🚺ときには逃げずに向き合う──『妻のトリセツ』が教える夫の大切な役割
妻との接し方がわからず、ある日ふと手に取った一冊があります。
黒川伊保子さんの著書『妻のトリセツ』です。
この本は、夫婦のコミュニケーションを脳科学の視点から
解き明かしたベストセラーで、発売当時は大きな話題になりました。
今回は、その中から
第1章⑥-2「時には逃げずに妻と対峙しよう」
という小節の内容を紹介したいと思います。
普段は「共感」や「受容」が大切とされる夫婦関係ですが、
ときには逃げずに向き合うことも必要だという視点を
教えてくれる内容です。
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妻の怒りから「逃げる夫」が増える理由
妻のちょっとした不満や怒りに対して、
多くの夫はつい
反論せず黙る
その場を離れる
嵐が過ぎるのを待つ
といった行動を取りがちです。
しかし著者は、こうした対応が
妻の不安をむしろ強めてしまうことがあると指摘しています。
夫が何も言わずに逃げてしまうと、
「ちゃんと向き合ってくれない」
「私の話は聞いてもらえない」
という思いが積み重なり、
夫婦関係がさらにこじれてしまうこともあるのです。
息子に関わる場面では父の役割がある
著者は特に、息子との関係に触れています。
母親が息子に対して
過干渉になりすぎる
小言が多くなる
否定的な言葉が続く
こうした状況が続くと、
息子の自尊心や自信に影響することがあると言います。
もし父親がその場面で何も言わなければ、
息子は
「お母さんが絶対」
「お父さんは守ってくれない」
と感じてしまうかもしれません。
だからこそ父親は、ときには
「それは少し言い過ぎかもしれない」
「今は見守ってあげてもいいんじゃない?」
といった形で、
やんわりと線を引く役割があるとされています。
大事な場面では逃げずに向き合う
もちろん、日常の小さな口論では
「共感」や「受容」が大切です。
しかし、
子どもの自己肯定感を傷つける
家族の価値観が大きくゆがむ
と感じる場面では、
夫は逃げずに妻と向き合う必要があると著者は述べています。
そのとき大切なのは、
感情的にぶつかることではありません。
例えば、
「私はこう感じた」
「息子のために、ここだけは大切にしたい」
というように、
自分の価値観と理由を丁寧に言葉にして伝えることが
重要だとされています。
妻と対峙するときの伝え方
対話の際のポイントも紹介されています。
それは、
相手を責める言い方をしないことです。
例えば、
「君の言い方は間違っている」
と伝えるよりも、
「さっきの場面で、息子が傷ついているように見えた」
「男としての自信をなくしてほしくない」
というように、
守りたい存在(子ども)を中心に語ることが大切だとされています。
また、一度で理解してもらおうとするのではなく、
「大事なことだから、何度でも話そう」
という長期的な姿勢で向き合うことも重要だと書かれています。
まとめ
夫婦関係では、
共感や受容が大切だと言われます。
しかしそれだけでなく、
ときには逃げずに向き合う勇気
も必要なのかもしれません。
特に子どもに関わる場面では、
父親としての視点や価値観を伝えることが、
家族のバランスを整える役割になることもあります。
「対立する」のではなく、
家族を守るために対話する。
そんな姿勢が、
よりよい夫婦関係につながるのだと感じました。
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