金丸が、わずか1年で退団して以降、前田[2023年オフ]、細川[2024年オフ]、安藤周・松脇[2025年オフ]と、3年連続でボリュームスコアラー型の補強に動いており[なおすべて失敗]、補強資金も恐らく用意できる。)
いま挙げた4球団。神戸はともかく、あとの3球団は「CSに手が届く潜在能力を持つ球団」です。仙台、島根は「とにかく有力日本人選手が欲しい事情」、横浜BCは「SG/SFのドングリーズを、是非とも打破したい事情」。
その意味で、今オフの移籍市場の最大の要注目選手、といってよい。どこへ移籍するにせよ、「日本人選手のno.1またはno.2」の立場になると思われますので、「より、勝利に導く立場になる」の意味でも、「安藤周人にとって、最大の岐路になる今オフ」と正直に映ります。
2人目、「藤井祐眞(群馬)」。3人目、「辻直人(群馬)」。今季の群馬は「『8億円ルール』を超過してる」といわれていて、これをクリアできるには、「藤井、辻のどちらか1人は放出がマスト」といわれてます。というか自分は、
「藤井も辻も、2人共に放出にならざるを得ないだろう。それに、そうなっても、『中村拓人、フリッピン、細川』で、主力日本人選手を回すことはできる訳だから。」
これが、自分の読みです。そう、今季の終盤、群馬は驚異的なスパートをかけて、CS出場を勝ち取りましたが、この理由・背景の1つとして、
「現有戦力のコアメンバーで、現実的に優勝を目指せる、最大かつ最後かものチャンスだから」
が、恐らくあるのでは?と感じてるんですよね。
藤井(12.50→10.51)
辻(9.86→11.71→10.65)
来季年齢が、藤井は「35歳」、辻は「37歳」。
ですけど、藤井も辻も、少なくとも技術面では、普通に健在といえます。
では、藤井も辻も、なぜ「今オフ、高確率で移籍市場に出る」と読むか。
藤井は「島根」、辻は「神戸、大阪、京都」。2人共に、現役の終盤に突入していて、「最後は、故郷に近い球団で終える」が現実的なステージになっていること。そして、この「故郷に近い球団」が、それぞれ、要補強ポイントとしていることに合致していることがあります。
島根(岡田に次ぐ「日本人選手のno.2」が、今オフの最重要課題であること。かつて、安藤誓哉を擁していたとき[2021~2025の4年間]は、この「日本人選手のno.2」を確保できず、これが「CS出場には手が届くが、CSを勝ち進めない」大きな要因になっていた。
藤井だと、「正SG&第2PG」として、岡田を支えるドンピシャの存在になる。尤も今季は、これに近い役割で納見が、MIP級[最も成長した選手、の意味]の輝きを放っていたではあるのだが、「27勝31敗、勝率.466」という結果に照らせば、「納見からのアップグレードはマスト」であること。
尤も、選手タイプのバランスに照らせば、「日本人選手のno.2」の補強を追い求めるならば、安藤周人の方が、より収まりがよいではあるのだが。)
神戸(正SGが「要補強ポイント」の1つであり、そもそもでB1に臨むにあたってだと、寺園に次ぐ「日本人選手のno.2」の補強がマスト。その意味で、守備面をも考慮すると安藤周人の方がより理に適うかもだが、「勝者のメンタリティー」「会場の雰囲気を引き寄せる」「集客の一助にできる」意味でだと、辻の方が恐らく、より理に適うこと。)
大阪(辻の故郷の球団。そもそもで現況として、橋本拓哉が大怪我に倒れてから、「日本人選手の得点源」が、事実上の空位である[ここ1年半ほど、木下がこの役割を務めているが、守備難もあり6thマン的な立ち位置であり、結果、「火力、爆発力の不足感」が顕著になってる]。
そう、現有戦力の選手編成に照らせば、辻は「日本人選手のno.1」として迎えられるだろう。現在の最大の軸である青木とは、川崎・広島時代のチームメイトであるので、その意味でも理に適う。
ただ、「チームとしての伸びしろ」の意味でだと、神戸・京都に正直に見劣りする。その意味で、必ずしも有利とはいえないと映るが。)
京都(補強に動く場合は、「6thマンでの起用」が恐らくの想定になる。選手タイプが異なるが、直近2年で古川が務めていた役割を務めるになるだろう。ただ、正PGの方がより優先順位が高いし、SG/SFで、カロイアロとシナジーを創出できる外国人」[ー繰り返すが、最大ターゲットは「トレイ・ケル〈富山〉であるー]の補強がマストであるので、6thマンで起爆剤的な起用法になることを呑めるかが大きなポイントになる。
加えて、今オフの移籍市場での要注目選手であるラシードの動向にも左右され得る。仮にラシードが移籍になれば、辻、正PG[恐らくはベンドラメあたりか]の補強が叶ったとしても、「いびつな選手編成だけが残る」になるリスクがあるが、果たして。)
そう、ですので、現実に移籍になるとすれば、その最有力は、
「藤井(島根)」「辻(神戸)」
が、現時点での自分の読みです。ですけど、そう、辻は移籍になれば、「最後は、故郷に近い関西圏の球団で」と考えてよいでしょうけど、藤井は、「島根」にすっぽりと収まるかというと、選手編成に照らせば、むしろ安藤周人あたりの「SG/SF的なボリュームスコアラー」の方が、より収まりがいいんですよね。
そう、個人的には、安藤周人の欄で取り上げた「候補の4球団」のうちでの、「仙台」。藤井の移籍先候補があるならば、より収まりがよいのは「仙台」になるのではとも、正直に感じます。「日本人選手のno.1」を切実に求めており、藤井はこれにドンピシャであること。「まずは守備ありき」というチーム方針にも、符合であるといえますが、果たしてと。
…と、結局、今回のnote記事、「2026年オフのBリーグの移籍市場、自分(愛球人)的な論点」、想像以上の文章量になりました。
時間の関係上もあり、ここで終えようと思います。
移籍市場は、「1日1日が、目まぐるしく変化する」でありますし、特に今オフの移籍市場は、「8億円ルールの導入」という特殊背景から、「あっと驚く移籍劇が、起こる可能性が恐らく高い」だろうと。
そう、いままで移籍市場での「買い手的な球団」が、今オフは「主力の取捨選択に追われるにならざるを得ない」ので、「買い手になりづらい現実」があること。つまり、意外な球団が買い手になりそうであるんですよね。
「どうなるか、見てみよう」、いまはこれが、正直な想いです。
いずれにせよ、1人でも多くの選手が、1つでも多くの球団が、「より納得できる最適解」を構築できる感じでありますように。
【バスケットボール#79A】
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