中国でトラブル体験しチャイナ#04/花文字にご用心
前編がまだの方はこちらからどうぞ!
観光地のあざとい娘娘(にゃんにゃん)
ごめん、実はどこに行ったのかおぼえてない(笑
旅行記ではないのでゆるして。
わたしが覚えているのは、入口付近でチケットを購入するのだけど、中に入ってすぐに近代的なお花畑があったことである。
天国・・・天国がそこにはあった・・・。
ごめん。きたなくて。
行った観光地は中国の伝統的な遺跡のようなところだった。
そこで2人のこれまた伝統的な中国の衣装をまとった娘娘(ニャンニャン)に出会うことになる。
「あなたの名前を記念にわたしがこの場で書きマス」
筆でカラフルに日本の有名な芸能人の名前を巻物のような紙に書いてアピールする女性。
おお〜、すごい。
直線の部分はきれいな竹のような絵で描かれるし、曲線部分は龍のような絵で描かれる。サラサラサラッと描いてかっこいいし美しい。
ちゃんと繁体字で書いてくれるみたいだ。値段は日本円で500円くらい。
M先生「お!書いてもらおうかな!」
しかし、ガイドしてくれてる中国人学生が「やめておきましょう」と難色をしめしている。
でも、M先生の勢いはとまらない。お金を払いながら、
「かっこよく書いておくれ〜!!」
サラサラサラリと描かれるM先生の名前。美しいしかっこいい。
これはわたしも書いてもらいたいな、と思ったのだけど、矢継ぎ早に娘娘がこういう。

娘娘「ラミネート加工しないとすぐに滲むよ。」
眼の前の見本を指で軽くこする娘娘。そして、激しく滲む文字。
娘娘「ラミネート加工は1000円になりまーす。」
ガイドしてくれてる学生がガッカリした顔をしている。
M先生「お〜、そりゃ加工してもらわなくちゃ!」
加工する娘娘。さらに追い打ちをかけるように、
娘娘「この中国の伝統的な筒に入れて持って帰れば、折れ曲がらなくてシワも入らないよ!筒は2000円になりまーす。」
M先生「よし、もらっ・・・」
ガイドしてくれてる学生に止められた。
学生がその娘娘に中国語でなにか強い語気で話しかけている。娘娘は悪びれた様子もなく「シェシェ〜!!」と手を振ってわたしたちを見送った。
わたし「さっき、あそこの娘娘に何をいってたの?」
学生「こんな恥ずかしい商売をしているから、中国がいつも追い剥ぎの国だって言われる。恥を知れ、と伝えました」
しっかりした学生である。
つまり、M先生はすっかりいいカモになってしまっていたのであった。
まあ・・・M先生は喜んでるからいいか。
ただ、何となくわたしは少し仕返しをしたくなった。わたしも書いてもらいたかったというのもある。
わたしは戻っていって、500円で名前を書いてもらった。
わたしの本名はわりと画数の多い漢字で構成されていて、悪戦苦闘して娘娘は名前を書いてくれた。
しかし・・・ラミネート加工と筒は丁重にお断りした。
娘娘は不満げな顔をしている。
きっと500円ではあまり割に合わないのだろう・・・画数が多かったし。
いやそんなことないか。ペットボトルが1本20円くらいの国である。それなりに儲かったんじゃないかな?

てか、生成AIすごいな。花文字かけるんだ。
そしてわたしは気づいた。ラミネート加工しなくても書かれた文字は全然にじまない。さっきの滲むパフォーマンスは水ではなく、エタノールかなんかで擦っていたようだ。
わたしは振り返ってニッコリと微笑みながら、娘娘を人差し指で指差しながら日本語で言った。

わたし「恥をしれ〜!(弾けるような笑顔で)」
不思議そうな顔をしていたが、娘娘は「シェシェ〜!」といっていたのでヨシとしよう。
ガイドの学生さんはわたしに拍手を送ってくれた。
今調べてみると、結構中国ではよくある「花文字(花鸟字 / 花字)」というパフォーマンスみたい。
名前の文字自体は記念になるけど、追加料金には気をつけてね!
指でこするくらいでは全然文字はにじまないし、巻物はそもそもぐるぐるに巻いてあるから折れ曲がりにくくてシワにもなりにくい。筒もいらないよ!
500円だけで記念に自分や好きな芸能人のかっこよく書いてもらった名前を持ち帰ろうね!
夕食はガイドしてくれた中国人学生をご招待
半日ガイドとして、わたしたちにつきあってくれた中国人学生に感謝の意を込めて、そのまま夕食にご招待することになった。
学生さんは遠慮してお安いお店を選ぼうとするので、M先生が適当に高級そうなお店を選択して入ることにした。
そう、王府井(ワンフーチン)にある大きめの明るいお店だ。
学生さんは「ここは外国人向けのお店で高いからわたしたちは来たことがないけど、美味しいと聞いたことがある」と言っていたので、なかなか良い選択だったようだ。
わたしはビールからはじめて、そのあと紹興酒をしこたま飲んであまり記憶がなかったりするのだけど、翌日聞いた話だと相当Kさんに絡んでいたらしい。
そりゃそーだ。あの発表を聞いたあとである。
フラストレーションのひとつやふたつ、たまっていたはずである。
ガイドしてくれた中国人学生はとても喜んでくれていたみたい。

もう一度味わおうとしたことが大量札束ゲット事件の引き金となったのだ。
ここの支払いは、全額M先生がもってくれたみたい。やった〜!
わたしの金銭的な被害、ここまでゼロ円どころかこの太っ腹なM先生の計らいで、超黒字である。
はてさて、この先何がおこるのやら・・・。
おまたせしました!ついに次回「大量の札束ゲット事件」の全貌があきらかに!!といいたいところだったんだけど、実はもう1つその前に事件が起きているのを思い出した。次回は「万里の長城Kさん行方不明事件」をお伝えする。
ここまでひっぱっちゃったんだけど、この旅行記、じつは前回のKさんの発表が一番おもしろいポイントだったかもしれない。
まあ、最後まで付き合ってね!
(つづく)
続編はこちら
追記
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