18.【乳がん】手術の日(入院2日目)【入院から退院まで】
こんにちは。平成おばさんミツクニです。
前回までは、入院時の様子や検査についてお届けしました。
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そして今日は、待ちに待った(?)手術の日。
長年連れ添った左胸とお別れする日でもありました。
手術当日の朝
7月15日(水)
6:45、セットしていた目覚ましよりも少し早く目が覚める。
7時以降は水分補給もNGとなる絶食絶水タイムになるため、今のうちに飲めるだけ水分を摂っておくことに。
今朝は夢を見た。
「いつの間にか知らない会社に就職しており、知らない取引先に向かうタクシーの中。そこに、45歳で大腸がんを患った先輩が再び先輩として登場する」という内容だった。
ちなみに彼は、抗がん剤治療はせず手術だけで寛解に至ったという強者である。
10:00、点滴を受けるため、手術着に着替える。
担当の看護師が3人、うち2人は新人のようだった。
以前の記事でお話しした通り、私は血管が浮き出にくいため、注射は「左手希望」だ。しかし今回は左胸の手術なので、点滴は「右手」にしなければならない。
採血のように肘の内側の太い血管を使えないため、難易度はさらに跳ね上がる。
ベテラン看護師から「女子力が高い血管」と何度も言われつつ、ペシペシ叩かれたり温めたりされながら、なんとか挿入してもらえた。

12:20、夫から「病院に到着した」と連絡が来る。
手術予定時間は15:30だったが、前の手術の進み具合によって繰り上がることがあるため、家族は早めに控室で待機する必要があった。
いざ、手術へ
17:20頃、予定より2時間以上遅れて、「17:40にオペ室に入る」とわかった。
家族控室に向かい、貴重品やギリギリまで着ていた上着を夫たちに預ける。少し言葉を交わしてから、いざオペ室へ。
本人確認のため、名前やアレルギー、手術部位を聞かれ、手術台に横たわると手際よくさまざまなモニター類が装着されていく。
担当の麻酔科医は、診察時の女性医師ではなく年配の男性医師だった。
「まずは意識がふわふわする薬剤を入れていきますねー。深く深呼吸してください」
あー、この感じ覚えてる。
以前、虫垂炎の手術を受けたときは「眠くなる薬剤入れますよ。はい、1、2、3、4、、、」と数えられ、寝落ちする感覚もないまま一瞬で意識が吹き飛んだのを覚えている。
今回もそうだろうと声がかかるのを待っていたのだがーー
次に気づいたときは、肩をトントンと叩かれながら起こされている最中だった。
「ミツクニさん、聞こえます?終わりましたよー」
頭の中は驚愕で満ちていた。
まず、「えっ、もう終わったの?」という驚き。
そしてもうひとつ、直前まで読んでいた乳がん体験記に「麻酔中は夢を見ない」と書かれていたからだ。
しかし、私は夢を見ていた。内容までは覚えていないけれど、絶対に夢を見ていたのだ。
そんな二重の衝撃に包まれている間にも、看護師たちはテキパキと動いていき、私を手術台からベッドへ移してオペ室をあとにした。
術後の再会
時間はすでに20:00を回っていたため、病棟での通常面会は終了していた。
そのため、オペ室と家族控室をつなぐ廊下でほんの数秒だけ家族と面会することに。
遠路はるばるやってきた義両親は、観光をする時間もなかったはずなのに「そんなこと気にしないで。無事で良かった」と優しく声をかけてくれた。
夫も「よく頑張ったね」と労ってくれた。
私としては、長い時間を無駄に待たせてしまったことが、ただただ申し訳なかった。
術後とはいえ意識は思いのほかしっかりしていたので、各所へスマホで連絡を入れることにした。
一番に連絡したのはAさんだ。前日に「明日手術します!」とメッセージを送っていたのだが、今日の朝一番に励ましの連絡が来ていたのもAさんだった。
何度も背中を押してもらい、感謝感激である。
続いて実家の両親へ。
返信をくれたのは父だけだったが、既読にはなっているので母院も伝わっているはずだ。
携帯歴自体は母の方が長いのだが、操作方法は父の方が詳しいため、グループLINEで母から返信が来ることは滅多にない。
きっと実家では「お父さんが返信しておいて」とか、「お父さんが返信してるんだから(返信しなくて)いいじゃない」なんていう会話が繰り広げられているのだろう。
麻酔が切れる夜
21:00(術後1時間)、振り返ってみると、この時間が一番痛みが強かった。ちょうど麻酔が切れるタイミングだったのかもしれない。
とはいえ、虫垂炎の時のように腹筋に穴を開けたわけではないからか、傷口そのものの痛みはほとんどなかった。
主に感じたのは、今後もしばらく付き合っていくことになる脇から傷口にかけての引きつるような痛みくらいだった。
看護師がチェックに来るたびに「睡眠薬の処方もできますからね。ただし23時までの処方になります」と教えてくれた。ギリギリまで自然に寝るのを待っていたが、結局目が冴えた状態が続いたため、22:00頃に睡眠薬を処方してもらうようお願いをした。
点滴での投与だったため即効性こそなかったが、時間が経つにつれてじわじわと聞いていき、気づけば自然な眠りに落ちていた。
【注意点・安心ポイント】
・喉の渇きは意外と平気:
点滴で水分が補給されているため、喉の渇きはあまり感じなかった。
・手術着の着替えの際はパンツ以外は全部脱いでおこう。
※万が一肌着を脱ぎ忘れても、点滴を一時的に外して脱ぐことができるのでご安心を。
オペ室まで歩いていく場合、上着を羽織って移動することができる。
・点滴の失敗にご注意:
血管が見えにくく点滴を失敗されると、内出血が3週間ほど残ることがある(※個人差あり)。
・家族控室の人数制限:
病院によって異なるが、私が利用したがんセンターは「1患者につき2人まで」だった。今回はご厚意でお目こぼししてもらったのか3人で待っていたらしいが、他のご家族の手前もあるため、ルールは守りましょう。
・水分解禁のタイミング:
術後6時間が経過するとお水が飲めるようになる。朝一番の手術であれば、夕方〜夜には解禁されるイメージ。
※喉に挿管していた影響で水が気管に入りやすいため、最初の水分補給は看護師の立ち会いが必須となる。
ここまで時系列で書き進めてまいりましたが、このスタイルを続けると「入院中、毎日ほとんど同じことしかしていない退屈な日記」になること間違いなし!
というわけで、次回からは時系列ではなく、「印象に残った出来事・テーマごと」に記事をお届けしていこうと思います。
